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『局アナ 安住紳一郎』(安住紳一郎 著)

【内容】
テレビの司会やラジオで活躍しているアナウンサーの安住紳一郎のエッセー本。


【感想】
安住紳一郎のラジオリスナーなのですが、ラジオで話す時の感じともちょっと違って、もう少し砕けた感じでした。ラジオのフリートークのネタ帳を覗き見ているようでもあり、著者の器用さを感じた本でした。
ラジオでも話題にしていたチアリーディングで全国制覇したお姉さんの話など、ラジオのトークとは違った描写の仕方をしていたりして、そこら辺も興味深く読みました。

2006年の本なので、もうかれこれ17年前ということもあり、今ほどはテレビで確固たる地位を築いていない時期のこともあり、文章からも若さを感じるなあと…


たまに著者が出演しているテレビ番組などを観ると、じいっと共演者を分析しながら司会などしている感じが伝わってくる気がします。
司会者やアナウンサーだけでなく、ビートたけしや黒柳徹子、三谷幸喜など、一癖も二癖もある人たち共演していても、共演している方も試されている感が伝わってくるんじゃないかなあ…


この本の元になった連載の話を持って来た編集者自体もネタにして、しっかり話の1つにしていたりして、そういうところが、生き馬の目を抜くテレビ・ラジオ業界の一線で活躍し続けられる理由なのかとも思ったりしました。

https://bookmeter.com/books/105545

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