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『量子力学の多世界解釈 なぜあなたは無数に存在するのか (ブルーバックス)』(和田純夫 著)

【内容】
量子力学を数式などを使わないで解説した本。

【感想】
先日、久しぶりに長編SF小説『三体』を読んでみて、そもそも今の科学、量子力学ではこの世界をどう捉えているのかが気になって、読んでみました。

並行世界の話とか、「シュレーディンガーの猫」についての著者なりに解説しており、読んでいる時はなるほどねえと思いながらわかったような気になっていたのですが…
読み終わった後、なんとなく今のSF小説や映画やアニメなどの設定は、こうしたところから引っ張って来ているのだろうなあと思ったりしながら読んでいました。
どうも量子力学というのはいかようにも解釈の余地のある学問分野ということで、仏教を始めとした宗教的な世界観だったり、スピリチュアルだったりにも解釈の翼を広げられるようなものなのだなあということも伝わって来たりもしました。

どれだけそれが、今の自分の仕事や生活に役人立つのかというと、まあ関係ないだろうなあとは思いますが…
少なくとも、この本を読んでいた時の脳みその負荷と、この世界にはとんでもなく不可思議な世界や法則が隠されているいうことがわかり、視野が広がっただけでも、読んだ甲斐があったかなと思いました。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000372638

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