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【テニス】なぜ構えが必要か

皆さんこんにちは。加藤です。

テニススクールに通われている、または誰かに習った経験のある方なら一度は聞いたことがあるであろうワード

「しっかり構えてー!」

言われたことありませんか?僕はよくありました。笑

言われているときは「しっかりした構え」とは何ぞ?と思ってましたが、教える立場になって生徒さんを見た時に、ちゃんと意味が分かりました。

まず、しっかりしてない構えはどんな構えかと言いますと
・ラケットを片手で支えている
・ラケットがダラリと下がっている
・棒立ち

下二つは分かりやすいと思いますが、一つ目の「ラケットを片手で支えている」は、「何でダメなんですか」と聞かれることが多いです。

それは、

片手でより両手で支えて構えた方が、圧倒的に取り回しが楽だからです。

テニスラケットは大体が300g前後と、重さとしては500mlのペットボトルより軽いです。

では動かすときになぜ重さを感じるかというと、ラケットの重心の位置が関係してます。

ラケットの重心は上記写真の赤丸の部分になります。
重心から離れた位置を握るため、たとえ300gでも動かしたときに重く感じます。

試しに、重心部分を持ってみてください。グリップを握るより軽く感じるはずです。

構えの際は、利き手はもちろんグリップを握っておりますので、利き手と反対の手でこの重心近くを持ちます。

片手で重さを感じたままより、もう片方の手で重心近くを支えておいた方が、腕が疲れないですし、ラケットセットの際の取り回しも良くなります。

そしてその手は、構えからラケットセットに移る際に離せばよいと思います。

「しっかり構えてー!」

と、よく言われる方は、まず両手でラケットを構える(利き手と反対の手は重心近くを支える)をやってみてください。

準備動作まで少しスムーズになると思います。

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