GMAT纏め

今年3月にGMATの勉強をします、と宣言してから約半年。
3回の本番を経てスコアメイクが完了(720)したので、勉強内容、手をつけた教材を纏めておきます。
海外在住である事もあり(且つ額にも怖気づき)、所謂国内GMAT予備校は通っておりません(海外オンラインコースを一部使用しました)。

GMATは、一言で言うとよくわかりませんでした。大変だったようで大変ではなかったような…いや、大変か…というより辛い…?勉強しても力がついているのか良くわからない、闇の試験でした。受験料が高いのが痛いです。


点数推移

3月後半 勉強開始
7月後半 1回目 670 (Q47/V34/IR6、スコアキャンセルの為AWA不明)
9月後半 2回目 690 (Q49/V34/IR5、オンラインの為AWA無し)
9月後半 3回目 720 (Q50/V36/IR8/AWA5) 

Background

大学は私文。英語はIELTS 8.0。
受験での数学利用はセンター1Aのみ。

目標スコア

米校TOP 10を志望&GPA普通の為、日本人ボーダーラインになりそうな720(V36-38/Q50-51)に設定しました。米校TOP 10全体の平均点は720-730ですが、日本人の場合ミニマム700、理想720くらいで十分な感じです。欧州TOPなら650-700で十分と思われるので(LBSは700が理想?)、志望校とご自身のGPAに合わせて目標スコアを設定されるのが良いかと思います。

基本的な勉強方法

上述通り日本の塾/予備校は通学不可、且つ高すぎるので検討せず、参考書や海外のオンラインコースを使用。海外オンラインコースは日本のものに比較して結構リーズナブルなので良き。

勉強を始めてから1-4ヶ月は色んな参考書やオンラインソースを使って問題を解きまくっていたが、次第にこの方法に飽き、5-6ヶ月目はモックテストを受けてはその復習という勉強方法にシフト。
Question Bankは解いているうちにどうしても飽きて勉強を中断してしまうので、Quant 31問、Verbal 36問を強制的に解かされるモックテストを受けまくるこの方法は個人的には合っていた気がする。

VerbalはSCの基礎を学んだ後は、自身の単語力や読解力、あとは運!と途中から感じたので、勉強優先度を落とし、代わりにQuantの50-51確保を目指すことにした。モックテストでもVerbalは32-42点くらいとばらつきがすごかった。尚勉強の代わりにEconomistを定期購読。1日2-3本読むように努めたものの、大体途中で眠りに落ちてしまっていた。
Quantは、問題自体は難しいわけではないのに良くわからない(DSのせいかな?)というイライラに延々と付き合わされ、最後まで解けている気はしなかったけど、問題をひたすらこなしまくることで、問題を見た瞬間に解法を導くことは自然に出来るようになっていた気がする。Quantのモックは悪くて48、良くて50と結果的に安定していた。
IR/AWAは対策なし。運(本番IR8だったけど、分からない問題も結構あったのでランクリが当たったのかもしれない)。因みに受験順序はQ->V->IR->AWA。

以上、独学の定義は不明ですが、予備校に物理的に行かなかったという意味では独学で学習を終えた。
尚、日本の予備校に通った事がないので何とも云えないけど、少なくともお値段はとてもお高くてびっくりするので、インド英語に抵抗感がない人(あったとしてもお勧めです)は、日本の予備校の門を叩く前に先ずはインド発のオンライン講座をチェックしてみるのが良いと思う。それらが合っていなかったら日本の予備校を検討すれば良いと思う。絶対安く済みます。
Gmatclubのdealから無料体験も出来るし、値引きもゲット出来るので合っているものが見つかると思う!(ただ、レビューにサクラが多いので注意…)
私は後述通り、Experts Globalにお世話になりました。

モックテスト

結果計30回程模試を受験(IR/AWAはランクリでパス)。
平均点は710点程で最終的なスコアとそう変わらない結果に落ち着いた。

Gmat Prep 
言わずと知れた公式。1&2は無料、3&4、5&6は購入必要(各49.99USD)。
割と大切に受けた。先ずは復習はせず放っておいて、しばらくしてから2回目受けたり、復習したり。
Experts Global
モック15個(!)で50USD。Online Full Courseでも半年で175USDとお安い。豊富なQuestion Bank、解説ビデオとモックももちろん全部ついてくる。モックのUIは本番とかなり近く、評判が高い。但し、問題は本番より簡単、且つ良いスコアが出るので自信がつきます。解説が偶に適当(特にSC)。
Veritas Prep
モック7個で49USD(1個なら無料)。Question Bankも無限についてくる。モックのレベルは高めに感じた。UIは良くないが、IR/AWAを事前にキャンセルできるのが有難い。
GMAT Club
GMAT対策で有名なこのサイトでも1回無料でモック受けれる。難しくて泣いた。課金すればもっと受けれる。
Manhattan Prep
1回無料で受けれます。難しくて有名。泣いた。課金すればもっと受けれる。
Kaplan
1回無料で受けれます。難しくて泣いた。課金すればもっと受けれる。

モックテスト点数推移

Gmat prepとの点数相関性が気になるとのお声を頂いたので。こんな感じでした。700近く出そうかな、と思ったタイミングで受験しました。

7月 Gmat prep 680 / 660 / 690 
7月後半 本番1回目 670 (Q47/V34/IR6、スコアキャンセルの為AWA不明)
8月 Gmat prep 690 / 720 / 700  (8月は計17回モックテストを受けた)
9月後半 本番2回目 690 (Q49/V34/IR5、オンラインの為AWA無し)
9月後半 本番3回目 720 (Q50/V36/IR8/AWA5) 

教材(お世話になった順)

GMAT Toolkit (アプリ)
GMAT Clubのアプリで3,000円課金するとQuant死ぬほど解ける!(但し問題の質はバラバラ、でもソート出来るので問題なし!)
色々試した中で一番コスパ良かった。ipadでやれば、半透明になった問題の上から計算式を書けるので、机の場所を取らずに済んで、とても良い(説明が難しい)。
ただ、書き心地はあまり良くない。

OG (Official Guide)
3冊全部オンラインで!Verbal/Quant Dedicatedの方が問題レベルは低めに感じたので、1回で終了。総合版は2回くらい+間違えた問題は定期的に回した。

GMAT Official Advanced Questions
難度Hardのみを集めてくれた公式問題集。 これも間違えた問題を中心に2回くらい。

Experts Global(所謂オンライン講座)
前述したExperts GlobalはQuestion BankやVideoも豊富。
適当なSCの解説を除いて、総じて満足なプラットフォーム。モックテストも含めて問題は殆ど解いてお世話になった。175USD/4ヶ月コスパ◎。ビデオはインド英語なので苦手意識ある方は注意。

ジェイマス(Quant)
マスアカと悩んだが王道じゃない方を行きたい気持ちが強く、こちらで。高い。
Quantの勉強を始める際の教材とした。数学の基礎復習にぴったり。一冊目にどうぞ。
ちょくちょく難しい問題もあるので、他の教材を勉強している際も偶に間違った問題をrevisitするように努めた。

Advanced Quant, Manhattan Prep
高地トレとして有名なManhattan PrepのAdvanced Quant。難しい。問題集のラスト半分は分からない問題がたくさん!1周して満足した。Q49-50狙いなら出来なくて全然だいじょうぶなので、やる必要はない(結論)。

Ready 4 GMAT(アプリ)
無料!アプリのUIも悪くないので移動時間などにVerbalをこなすのにちょうど良い。

Magoosh (アプリ)
勿論課金版もあるが、無料でもQuestion Bankにアクセス可能。ipadでVerbalやるのにちょうど良く、暇な時使っていた。解説も詳しいのでお勧め。

GMAT Sentence Correction (Verbal)
Manhattan Prepの有名な本。GMAT SCの基本を理解できた。 一冊目にお勧め。

Target Test Prep (Quant)
4ヶ月で30,000円くらいのQuantで有名なOnline Course。兎に角問題数が多いので、数学を忘れてしまっている人には始めのステップとして良いかも。一通りやった。作りはやけに確りしており、感動を覚えるレベル。
Mock機能が全くないのが残念ポイント。問題傾向も本番とは少し違うかも、且つレベルも低めか。
Verbalも2020年9月時点でPre-launchしているが、問題は難しすぎ意味不明と感じたので個人的にはおすすめしない。

The PowerScore GMAT Critical Reasoning Bible (Verbal)
1周。CRとはこんなものか、という感じでそれ以上でもそれ以下でもない。評判は良いらしいが個人的にはそこまでオススメじゃない。

参考書集めるのが大学受験の時から好きなので、我ながら色んな教材に手をつけすぎたとは感じるけど、ケリがついて良かったです。
CAT方式という特性からか、出来るようになっている感覚がしない、闇のテストでした。

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