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20年ぶりに韓国ドラマを見たら日々の嫌なことも忘れさせてくれるエンタメ度MAXの完璧な現実逃避装置だった~韓国ドラマダイアリーVol.1

私は今まさに韓国ドラマに日々の疲れた心が癒されている。

そこにたどり着くまでに20年もかかってしまった。

初めて韓国ドラマを見たのは「冬のソナタ」だった。

2003年に日本で放送され、韓流ブームが巻き起こった。

キャストの魅力、ストーリー性、トキメキ、ハラハラ、感動。
「冬のソナタ」は今の韓国ドラマの原型とも言えるエンタメ要素てんこ盛り(もちろんお決まりの記憶喪失も!)の作品で私も大いに楽しんだ。

しかし、私なんかより遥かに世の多くの奥様方は深く韓国ドラマの沼にハマったようだった。

ドラマのロケ地を巡る韓国ツアーや主演のペ・ヨンジュンは“ヨン様”の愛称で人気を集めて、2004年に初来日した際には、空港にファンが約3500人殺到した。これは最近のKPOPの追っかけのレベルを遥かに超えた熱狂ぶりだった。

ヨン様ことペ・ヨンジュン、イ・ビョンホン、チャン・ドンゴン、ウォンビンは“韓流四天王”と言われていたような気がする。

また「冬のソナタ」「秋の童話」「夏の香り」「春のワルツ」は“四季シリーズ”と呼ばれ「宮廷女官チャングムの誓い」などの韓国ドラマの人気は続いた。

でも、私は日本映画学校に通っていた時期で「冬のソナタ」を見た後、韓国ドラマよりも韓国映画を中心に惹かれた。

「殺人の追憶」「オールドボーイ」「親切なクムジャさん」そして「パラサイト」それ以外にも多くの力強く心揺さぶる韓国映画に魅せられた。

その後、韓国ドラマからK−POPに移行した第2次韓流ブームも起きた。

2001年にBoA、2005年に東方神起、2009年にBIGBANG、2010年にKARAと少女時代が次々と日本デビューし、ブレイクし、大みそかの『NHK紅白歌合戦』にも出場。私は「少女時代の眩い美しさ」に魅かれたものの、当時もどっぷり映画にハマって映画業界にいたのでそこまでハマることはなかった。

そして、それからだいぶ年月が経った。

振り返ると驚くことに私は冬ソナから20年近い長い年月、韓国ドラマを見ていなかった。時に20話以上ある長さも遠のく要因だった。またメロドラマが多く、冗長に感じたので、より短い時間で濃密な2時間を過ごせる映画を中心に見てきた。

そしてその間、私の傍らでは母と妻が片っ端から韓国ドラマを見続けていた。良く飽きないなあと思いながら、2人で盛り上がるイケメン俳優の魅力を流しながら聴いていた。

ちなみに今年85になる母の最近のお気に入りはチャウヌらしい。

それから長い年月が経って、2021年8月下旬にKPOPオーディション番組「ガルプラ」の出逢いからKPOPにハマり、同年11月から「青春という名のKPOP」連載を開始した。

この頃、2020年のコロナ禍以降の世界的な韓流が第4次ブームと言われているが、音楽ではBTSが世界を席巻し、映画では「パラサイト」が初めてアジア映画としてアカデミー賞作品賞を受賞し、更に“おうち時間”が増えたことでストリーミング視聴が急増して、特にNETFLIXで配信された『愛の不時着』『梨泰院クラス』『イカゲーム』が人気を集めていた。

そんな時、長男と次男が立て続けに見て面白かった!と言っていたドラマが

「イカゲーム」だった。

「冬のソナタ」(1本目)→(18年の空白)→「イカゲーム」(2本目)という全く脈絡のない転換。

でも結局私は、第1次韓流ブームに乗っかり、「冬のソナタ」を見て、第4次韓流ブームに乗っかり、「イカゲーム」を見たただのにわかミーハーである。

一方でこの20年近く韓国ドラマの人気の火種は消えず、母と妻のように多くの女性は見続けてきたのだと思う。もう生活の一部となるくらいに。

その後、流行っていた「梨泰院クラス」(3本目)を見た。その時「愛の不時着」にはなぜか惹かれず、観なかった。「梨泰院クラス」はエネルギッシュなドラマで見る度に力が漲るような力強いドラマだった。

私はこのドラマに影響を受けすぎてこんなエッセイを書いていた……笑

改めて上の恥ずかしいタイトルのエッセイを読むと影響受けすぎてサムッ!笑

そして私が見た4本目の韓国ドラマは同僚の女性に薦められた
「マイディアミスター」(4本目)というドラマ。私が大ファンのIUが出ていた。すばらしいドラマだった。心がじわっと温まるような作品で、主人公のイソンギュンが特に素晴らしかった。だから昨年彼が亡くなった時、本当に残念で哀しくたまらなかった。

だが、こうして2021年の暮れに3本の韓国ドラマを見て以来、またしばらく韓国ドラマから遠のいた。とにかくKPOP熱が加速し、それ以外に時間をかけれなかったのだ。

でも、2年が経ち、今、初めて継続的に見始めている。

昨年11月に見た「今日もあなたに太陽を~精神科ナースのダイヤリー」(5本目)は本当に身につまされるリアルで哀しくて可笑しい素晴らしいヒューマンドラマだった。

その後に私は毎週新たな韓国ドラマを会社の行き帰りに観ている。

「ザ・グローリー」(6本目)
怒涛の展開と迫力が凄かった!次から次へと展開する復讐の連鎖に爽快感さえ感じてしまった!

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(7本目)
とても面白くてためになり、ウ・ヨンウの頑張っている姿に勇気をもらった!

そして、今遂に私は

「愛の不時着」(8本目)を観ているのだ!(まもなくクライマックス)
もう笑って、泣けて、最高のエンターテインメント!(気づくの遅い 笑)

主役の2人も最高!実際にも結婚して良かった!
脇役もみんな面白すぎ!

これはヒットして当然の作品だと心底思った。
見終わって感想記事を書きました!完全に「愛の不時着」ロス!笑

こうして約20年の空白を経て、たった8作しか観てない私は今、韓国ドラマに日々癒されている。

最近、息子の体調と受験のこと、両親の介護のこと、仕事と夢の葛藤のこと、悩みは尽きず、胃の痛みがある時もあり、時に気持ちがガクンと下がる時がある。

そんな時に、私は韓国ドラマを見たら、次の展開が気になって日々の嫌なことや不安も忘れさせてくれることを知った。

これはまさにエンタメ度MAXの完璧な現実逃避装置!

人生の心の癒しとなることを今になって知ることができた🤔(遅い!遅すぎる!)

ということで映画レビューや青春という名のKPOPに続き、韓国ドラマダイアリーの連載を開始しよう!

それにしても私はビギナーの中のビギナー。

私が空白時間を過ごしてきた時も、韓国ドラマを楽しみ続けてきた多くの諸先輩方、是非お薦めドラマを教えてください☆彡

新たな楽しみと心の栄養になるようなドラマを求めています。

新たな趣味ができてよかった!

今日も寒いですがファイティン!

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