逃げ切れない世代のドクターに 中身なさすぎて無料

自分で言っておいて何ですが、そもそも「逃げ切れる」の定義は何でしょうか。勿論人によって逃げ切れるの定義は変わると思ってます。

そこそこお金の心配をせずに老後を暮らせる、今の生活を維持できる、子供を2人育てることができる、子供を私立医大に行かせてあげられる、孫の世代まで安定した生活ができる。このように逃げ切れるのレベルによって難易度は当然違うし、必要なお金が違ってきます。何を当たり前のことをと言われそうですが、ゴールが違ってくると難易度も変わります。高尾山に登るのか、富士山に登るのか、エベレストに登るのかで難易度は違いますし、100m を全力で走るのとフルマラソンを走るのかで鍛える筋肉も変わってきます。

結局この辺のことが分からないからいくら貯めても不安が残ってしまうと思うんです(まさに私です)。
これって生命保険を過剰にかける人と同じで、結局自分が死亡した後どれぐらい残した家族に資産が必要なのか、またそれは公的保険等(遺族年金等)でどれぐらい賄えるか理解してないがゆえに過剰な生命保険に入り、保険屋の養分になっている状態と変わりません。

↑必要な最低限保険が何か、公的保険は何をカバーしてくれるのかを書いてるので良かったら参考にしてください。

そうはいっても将来のことなんぞ絶対に分かりませんので、必要と思われるお金は分かりません。もちろんあなたが50代で子供も国立の医学部に行き、家のローンも完済していれば、必要なお金は簡単に計算できます。そのうえそんなに予定外の出費も勤務医ならなさそうで、逃げ切り体感度99%です。では今レジデントならどうでしょうか?結婚相手、子供の数、子供が出来やどこに住むかで大きく必要なお金も変わってきます。逆に現在レジデントでも将来結婚もせずに子供も絶対に持たないなら、多少医者が稼げなくなっても逃げ切り度体感度は相当高いと思います。ただそうではなく将来は結婚したり、子供を持ちたいレジデントは逃げ切れるかどうかは一番気になるところです。正直全ての医師に提示できる逃げ切りの目安はないですし、自宅の太さ、年齢、体力、どれぐらい今稼いでいるのか、現在の金融資産やローン残高、診察科、子供の数、子供の学歴や身体レベル、配偶者の収入性格やどこにお住まいかなどのパラメーターが多すぎて逃げ切りに必要な金融資産(当然金融資産だけが逃げ切りの条件ではありませんが)がどれぐらい必要かと言い切れるのは占い師か詐欺師ぐらいだと思います。

対策としては
先に把握する
固定費を下げる

先に把握するとは今の生活ならいくらtotal必要そうかと言う概算を超えて、例えば顔だけ良い派手目のインスタ好き嫁と結婚したので下手すると私立小+都心区のタワマン必須なのでそもそも逃げ切れずに来世に期待とか、地方の先生で嫁も近所のイオンに行くしかお金使わないし私立とかも馬鹿な高校しかない地方だとお金をかけれるところがないとか、色々頑張ったけど子供は授からなかったとかで必要なお金は変わると思います。人生が固まるにつれてアバウトでも良いので紙に書いてどれぐらい要りそうかを把握してください。勿論何度も言いますが人生不確定要素が大きすぎて上振れも下振れもしますが。都会、インスタ専業主婦、タワマン、既に子供が私立小学生の我利我利亡者パターンか田舎、嫁は高校教師、上モノ入れても5000万で豪邸、私立は甲子園に行く野球強豪校しかないので高校まで公立確定なのかを把握しましょう。

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固定費を下げるは毎月の固定費を下げることも大切ですが、固定費を下げにくいものは極力そもそも買わない事です。これからは医師の給料は下がります。必ず下がりますし、どれぐらい下がるかは分かりません。ネガティブな事は聞きたくないと思いますが絶対に医師の実質給料は下がります。そのうえで今の給与を前提としたローンは危険かと思います。矛盾することを言いますが、今後確実に値上がりするならローンで購入もありです。今の40前後の医師で資産を意図せず築いたの方は早いうち特に2012年迄に都心マンションを購入した医師です。値上がりを見越せるならローン購入もありだと思ってます。私は買えたにもかかわらず、買わなかった大馬鹿やろうなので今のとこ今後も不動産購入はしないつもりです(まぁ分かりませんが)。話がずれましたが資産性のないものの固定費を上げるのが給与が下がるなかで1番の愚策です。せめて値段の大きく下がる自動車などのローン購入は控えたいものです。個人的にローンで買ってもいいと思っているのは、やはり住宅のみです。住宅ローンも頭金を入れるなりして、レバレッジを抑えて欲しい。ローンで家を購入するということは、FXや株式の信用取引と同じ行為であり、その行為の善悪は問わないが、リスクについては極大化してます。

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私は能力のがないこともあり悲観的になりすぎる傾向があり、貯蓄に励みましたが、その世代にしかできないことというのもあると思います。例えば、子供を持つ、子供と一緒に旅行に行く、そういったその時代にしかできないことにお金を使うのは有意義なことであると思います。そのへんは貯蓄or思い出作りの0 1の議論ではない事を理解して欲しいです。






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