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Talent<Grit

2週間前の記事で触れた動画について少し考えてみようと思います。

高校1年生に、これからの学校生活を過ごす上で、
エールを送りたいと思い紹介した動画がこちらです。

彼女は、アンジェラ・リー・ダックワースさん。
経営コンサルをしていましたが、
27歳のとき、NYの中学校で数学の教師になりました。

その時に、成績が良い子どもが必ずしも
IQが高い訳ではないことに気づいた彼女は、
その後大学院で心理学を学びました。

そこで発見したのが、「やり抜く力(Grit)」こそが、
成功につながる要因であるということです。
アンジェラさんはこう述べています。

Every day, parents and teachers ask me, “How do I build grit in kids? What do I do to teach kids a solid work ethic? How do I keep them motivated for the long run?” The honest answer is, I don’t know.毎日、親御さんや先生に聞かれます。「子どものやり抜く力をどう育てるか? 学習意欲をどう教えるか? どうやって長い間モチベーションを保たせさせるか?」正直なところ、分かりません。

What I do know is that talent doesn’t make you gritty.分かっているのは、才能とやり抜く力は違うことです。

教師として、この研究に対してとても共感できます。
肌感覚ですが、才能があるよりも地道に努力できる生徒が、
大学受験でも成果を上げている傾向があるように思います。
部活動でも同様に、センスがあっても練習をしない生徒は、
大切な大会で結果を残すことができない。そんな姿をよく見ました。

In fact, in our data, grit is usually unrelated or even inversely related to measures of talent.事実、データによれば、やり抜く力は才能の高さとは通常関係がなく、むしろ反比例さえしているのです。

反比例しているとは驚きでしたが、
研究の結果なので、事実としてしっかりと生徒に伝えました。
来月には、2回目のワークショップを行います。
それまでに、どんなことをやり抜いてくれるのか、
楽しみにしています。

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