薬剤師国家試験浪人の一年間
薬剤師国家試験(108)で不合格になり、浪人することを決めました。
ネットで勉強法や国試浪人としての生活について調べ、皆さんが残してくれた情報にとても助けられました。
未来の薬剤師国家試験の受験生の一助になればと思い、自分も1つの情報として、ここに残します。
浪人としての生活
予備校
薬ゼミの1年コース(5月から登校する)に通いました。
〇勉強
・週間テスト前に範囲の確認テストを解く
・月間テスト前に範囲の確認テストを解く
・授業中に分からないことはその日に質問する
・自己学習は青問
・苦手範囲は白問
〇生活習慣
・毎日、10時までには寝る。勉強で寝不足にならないようにする。
・毎日、散歩やストレッチをする。
〇浪人する前のイメージと実際に浪人して異なっていたところ
・自分の勉強法を確立させて自信を持って過ごせるはず?
→国試直前でも正しい勉強が分からず、知識が抜けていかないか不安を感じながらがむしゃらに青問を解きまくる。
・睡眠時間はたくさんとっているのだから授業中は眠くならないはず?
→8時間くらい寝ているのに気を抜くと眠くなってしまう。国試当日も少し眠かった。
・分からない範囲や問題は他のところを勉強するうちに分かるようになるはず?
→確かにあとから分かることもあるが、ほとんどのことは何か月経っても分からないまま。土日の自己学習や質問でしっかりと対策すべきだった。
・国試当日には分からない範囲なし!解けない問題なし!完璧ですわの状態になっているはず?
→国試直前でも分からない、覚えていない範囲が多く、青問しか解いていないのにその青問に解けない問題を残したまま国試本番に突入。
浪人時代の点数の推移
国試と模試の点数
薬ゼミ月間テストの点数
・〔正答数 / 問題数〕として記載しています。
・メモしておらず分からないところは不明と記載しています。
国試や浪人を経ての感想
模試、国試に関わらず、自己採点するとなんで点数取れているんだろう?という状態でした。運が良かっただけなんじゃないか、本番ではやらかすんじゃないかという不安を感じることも多かったです。
国試本番は解いていて、これだ!これが正解だ!と思えることが少なく、もうだめなんじゃないかと思いました。
本番中もふと、自分の1年の何がわるかったんだろう、青問だけじゃなくて、しっかりと青本を暗記しなきゃだめだったのかな、なんて思いもぐるぐるしていました。
見直しではとにかく1点あげることよりも1点下げないことを意識しました。残り時間で分からない問題に時間を費やすのではなく、他の問題で読み間違いがないか、マークミスや正答数の勘違いをしていないか等に時間を当てました。
国試が終わって感じるのは、現役の頃の自分に足りなかったのは、分からないことを分からないまま勉強し続ける根性だったんじゃないかと思います。いまもその根性はありません。
現役のころは分からない範囲、何度解いても覚えられない問題が膨大で、勉強そのものが嫌で投げ出してしまいました。
膨大にある分からないことが数か月には分かるようになるイメージが持てなかったです。
しかし、浪人で勉強を投げ出す自分がより良く変化できたわけでもありません。予備校の授業や先生への質問で分からない部分を減らしてもらうことで、なんとか勉強していました。
浪人中は平日は授業があるので、授業を受けるだけでも一日は過ぎていきます。自分の思いとは関係なく授業によってコンスタントに勉強を続けられたのは現役の頃との大きな違いです。
自分に大きな変化はなく、環境というものに沢山助けてもらったというのが率直な思いです。
国試の浪人はこんな感じでした。
なにか参考になることがあれば幸いです。
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