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精神疾患の研究と世界で初めて投薬無しで乗り越えたエピソード4 統合失調症を発症し、精神病棟への強制連行と、日本の精神医療の実態を知る

1.2015年1月に、Twitterでイスラム国戦闘員と喧嘩して統合失調症を発症したときの不思議な体験
2.精神病棟への強制入院から、日本の精神医療の実態を知ったこと


1.2015年1月に、Twitterでイスラム国戦闘員と喧嘩する日々を送っていた私。
ある夜睡眠不足が重なって疲労がピークに達していた時、急にTwitterの設定画面が変わったりプロフィールが変更される事態が起きました
。最初はハッキングをかけられているのかと思い、手動で画面と文書を元に戻しました。

次の日もTwitterをしていると、その当時画像を伊勢神宮の鳥居の写真にしていたのですが、
画像が急に歪み始め、天照大神のイメージが画面の中に浮かびました。

目の錯覚かと思い、気にせずその日は寝ました。

次の日、会社の昼休みにネットサーフィンをしているとまた、HPの画像が歪み始め、文字が勝手に動き始めました。
こちらも目の錯覚かと思い、気にせず家に帰りました。

定時で帰宅すると、駐車場から自分のマンションの部屋の明かりが点いているのが見えました。妻と息子はまだ帰ってきていないはずだと思い、何故か怖くなり家には帰らず、近くのセブンイレブンに行きタバコを買って店の前で、タバコを吸いました。


店の前に一台の軽自動車が停まっていて、運転席に中年の女性が座っていました。
ふとその人の顔を見た時に、鬼の様な形相で、彼女の顔が突然、フロントガラスを通り越してこちらに迫ってくるイメージを見ました。

幽霊やお化けを見た様な、恐怖心を覚えて、退けぞりましたが、私は元々理系で、大学で化学を専攻していたため、そんな非科学的なことは起こるはずはないと冷静になり、多分目の錯覚だろうと思い、お腹も減ったので近くのラーメン屋に行きました。

そこのラーメン屋は私の行きつけで、何度も訪れていた店でした。大好きなラーメンを注文し、待っている間、店に置いてあった本を読みました。タイトルを忘れてしまったのですが、
その本にこう書かれていました。

「あなたは本音で、周りの人に話してはいけない。周りの人は、あなたほど強くは無い。声を大きくして話してはいけない。周りの人が驚いてしまう。」

私は、その文章を読んだ時に、この本に違和感を感じ、明らかに何かがおかしいと感じ初めてました。こんな本は読んだことがないし、ここ2、3日の出来事は、目からの情報に対して、脳の認識に歪みがあると考えました。

明らかに違和感が大きくなってきて、まるで私が異次元の世界に迷い込んだような感覚を覚えました。

それは、今までに無い恐怖ではありましたが、内心ちょっと面白くなってきました。

これは明らかに、現実世界が歪んでいるのか、もしくは私の認知機能が歪んでいるのかの2択だったからです。

もし、人の認知機能の歪みによって視覚情報に誤りが生じるなら、
果たして現実世界とは何か?

人の感覚を通して映される仮想世界に過ぎないとその時悟りました。

ラーメンが到着し、美味しく食べていると、女性の店員さんが、店のコショウを入れ替えていました。

なんとなく眺めていると急にコショウの容器を激しく振り始めたのです。

そのあまりに異様な光景に驚きましたが、多分目の錯覚だろうと思い、家に帰りました。

帰宅して子供をお風呂に入れて、私と子供があがったあと妻が入浴している時の事でした。子供にオムツを履かせようとした時に、子供が急に足を見えないほどの速度でバタつかせ始め全くオムツを履かせることができません。

焦った私は妻を呼び、足がバタバタしすぎてオムツを履かせられないと伝えて、ふとテレビを観ると岡村隆史が料理番組に出演していました。
何かの生地をこねていたのですが、突然画面が早送りになったように見えました。

違和感を覚えた私は、何か現実世界がおかしくなっている事を改めて認識しました。

ふと飼っていた金魚と亀をみるとこちらは普段通りで何も変わった事がありません。テレビの画像は早送りになっているのに、何故動物達は普通なんだろうと不思議に感じました。

夜寝る時に妻が私にこう言いました。
「あなたは違う世界に行ってしまった。戻ってきて欲しい」
そう言われて泣かれました。

次の日の夜に、会社から帰宅して夕食を食べている時に私は、Twitterで相変わらずイスラム国戦闘員と英語で喧嘩をしていました。夕食を食べるのを忘れて、ヒートアップしていた時に、不意に妻に携帯を取り上げられ、そのまま携帯で思いっきり頭を殴られました。

私は普段から剣道で稽古していたので、携帯をかわしたり手で防御することができたのですが、その時は何故かあえて頭を殴られました。なぜそうしたのか今でも謎です。

頭を殴られた瞬間頭が真っ白になりました。
本当に映像として視界が無くなり、白一色の世界です。頭が真っ白になるって本当だったんだ。

異常な興奮状態になり頭から血が流れてました。またその時に自分の声が変わるのが分かりました。普段から低い声なのですが、その時は声が三重に重なり不思議な響きを伴って私はこう言いました。

「頭から血がでている!タオルを持ってこい!」

妻にタオルを持ってこさせ、止血し、その日は寝ました。

次の日、頭が痛むので会社を休みました。
妻は、私の異常事態を認識していたのでしょう。その日の夜に、栃木に住む私の弟と東京に住む妻の妹が呼ばれました。

「あなたの様子がおかしいから病院に行こう」

そう妻に言われましたが、私は自分の違和感を認識しつつも、まだ正常な判断をくだせると信じ、その提案を拒否しました。

次の日に会社に出社すると、上司に呼ばれて、やはり病院に行くことを勧められました。

自分では正常だと思っていましたが、やはり睡眠不足と連日のTwitterでのイスラム国戦闘員との喧嘩で、過度のストレスがかかり
統合失調症を発症していたのでした。


2.次の朝、出社前にコンビニでおにぎりとタバコを買って自宅マンションに行くと、マンションの前に見慣れないピンク色のバンが停まっていました。

窓にスモークがかかっていたのですが、車の中に5人ほど乗っているのが分かりました。
違和感を感じつつマンションに入ろうととすると突然マスクをした5人組が出てきて、
私にこう言いました。

「〇〇さんですか?今からあなたを病院に連れていきます」

突然の事で驚きましたが、妻が手配した、精神疾患者を強制連行する業者でした。こんな拉致みたいな事が平気で罷り通っているのがこの日本の精神医療の実態です。

私は断固拒否しましたが、相手が5人いた為、勝てるか分かりませんでしたが、かなり抵抗しました。普段剣道で鍛えていた私は、
バンに押し込まれそうになりながらもドアを閉めて抵抗しました。格闘すること10分、通りかかった自転車通勤のサラリーマンに助けを求めました。

サラリーマンの男性は、私たちの異常な光景にビックリして自転車から転げ落ちました。
私は男性に警察を呼ぶ様に言いましたが驚いて逃げていってしまいました。

最終的に、1人の男がベルトで私を拘束し、私はとうとう力つき、精神病棟へ強制入院させられてしまいました。

私の意思に関係なく入院させられた事に、大きな憤りを感じました。
入院当日は個室でカギがかけられた部屋で過ごしました。中は独房と同じで6畳ほどの部屋に監視カメラがつけられています。

夕食と薬が運ばれてきましたが、夕食を食べ、薬は飲んだふりをし吐き出しました。

続きは
エピソード4 精神病棟で会った愉快な仲間たち




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