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Fudangiのコンセプト(2)

新聞報道

第1回のブログでは、Fudangiの考案者、大村 泰の企画書に遡り、Fudangiに託した彼の思いを紹介しました。この第2回では、Fudangiに関する新聞報道を紹介します。

河北新報、讀賣新聞、朝日新聞
 私たちが、Fudangiの販売を始めたのは2020年の晩秋から初冬にかけてでした。
 無我夢中で半年余りを過ごしました。幸いなことに、2020年12月10日には河北新報が第1社会面で、翌2021年4月30日には讀賣新聞が仙台圏版で、同年6月16日には朝日新聞がweb版と宮城全県版で、Fudangiの紹介に紙面を割いて下さいました。
 2021年6月に朝日新聞宮城全県版に掲載された記事は、7月22日に四国/中国/石川・富山地域版に、また7月26日には兵庫県内各版(神戸、阪神、阪神三田、はりま、淡路、丹波篠山、但馬)に転載されました。

各紙の記事の見出しとリード
 各紙の取材ではFudangiの特徴や製品化の経緯、発案者の泰の闘病生活を中心に質問を頂戴しました。各紙の記事の見出しとリードを紹介します。

河北新報(2020年12月10日付け、朝刊、第1社会面)
見出し:「亡き息子闘病中に考案」、「仙台の夫婦製品化」、「入院服 普段着の装い」、「着替え簡単『気持ち明るく』」
リード:「仙台市泉区の元大学教授大村泉さん(72)と妻陽子さん(72)が、急性白血病で8年に及ぶ闘病の末、今年7月に亡くなった次男の泰さん=当時(34)=が考案した入院服『Fudangi(ふだんぎ)』を製品化した。2人は『楽に着替えられ、気持ちが明るくなるようにと息子が考え抜いた服を必要とする人の元へ届けたい』とインターネットで販売を始めた。」

讀賣新聞(2021年4月30日付け、朝刊、仙台圏版)
見出し:「オシャレ入院着 好評」、「亡き次男発案 夫妻が製品化」、「横開き 楽々」
リード:「入院中も普段着のようなオシャレな服を--。そんな思いが込められた入院着が『Fudangi』の名で通信販売されている。手がけているのは仙台市泉区の大村泉さん(72)と陽子さん(72)夫妻。昨年7月に急性白血病で亡くなった次男の泰さん(当時34歳)が闘病中に考えたアイデアを形にした。」

(左)河北新報(2020/12/10) (右)讀賣新聞(2021/4/30 仙台圏版)

朝日新聞(2021年6月13日付け、朝刊、 宮城全県版)
見出し:「闘病 止まった時間 入院服作りが進めた」、「34歳ヤスが残した『イケてる横開き』」
リード:「点滴をつけたまま着替えができ、病室でもオシャレでいられる。そんな入院服が商品化された。つくったのは、病と闘い、昨年7月に神戸で亡くなった仙台出身の若者だ。生きる意味を探して、もがいてもがいて、走り抜けた34年間。最後に彼は、人を幸せにするプレゼントを残した。」

朝日新聞(2021/6/13 朝刊/宮城県版)
朝日新聞(2021/7/26 朝刊/神戸版)

 3人の記者の皆さま、越中谷郁子さん(河北新報)、後藤陵平さん(讀賣新聞)、石橋英昭さん(朝日新聞)には、取材時にそれぞれ3時間前後お話させていただきました。
 今回ブログで言及させていただくために記事を再読させていただいて、特段大きな違いがある話をさせて頂いたわけではありませんが、皆さまが真剣に耳を傾け、私たちのつたない未整理な話を、多様な観点から的確に整理再現して下さっていることを改めて痛感しました。

 記事から、越中谷さん、そして後藤さんの問題関心の中心は、Fudangiの特徴と、私たち2人が亡くなった息子の遺志を継いで事業を立ち上げたこと、その理由にあるように思いました。石橋さんの問題関心は、これらを前提に、亡くなった息子の闘病生活そのものと、そこからどうしてFudangiの構想が生まれたのかという、患者提案型の入院服が誕生する過程や息子と友人との交流にあると思いました。

 以下に掲げるのは、越中谷さんに撮影して頂いた写真とその解説です。

「FudangiはTシャツタイプで片方の肩と袖、身頃の腕にプラスチック製のボタンがついている。前後ろのない仕様でボタン留めする袖側の腕に点滴をすれば、点滴を外さなくても簡単に着替えられるのが特徴」(河北新報、2020年12月10日付け)

 いずれも許可を得て各紙の記事全文をFudangiのHP(https://fudangi.jp/)の「資料を見る」にpdfで収録しています。ご参照頂ければ幸いです。

大村泉・陽子

(株)YAS

HP: https://fudangi.jp
連絡先:hello@fudangi.jp
ご注文はHPからお願いします


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