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生活保護受給者医療の闇

アラフォーバツイチのさくらです。

病院で働いていると、生活保護受給者と関わることがもの凄く多い。

元気に独歩で診察室に入ってきて、普通に受け答えするこの患者さんがなぜ生活保護を受給してるのか?疑問に思うことは少なくない。

世の中、グレーな人はたくさんいる。

一応、普通科の高校を出ているが、おそらく誰からも気がつかれなかったのだろうが、軽度知的障害や自閉症、発達障害の気質があるんだろうなと感じたりもする。

この辺は精神科に通院すれば治るとか改善するもんでもない。

私が

日本の医療の闇

と感じるのが、

例えば、難治性気管支喘息の抗体製剤。毎月打つ注射薬は数万円。あらゆる吸入や内服でコントロール不良でも著効する患者さんがいる。

止めると再燃するため続けたいが、高額医療制度を利用しても毎月2万円前後の負担額が重く、その内、
「金銭的にキツイから休薬したい。」
とドロップアウトされる。

患者が生活保護受給者なら、なんの心配もなく永遠に無料で使い続けられるのだ。

いくらなんでも不公平ではないか?

労働して納税してる患者が使えない高額な薬を

働かず納税せず、税金から生活保護受給している患者はいくらでも使える。

例えば、コロナに罹患したとして

コロナウイルスを激減させ、24時間早く症状を緩和する抗ウイルス薬は、3割負担の患者さんで自己負担分が9000円くらい。

多くの納税者は処方を希望しない。皆さんはどうですか?「1日早く症状が収まるかもよ」に9000円払います?受験や入社試験が間近に迫ってるとかでもなければ、「解熱剤だけもらって、頑張って耐えて自然に治そ。」ってなるよね。

生活保護の患者さんは無料なため「一応、もらっとこっかな。」のノリで処方を受けることができる。

いくらなんでも不公平ではないか?


納税者は喘息を改善コントロールしたり、コロナが早く治癒すれば、より早く仕事復帰し、社会貢献できるのに、処方が受けられない。

生活保護受給者は早く治癒しても、労働し、社会貢献するわけでないが、処方を受けられる。

いくらなんでも非効率ではないか?

最近は医療費削減の波が押し寄せ、ヒルドイド(保湿剤)の自己負担額を上げたり、患者希望でジェネリックを断り先発品を処方する場合は自己負担額を上げたりしている。

私は生活保護受給者の医療費無料は継続で良いけど、標準治療から明らかにはみ出た、アップサイドを取りに行くような高額医療は、生活保護受給者も一割負担とかにしたら?と思う。

一般的な収入の納税者が「こんなに払い続けられない…」と感じ諦める、毎月、高額医療費にひっかかるような特別な薬剤に関しては、それで良くないかな?

一割負担になれば生活保護受給者の多くはその治療は受けないでしょう。

それなら低~中所得者と生活保護受給者の受けられる医療が同等になりませんかね?

高額でも、一般的な抗癌剤とか手術費用みたいな、しないと命に関わるし、標準治療なものは生活保護受給者は無料で良いからさ。高額で特殊な一部の治療に関しては一割負担にする。

どおっすか?


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