先輩女医からの金言
アラフォーバツイチのさくらです。
私が研修医の時に先輩女医さんから受けた助言で心に残っているものがある。
患者さんは高齢者が多いやろ?あの時代の人は特にそうだが、無意識に男尊女卑思想が根っこにあるから、主治医になったら、
って思われんの。私らはそういうスタートだと思っといた方がいい。そのまんま言うデリカシーない患者もいるし、言いはしなくても思ってるもんなの。
って不安なのね。だから私たちはまず、男性医師に劣らないキチンとした治療をすることは大前提で、
その上で、
「そろそろ介護保険を申請しましょう。」
「公費負担の制度が利用できますよ。」
「奥さまの介護負担軽減のためにもデイサービスに週1回は行くって約束してくださいね。」
と、退院後の生活にも気を配り、きめ細やかな対応を心がける。毎日、ベッドサイドで話をよく聞く。
こうして始めて、
と思ってもらえて、心を開いてもらえる。
医者ごとにそんなに治療内容って大きな違いはないんですよね。ガイドラインや薬剤の適応の範囲内ですから。そりゃそうで、日本全国、どこでも同じ医療が受けられないとマズイです。
診療内容うんぬんより
話を最後まで聞いてくれた
介護サービス等を提案して困り事を解決してくれた
頑固爺に退院後いい子にするよう釘を刺してくれた
そういう方が患者・家族満足度が高かったりする。
現に、同僚目線だとめっちゃ優秀なのに、「あーた、年に何回、カルテ開示請求されてんのよさ。」言いたなる、ぶっきらぼうが玉に傷で、患者さんとモメがちな先生もいる。
なんだ女かよ
にぶちギレかますんじゃなくて、
ま、そうなるよね~
と
軽やかに受け止めて、粛々と仕事を遂行しつつ、女性ならではのコミュ力と丁寧さで懐に入ってく。
女性医師に診てもらった患者さんの方が予後が長く、術後合併症も少ないって研究結果がたくさんあるらしいよ。
女性医師はガイドラインを順守し、几帳面に仕事をするし、コミニュケーション能力に優れているからではないか?とされている。
医師に限らず、男性優位の職種で揉まれてる女性もいると思うんですけど、
私は男性に真っ向勝負で張り合うよりも、淡々と業務をこなしつつ、女性らしさをほんのり効かせて生かす方が、無理しなくて良いし、摩擦は少ないしでオススメである。
女医さんの利点がもう一個あるわ。
看護師さんにモラハラ、セクハラをはたらく輩(患者)を締め上げること(笑)。
こういう時は遠慮なく
鬼神化
します。
言い訳しようが逃がしません。
セクハラ・モラハラされた辛さは、なかなか男性医師には分かりませんからな。てゆーか、看護師さんにセクハラ・モラハラしてる男性医師いっぱいおるし。
セクハラ・モラハラ患者を発見したら、
とか
とか
マジでぶちギレます。
かますし、えぐる。遠慮なく。超真顔で。
看護師さんたちって本当に優しいし天使なんですよ。リアル天使。看護師さんが働きやすいようにしとけば正解なんです。
怒鳴ったり暴虐武人な患者は、ほぼほぼオッサンか爺さんな。
お前のようなデリカシーゼロのジジイのせいで、優しくて若く、あまつさえ可愛らしい看護師さんが「私、看護の仕事向いてないかも。辞めようかな…」とか思ったらどないすんねん。日本の損失やないかい。
と思うので、これからも見つけ次第、女医が懲らしめていきます。
にしても、不思議と若い男性でデリカシーなさすぎて診療拒否りたいわい思う患者さんっておらんのよな。
デリカシー皆無ジジイって時代のせいで量産されたんか、年取るといつかはああなるんか、どっちなんだろうか?
平成~令和育ちの男性諸君には今のままデリカシーをキープし続けていただきたいものである。
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