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スペインを知ろう🇪🇸 食文化編

Hola!

読みに来ていただきありがとうございます。

今回は、
スペインの食文化』について書こうと思います。
美食の国の1つとして名前が挙がるスペインですが、主食は何?日本人の口に合うのか?食生活ってどんな感じ?など、
食にまつわる情報を出来る限り書きたいと思います。

スペインの主食

まずは、
皆さんが思う『スペインといえば』のものは何でしょうか?
サグラダファミリアやパエリア、サッカーなどが思い浮かぶと思います。

ここで出てきた”パエリア”ですが、パエリアはお米ですよね。なので日本と同様に主食は”米”なんじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、実はスペインの主食は”パン”です。お米を使った料理もありますがそれは一部です。
テーブルには必ずと言っていいほどパンが置かれていて、パンと一緒に料理を楽しみます。ほとんどのレストランは、頼んでいなくてもパンが置かれているなど、スペインの食卓にパンは欠かせない存在です。
実際、パエリアもパンと一緒に食べたりします。

パンは常備

これは僕の個人的な感想ですが、
パンに合うように他の料理は濃い味付けになっているなと感じます。

そして日本での”おにぎり”的な立ち位置にあたるのが『ボカディージョ』と呼ばれるバケットに具材を挟んだスペイン式サンドイッチ。朝食・昼食・夕食、どんな場面でも食べられており、また軽食としてもよく食べられています。このボカディージョ、”バル”には必ず置いてある定番メニューの1つです。
バルとは…スペイン人にとって日常生活に欠かせない存在で1日中出入りする飲食店で、朝はカフェ、昼はランチをするカジュアルレストラン、夕方以降は一杯飲める場所

バル


スペイン食は美味しい?

自信をもってスペイン食は美味しいと言えます。日本人の口にも合うと思います。肉料理だけでなく、広大な土地と地中海に面している点から、新鮮な野菜や果物を使った料理、海鮮類を使った料理が多く、味も絶品。
またスペインは国面積が大きいので、地域によって様々な料理があります。地域によって調理方法や使う食材が違ったりと、個性豊かなのも特徴。その地域の特産物を使った料理や、同じ名前の料理でも場所によって味が違ってきます。

そんなスペイン料理に欠かせないのがオリーブオイル。オリーブオイルは油としても調味料としても使われます。オリーブオイルにパンをつけて食べるだけでもめちゃくちゃ美味しいです。そしてオリーブオイルのほかによく使われる食材としてトマト、ニンニク、玉ねぎが挙げられます。

また食のバラエティさも豊富。(でも日本食の方がバラエティさは豊富)
僕は、"海外=ジャンク" みたいなイメージがありましたが、スペインの代表的な家庭料理の中には野菜や豆を使った煮込み料理やスープがあり、思っていたよりも全然健康的な料理が多かったです。
とは言っても、スペイン人が好んで食べるのはやっぱり肉、パン、チーズですね(笑)

ちなみに、日本とは違って生食文化ではないので日本人ほど生魚や生肉は食べません。日本食代表の「お寿司」ですが、スペインにもお店はたくさんあります。しかし創作寿司って感じで日本のとはまた少し違った雰囲気です。

僕セレクトなのでこれはまだマシな方
揚げ寿司やカラフルなソースがかかってる寿司が人気


外食事情

スペインの外食ですが、正直日本に比べると高いです。円安の影響もかなり大きいと思います。
実際、今のレートはなんと1€=163円(2023年11月時点)
僕がスペインに来た2020年時は1€120円くらいだった気が…😨
相当高騰してますね。あぁ~いつ終わるんだ円安!😢

平均価格はレストランにもよりますし、そもそも地域によって物価に差があるので範囲が広くなってしまいますが、
地元の人が普段行くようなお店にある "Menú del día"(ランチセットメニュー)で10~15€(1600~2400円)
ちょっと良いレストランに行くとなると20~30€(3000~5000円)はするかなと。
ディナーになるとさらに高く、普通のところでも20~25€。場所によっては30€以上は当たり前になります。
気になるパエリアですが、基本2人前からしか頼めないところが多く、パエリアだけで40€前後します。(1人あたり20€前後)

もちろんファストフードなら安く済みます。スペインにはケバブ屋が多く、6~8€で満腹にできます。

レストランなどに行く際のオススメは、”数人でシェア”することです。そうすれば1人15~20€でお腹いっぱいにできます😊

そしてスペインは水・ドリンクが有料です。日本のお店みたいにテーブルに無料の水が置いてあるところはありません。なので飲み物の料金もプラスでかかるため高くなってしまいます。


『バル』文化

スペインの街にはバルがあちこちにあります。先ほども書いたように、スペイン人にとってバルは欠かせない存在です。日本人でいうコンビニみたいなものですかね(笑)
そんなバルに欠かせないのが『タパス』。日本で言う”おつまみ”みたいなもので”手軽に食べられる小皿料理”を指します。代表的なタパスはチーズ、生ハム、オリーブ。その他にも揚げ物や煮込み料理、冷菜などいろいろあります。ビール1杯とタパスというのがザ・スペインスタイル 。

タパスとビール


バルと言えばもう1つ、『ピンチョス』というものもあります。ピンチョスは”いくつかの食材を組み合わせて串で刺した”もので”タパスの一種”。タパス同様色んな種類があります。こちらもビールと一緒に楽しむのがスペインスタイルです。

ピンチョス

1日五食!?

スペイン人は1日五食と言われていて、朝食2回、ランチ1回、ディナー2回といった感じです。そもそものスペイン人の食事時間が日本とは違います。昼食は14時頃、昼食後に”シエスタ(昼寝・昼休憩)”を挟みおやつが18~19時、夕食は21時以降が一般的です。全体的に日本より遅いんです。

・朝食
朝起きたらまず1回目の朝ごはん、ここではコーヒーとパンといったシンプルかつ軽い朝食で終了。
次に11時ごろに2回目の朝ごはん、ここではパンや果物などのおやつ感覚の食事。(ちなみに休日・祝日はこの時間からバルでお酒とタパスをつまんで盛り上がっている光景をよく見ます。)
またスペイン人は朝から甘いパンを平気で食べます。スペイン発祥の『チュロス』も代表的な朝食の1つ。甘いチュロスを濃厚なホットチョコレートに浸して食べるのがスペインスタイル。チュロスが甘いぶんホットチョコレートは甘さ控えめですが、それでも朝からだいぶヘビーですよね(笑)

代表的な朝食
パン・コン・トマテ

・昼食
そして昼食は14時、ここが1日のメインとなる食事です。昼食時間も日本より遅いですし、この時点でもう3回目の食事というのも面白い。
休日となるともっとスタートが遅かったり、ゆっくり食べたりするので気づいたら夕方になってたなんてことも(笑)

昼はガッツリ

・夕食/夜食
18時〜19時にかけて軽食を食べたり、バルで軽くタパスをつまみお酒を飲み始めたりします。年代によってここは変わってきますね。子供はパンや果物、お菓子で大人はパンなどの軽食やお酒とタパスといった感じ。これが1回目のディナー。
そして21時ごろに2回目のディナー。昼食がガッツリな食事のためディナーは軽めで終了。
(軽めと言って2回も食べてますが...)


スペインの食文化について書いてみましたが、どうだったでしょうか?
自分はスペインに来た当初、”食べる時間”に戸惑いました。日本では3食+軽食の生活に慣れていたので昼の12時にはお腹が空くし、夜は21時までには夕食を済ませて寝る準備に入りたい。渡西前は、この部分で苦労するとは全く想像していませんでした。(笑)
食生活・食文化を通して改めて日本の素晴らしさに気づいたり、逆にスペインならではの魅力を知れました。
もしスペインに来る機会があれば、全力でこっちの食生活・食文化を楽しんでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
過去にはスペインでの生活の様子や役立つ情報の投稿もしているので是非読んでみてください😊
それでは次回もお楽しみに!
Hasta Luego~👋

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