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スペインのクリスマス🎄

Hola!
新年明けましておめでとうございます🎍
今年も色々投稿できたらと思っていますのでどうぞよろしくお願いします🙇‍♂️

今回は、スペインのクリスマス事情について書こうと思います。スペイン人がどんな風にクリスマスを過ごすのか、日本との違いはあるのかなどなど…

スペインのクリスマスはとにかく長いです。11月下旬あたりからクリスマスの準備が始まり、街や家にはイルミネーションやクリスマスの飾りつけがちらほら見え始めます。またお店などもクリスマス用の商品販売やセールが開始し、12月に入るころには街はクリスマスの雰囲気に包まれます。
日本ではクリスマスの後にはお正月があるので、クリスマスの期間は短い感じがすると思いますが、スペインにはお正月はなく12月中旬から1月6日までが正式なクリスマス期間となっています。長いですよね。

過ごし方

クリスマスイブ/クリスマス

基本的にスペイン人は、家族で時間を過ごします。24日の夜は家族で集まり夕食をします。クリスマスはスペイン人にとって1年で最も大事なイベントになるので、例え家で家族との食事だとしてもかしこまった格好をして食事をします。これがクリスマスディナーです。
そしてディナー後は比較的自由になり、パーティーに出かける人もいれば、家でまったり飲んで過ごす人もいるといった感じです。若者はみんなクラブにレッツゴーですね(笑)
翌日の25日は、クリスマスランチがあります。昼にまた家族で集まり昼食をします。この昼食も24日ほどではありませんが一大イベントなのでそれなりにしっかりとした格好をします。
24日から25日にかけてたくさん食べるのでクリスマスは必ず太ります(笑)
気を付けようと思っていもおいしいご飯が次から次へと出てくるので結局食べ過ぎてしまいます。そしてスペイン人は ”足りないよりは良い” という考えなので必ず食べ残しがおきる量で準備します。
またこの二日間でスペイン人の家族愛の強さを垣間見ることができます。

豪華な夕食

ちなみに、
スペイン語で24日を Noche Buena(クリスマスイブ)、25日を Navidad(クリスマス)と呼びます。

大晦日/元旦

さっきも言いましたが、スペインでは大晦日(12/31)と元日(1/1)もクリスマス期間に含まれています。大晦日は家族・友達で集まって夕食。そしてカウントダウンをし年越しをみんなでお祝いしたら、みんなでテーブルゲームをしたり明け方までパーティーに出かけたりして楽しみます。また日付が変わる瞬間には12粒のブドウを食べるというイベントがあります。
元日は祝日になるのでお店は基本閉まっていて、家族とのんびり過ごすといった感じです。スペインには正月三が日という考え方はないので2日から通常の生活に戻ります。
スペイン語で大晦日は Noche viaja と言い、元旦はAño nuevo と言います。

元日パエリア


公現祭(1/6)

そして次に待っているのが1/6のDia de Reyes という祝日。ここまでをクリスマスと呼びます。
この日は子供たちにとってはクリスマスよりも大事な日。というのもスペインではこの日がプレゼントをもらえる日だからです。
各地でパレードが開かれ、そのパレードでは三賢人の姿をした人が子供たちにお菓子を配っているところを見れます。


クリスマスの行事

宝くじ

まず代表的なのは宝くじ。エル・ゴルドと呼ばれていて、テレビで抽選会の様子が全国放送されます。その抽選の様子が独特で面白いのでリンクを貼っておきます。
スペイン人は博打好きです。なので国民のほとんどが宝くじを買い、みんなで盛り上がります。僕の知り合いは約30万円分買っていて3万円しか当たっていませんでした(笑)

クリスマスプレゼント

日本では12月24‐25日にかけて子供にプレゼントを贈りますが、スペインでは1月6日になります。24日に渡すこともあるみたいですが正式な日はこの1月6日になります。この1月6日は公現祭と呼ばれ、東方三賢者がスペインにやって来て、子どもたちにプレゼントを持ってくると言われています。
普通プレゼントを持ってくるのはサンタさんですが、こっちでは賢者さんなんです(笑)

クリスマスマーケット

日本にもありますが、もちろんスペインにもクリスマスマーケットはあります。広場や海沿いなどにお菓子やクリスマス商品を売るお店が並び、またクリスマスツリーやイルミネーションもあってとても綺麗で連日人で賑わいます。これを見るとクリスマスだなと実感しますね。

出店いっぱい
可愛いやつ
菓子パン
これ全部チョコ

年越しの12粒のブドウ

これは年越しの瞬間(12/31-1/1)に行うイベントになります。日付が変わる夜中の0時になると鐘が12回鳴らされ、その鐘の音に合わせてブドウを12粒食べるというものです。
食べている時に今年の抱負や願い事をします。
1秒に1回鐘が鳴る=1秒に1粒ブドウを食べるということになります。僕は4回経験していますが、ブドウを食べることに必死で願い事をすることを忘れてしまっていた年もありました。アドバイスはしっかり種無しのブドウを買う、もしくは事前に種を抜いておくことはマスト。あとは小さめの粒を厳選する。そしてとにかく鐘の音に合わせて口に放り込み、丸飲みするくらいの覚悟が必要です。(笑)
12個食べ終わった後はみんなハグをして祝いそのあとワインで乾杯🍻
みんな日付が変わる10分前くらいからソワソワしだしてブドウの準備します(笑)
日本での年越しはテレビを見てカウントダウンをするといった落ち着いた雰囲気ですが、こっちはどちらかというと慌ただしい感じ。でもしっかり祝って盛り上がる。いつでも楽しむことを忘れないといった感じでスペイン人らしいなと思います。

El Belén

クリスマス期間に見ることのできる展示物で、キリスト降誕のシーンを模型を使って表しています。一種の博物館みたいなものです。広場や建物内などに設置されており無料で見ることができます。

クリスマスの食べ物

クリスマスに必ず机に並ぶ料理や、クリスマスならではのお菓子も沢山あります。食事はクリスマス期間の醍醐味の一つです。

クリスマスディナー(12/24・12/31)

前菜としてハム、チョリソ、チーズなどが並んだプレート、サラダやタパス。肉団子/シーフードスープ。そしてメインディッシュには海鮮(エビや貝類)やお肉。最後にケーキなどのデザートといった感じでものすごい量が出てきます。乾杯はワインが主流です。

前菜たち
ステーキ
チーズケーキ

代表的なお菓子

Turrón(トゥロン)、Polvorón(ポルボロン)、Mazapán (マジパン)、Mantecado(マンテカド)、Roscón dé reyes (ロスコン・デ・レジェス)などいろいろあります。
Roscónは1/5もしくは1/6に食べる丸い形をしたケーキで中には人形と豆が入っています。何人かで一緒に食べるもので、人形が当たった人は幸運の持ち主。逆に豆が当たってしまったらそのケーキ代を支払わないとダメというルールがあります。

Roscón
中に入ってる人形と豆


僕はこっちに来てからクリスマスがより好きになりました。日本にいた時は特に祝う意識はなくただただおいしいご飯を楽しみにしていたくらいでした。
スペインで最も多い宗派はカトリックになります。なので宗教上、日本よりもこの期間をとても大事にしています。イベントも盛り沢山ですし、本場のクリスマスを味わえているなと感じます。またこっちの人は祝い事は本気で祝うので、街全体がお祝いムードになります。例え知らない人だったとしても feliz año! (良いお年を/明けましておめでとう)と挨拶を交わしているところをよく見ます。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからもスペインのことを発信していけたらなと思っています。
それではまた! Hasta Luego~👋




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