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内向きな娘の世界が広がった世界史

「ギリシャに行ってみたい」
意外な言葉に驚いた。常日頃携帯ばかりをいじっている娘から出た言葉。
昔からギリシャ神話が好きで、その世界に浸ってみたいとのこと。

親としては学生のうちに留学して欲しかった。そのために貯金をして備えていた。そんな親の気持ちとは裏腹に「海外なんてとんでもない!」と言っていた娘。半ばあきらめていた。

大学受験で彼女は何故か世界史を選択した。
私も大学受験で世界史を選択した。当時、私の第一志望校が社会は世界史のみだった。それで世界史を勉強せざるを得ず、日本史に未練がありつつ、
一生懸命勉強した。
人名、地名など日本人にはとっつきにくい名前でなかなか覚えられない。
それでも必死で暗記した。それで今でも覚えていたのか。
「お母さん、よく覚えているね」と娘。
彼女が勉強している時に、テキストを見るととても懐かしく、いつしか美術史の暗記を手伝っていた。

最初はなんで世界史を選択したんだろうとぶつぶつ言っていた娘だが、美術史から世界に興味を持つようになった。
私より知識は深く、話す時の口はなめらか。

折しも、円安で海外旅行は費用がかさむ。でもこれを逃したら
今度いつ「行きたい!」というかわからない。
大学時代に海外へ見聞きし、体験したことは一生の思い出になると思う。
旅を通して人生観が変わることをちょっと期待したい。
世界がどんどん悪い方向に向かっている今日この頃、行かせるには今でしょ!と思う。
円高で旅していた頃と比べると、なんてバカ高いの( ;∀;)という考えを頭に浮かべないよう振り捨てて、親バカながらへそくりから旅費出すことにした。

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