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 PMSは過ぎ去り、仕事も退屈なくらいヒマで、カフェインの離脱症状もだいぶおさまってきた。結果、俺のメンタルはよくわからない状態になっていた。これは…弛緩?

 精神疾患歴が長いもので、もはや自分の「通常の状態」がわからないのだが、これが「あまりストレスを感じていない」状態であることはわかる。
 仕事がヒマなことは過去にもあったし、PMSなど毎月のことであるし、それらを考えるとやはりカフェインの影響がデカかったとしか思えぬ。

 毎日愛飲していたコーラを今週の火曜日から断ち、今日で5日目になる。日に1本(500ml)、多けりゃ2本飲むこともあったが、2本でエナドリ1本分に相当するカフェインが含まれていたとは知らなんだ。過去に度々寝つきが悪かったのは、もしかしたらコーラが原因だった可能性がある。やめてからというもの、寝つきの悪さを微塵も感じなくなった。
 常飲していたころ、今思えばヤク切れにあたる症状(イライラ、集中力の低下)が起こっていたこともあったな。
 やめた次の日とその次の日の離脱症状がハンパなくてね。クソほどねむいしダルかった。

 もう絶対やめられないと思っていた。なんでやめられたかと言えば、いろんなことのタイミングがよかったからだと思う。仕事もヒマだったから、「飲まなくても平気かな」という日が続いていた(惰性で飲んでた)し、やめればお金もかからなくなるし、もしかしたら痩せるかも、という思惑もあった。決定打は2本飲んで寝られなかったこと。
 メンヘラが高じて勢いで2本カーーーーーッ!と飲んでしまって、そのままメンヘラの勢いが止まらず、寝られず、翌日寝不足であるにも関わらず、「ねむいのに強制的に起こされ続けている感覚」に強烈に身に覚えがあり、「これは………寝る前にエナドリを飲んだときと…ッ!同じ…ッ!」と、なったからだった。
 たまにならいいんだよ。毎日飲み続けるのがよくないんだよ。寝不足はすべてのパフォーマンスを下げるから大敵なんだよ。仕事なんてただでさえやりたくねーんだから寝不足で臨んだら本当に大変なんだからね!(といいつつ過去何回もやっております。)

 で、やめて具体的にどう変化したかというと、

良かった点
「イライラしなくなった」
「寝つきがよくなった」
「謎の焦燥感が消えた」

悪かった点
「ねむい」
「頭がぼんやりしている」
「甘いものを欲するようになった」

今のところはやめてよかったと思ってる。しかし、頭がぼんやりして危機感がまるでなくなってしまったことに、「こんなの私じゃない!!!」という危機感を抱いている。
 このぼんやりが、果たして消えるものなのか、これが通常運転になるのか、それはわからないけどたぶんいずれ慣れるのであろう。
 コーラで得ていた糖分を体が欲するのか、以前はほとんど食べなかった甘いものを自然と食べるようになった。まぁこれはカフェイン摂るよりはマシなのでね。おいしいしね。(デブ)

 今はなんだか全部がモヤの向こう側にある感覚。ぼんやり感自体は抑うつに多少近くはあるのだけど、緊張感がまるでないから、二十歳そこそこで公務員のアルバイトをしていたころのお気楽さに近いものがある…
 32でそりゃねーだろと思うけど、それくらい久しぶりの感覚といいますか。ただホントすげーねむいのよ。コレ書いてる今もねむいのよ。毎日7〜8時間は寝てるからね。つかれてないのにねむいってどういうコト?!
 でもまぁ少なくともここ一年以上は気を張って生きてきたわけだから、いいんじゃないか?こんなのもたまには。

 メンヘラの最中ってマジで何もわからねーのよ。終わってから「あれ?そういや今回のメンヘラって結構キツかったかもな」って気づくわけよ。冷静になった俺が。
 情緒のコントロールって不可能だと思ってたんだけど、今の私のような「ストレスをあまり感じていない状態」であればできるな。
 逆に言えば、ストレス源を減らせば情緒は乱れない…ってコト?!
 こういうとき、未婚独身(子なし)の良さを感じるよ。何にも縛られないのは強烈な孤独を伴うこともあるけれど、自分以外の人間に対して責任が発生しないというのは本当にホッとする。

 ここにきて強烈な独身彼氏なし(32)コンプレックスが急速に薄れつつあって逆にこえぇのよ。あんだけ俺の心に闘志を燃やしていたあの感情の炎が弱まっている…おい、来年またひとつ年をとったら絶対後悔すんだぞ。
 だけど、だからこそ逆に上手くいくかもしれん。焦りがない分落ち着いて取り組めそうというか…

 自分の全部を否定したくてたまらない感覚が消え去ったのはいい変化ではあると思う。
 ただなぁ、「書かないとしぬ!!」という感覚もなくなってしまってつまらなくはあるんだよな。
 常人ってこんなおもしろくない世界で生きてんのか。
 なんなんだろう。俺ってやっぱりドMなのかな。

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