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【コンビニ】5/15はセブンイレブンの誕生日?コンビニの昔と現在について

365日24時間営業。困ったときに頼りになる一番身近なお店といっても過言ではないのが、コンビニだと思います。コンビニといえば、「セブンイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」の三つが第一に想起されるかと思いますが、今回は「セブンイレブン」について。

日本のセブンイレブンはいつから出来たのか。どのようにして現在に至ったのか。コンビニという切り口から、昨今急激に増加したコンビニで働く外国人についても書いていきます。


1974年5月15日

セブンイレブンとは米国サウスランド社(現7-Eleven,inc.)のもの。日本の㈱ヨークセブンがサウスランド社とエリアサービスおよびライセンス契約を結んで出来たのが「セブン‐イレブン第1号店(東京都江東区・豊洲店)」。そのオープンした日が1974年5月15日という訳です。

日本にはそれ以前にコンビニ自体は存在していて、「マイショップ・チェーン(現在は解散)」や「セイコーマート」などがありましたが、本格的なフランチャイズのコンビニエンスストアとしてはセブンイレブンが日本初でした。ちなみにセブンイレブン第一号店が出た後の75年に、ダイエーローソン(現:ローソン)やファミリーマートが誕生していきます。

セブンイレブンが行った革新は多く、365日24時間営業、異なるメーカーの商品の共同配送の実現、それまで家庭で握るものだった「おにぎり」の販売、店内ATMの設置など今では当たり前になっているものばかりです。

セブンイレブンの宣伝みたいになってしまっているので、余計かもしれませんが付け加えておくと、僕はローソン派です。

働き手不足を補う外国人労働者

2019年に47都道府県への出店を実現し、2020年には世界で70,000店の出店数を超えたセブンイレブンですが、セブンに限らず日本のコンビニには「働き手不足」という問題が生じています。それを補うために現在コンビニでは多くの外国人労働者が働いています。

東京のコンビニに行くと特に顕著だと思いますが、逆に日本人がコンビニで働いていたら珍しいと感じるくらいではないでしょうか。日本には100万人を超える外国人労働者がいると言われていますが、私たちが商品を手に取るコンビニから、コンビニへの物流業者、商品の製造過程、あらゆるサプライチェーンで外国人労働者が居なければ成立しないほど、日本の働き手不足は外国人労働者に依存していると思います。

その外国人労働者を深ぼってみると目的や背景は様々です。技能実習生のイメージがあるかもしれませんが、留学生の割合もかなり高いです。東日本大震災以前は韓国や台湾から留学生で日本に来る方が多かったのですが、震災以降は現在に至るまで、ベトナムやミャンマー、ネパールなどのアジア地域から来る留学生の割合が増えています。ちなみに震災で韓国や台湾からの留学生が一気に減ったことで日本語学校たちは経営難に見舞われたそうで、進出先を広げています。

調べてみると中々闇が深いと感じたのが、日本語学校について。全部という訳ではないと思いますが、留学生が留学ビザを得るためには日本語学校に入学して多額の学費を支払う必要があり、卒業後もまた専門学校や大学に入るためのお金が必要なのですが、入管のルールで留学ビザでは週に28時間までのアルバイトと決められているため、学費や生活費を支払うには借金をしてくるか、ルールを破ってリスクの元で働くか、親に頼るかといった選択肢になってきます。日本語学校の中には斡旋や紹介料目的で強制的に専門学校に入学させたり、100人の留学生に対して1人の講師しか居ない、といった状況もあるようでした。

合理的ではないし、そういった環境でいつまで留学生たちが日本を選んでくれるのだろうかと、疑問に思います。

異文化への憧れは誰にでも

近年、日本から主にオーストラリアやカナダへワーホリで行く人がかなり増えています。僕たち日本人がコンビニで働く外国人を見る眼差しと、日本人がワーホリ先の人たちから受ける眼差しは、どれだけ同じでどれだけ違うのでしょうか。

日本人はコンビニではあまり働きたがらないので、コンビニというアルバイトの選択度合はかなり低い方にあると思います。それは仕事内容に楽しさや意義を見出すことが難しいことや、時間的拘束が長いこと、単純にきついこと等が影響しているかもしれません。

そんな仕事内容でも在日外国人の方々がコンビニを選択するのは、働き手不足なのですぐ見つかることを抜きにすれば、「目新しい異文化」だからという理由があるのではないかと思います。価値とは希少性だと思うので、自分にとって当たり前だった領域の外にある異文化は目新しく、慣れるまでは希少なものとして感じると思います。日本人もワーホリで行った先で、仕事内容はそこまで良くないけど異文化を感じて学べるから楽しいと思っている人は多いかもしれません。異文化への憧れはどこの国でも誰でも、共通のようです。

以上、最後かなり脱線しましたが、5/15はセブンイレブンの誕生日?コンビニの昔と現在について、でした。
ありがとうございました!

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