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私の更年期障害GSM-その2 私の知識不足だった

こんにちは。

前回、3件の婦人科を巡った後やっと納得のいく治療をしてくれる女性ヘルス外来を見つけ、徐々に体や気持ちが楽になってきたというところまでお話ししました。

今回はその後のお話をしますが、その前に、何故、私の更年期障害についてNOTEに正直に書こうと思ったかを話したいと思います。

それは、私がGSM(閉経関連泌尿性器症候群)になって以下の2点に気がついたからです。

①生理について、更年期について、女性の体の複雑さについて私は何も知らなかった事、そしてそれらを知らないまま53歳まで生きてきた事
②生理や更年期などについて教育や情報が日本は海外に比べて遅れている事

①なんて、今さら?と思われるかもしれませんが、情けない事に知ろうともしてこなかったんです。

②は海外と比べて、日本は、生理や更年期の話はタブー視されている。
その為、情報量が少ない。

生理痛が辛い、更年期が辛いので学校や会社を休みたいなんて言えない。
痛み止めを飲んでいつも通りに勉強や仕事や家事をこなす。
ひたすら我慢。

我慢があたりまえだった。

本当はあたりまえではなかった。

隠すから怪しくなるのではいか。
もっとオープンにして男性にも知ってもらうべきではないか。

そんな風に感じたので、noteでは正直に書いていこうと決めたのです。

しかしながら、ど素人でまだ照れがあるのでオブラートに包んしまう所もあると思います。

それと、前回の記事で説明不足でしたので、GSMについて簡単な説明を加えておきます。

GSMとは

GSMという病気は比較的新しい名称で、考えの元になった病気があります。
それは『萎縮性膣炎』です。膣は主にエストロゲンという物質によって健康的な状態が維持されています。しかし、平均的に50歳頃からエストロゲンの分泌が低下しはじめ、膣の細胞が衰えてしまい、膣に炎症が生じる事があります。こういった症状が『萎縮性膣炎』です。



さて、ヘルス外来に通って3か月程。
痛みに敏感になっていて心も不安定だった為、メイラックスと加味逍遙散を服用し骨盤底筋のリハビリに通い、デリケートゾーンの痛みは減ってきましたが、不快感はなかなか取れませんでした。
そこで、ホルモン膣錠が処方されました。
でも、数日使うと生理痛のような腹部の痛みが出てきてしまいます。

その日、痛みがあった為、急遽ヘルス外来のある産婦人科へ行きました。ヘルス外来は予約制なので、産婦人科に非常勤で来ていた婦人科の男性医師に診てもらいました。すると、自分の病院で実施しているイタリア発のモナリザタッチというレーザー治療を紹介してくれました。不快な症状の緩和に期待できる治療との事でした。

レーザー治療??
日本では比較的新しい治療のようで大丈夫か??
でも、この不快感をなんとかしたい!
少しずつ這い上がってきてはいるが、日常生活はまだ遠いところにあった。

今のところ他に方法はないし、迷っていると男性医師に『説明を聞きにくるだけでもいいよ』と言われました。
ヘルス外来の女性医師も『新しい治療だが安全である。納得できるまで説明を聞くといいよ』と言ってくれた。
主人にも同行してもらい説明を聞いて、そして決心しました。

レーザー治療中、治療後も多少痛みはありましたが、私はやってよかったと思います。
歩いたり座ったりした時の擦れ感や腫れぼったい感じ、排尿の時の不快感などがなくなりました。常に持ち歩いていたドーナツ座布団も要らなくなり、日常生活に戻りつつありました。

ただ、効果は徐々に薄れていくので、半年後くらいでしょうか、少し不快感が出きたのでホルモン膣錠を試したところ、一度で不快感は治り腹痛もありませんでした。

1年毎にモナリザタッチ治療を受けるといいそうですが、お値段が高いのでそうそうできないかな。
しばらくは不快な時だけホルモン膣錠を使えばでなんとかなりそう。
いざとなれば、モナリザタッチがあるという安堵感ありました。

そう、完璧に戻れなくてもこれで十分と思えました。

当時は、モナリザタッチを取り入れている病院はかなり少なかったです。
今は、びっくりするほど増えました。
それだけ、需要が多いのでしょうね。

デリケートゾーン専用ソープ探し

GSMについてネットで調べていたところ(当時は萎縮性膣炎)、デリケートゾーン専用ソープを使うと良いという記事がありました。

何故、専用ソープがいいのか、その理由は。

【デリケートゾーンの粘膜はバランスを保つため、酸性寄り(膣内:pH3.8〜4.5)に保たれている】

目から鱗、でした。

海外では、特に欧米だったと思われますが、子供の頃から学校や親がデリケートゾーンの手入れの仕方を教えているという。
ドラッグストアにはデリケートゾーン専用ソープが沢山並び、子供達は自分でソープを選ぶ。そして、デリケートゾーンの洗い方や、オイルやクリームなどを使って保湿する事を教える。
更に、子供の頃から、将来訪れる更年期についてや、骨盤底筋を鍛えることの重要さも教えているようだ。

そう言えば、女性ヘルス外来に通い始めた頃、すぐに切れてしまうなどとても弱いんですよと教えてくれたっけ。
トイレの拭き方で傷つくと。

ソープ探しは7年前の話だが、その頃、私が探した限り国産のデリケートゾーン専用ソープは2つしなかった。
いくつか試して、自分に合っていたのはイギリス製のものだった。

YESインティメイト・フォームウォッシュ 無香料

私はこれを使ってます。

少し経って新宿伊勢丹にデリケートゾーン専用ソープやオイル、クリームのコーナーができた。また、その後、横浜高島屋にもでき、ネットで買っていたイギリス製のソープを買えるようになった。

今は国産のデリケートゾーン専用ソープは沢山ある。
7年でずいぶん変わったなぁと思う。

ヘルス外来一旦卒業


そして、ヘルス外来に1年半程通ったでしょうか。女性医師から、『そろそろ卒業しようか?』と言われました。
『何かあれば、いつでも来ていい、良くなってきてるから病院と離れて自信を持った方が良い』
そんな事を言われました。

ヘルス外来の通院は、一旦終わりました。

よしかたひろみ先生、ありがとうございました!!

この後も、よしかた先生には軽いGSMの症状が出た時や他の症状でもお世話になります。

もし、またGSMが辛くなった時はモナリザタッチがある、治療法がわかってる安心感。
そして、不安に思った時に相談できる婦人科医がいる事は、とても安心します。


【ヘルス外来で紹介されたサプリを紹介します】

①大塚製薬のエクエル
GSMというより、体が重い怠いといった事に効果がありました。

②JBPポーサイン(プラセンタサプリメント)
7年前なので商品名の記憶があやふやです。
ネットで検索してみましたら当時と今では少しだけ商品名が違ってました。
当時は病院でしか入手できない商品で試供品をもらって飲んでみました。
すぐに効果を実感し購入しようとしましたが、お値段が高かったので諦めました。



GSMになって私が感じた事を正直に話してきました。
読んでいて不快に感じた方もいると思います。
それは人それぞれです。

体の痛みも違和感も人それぞれです。
でも、それで困っているのなら、我慢ではなく楽になる方法を見つけようよ。
見つけるには、色々な情報を手に入れる必要があるよ。
だからタブー視はやめていこうよ。

日本は、生理やデリケートゾーンの話は人前で話してはいけない雰囲気がある。
今、少しずつ変わってきているが、普通に話せる環境になってほしいと思う。
その為には、隠さないで自分の体験を発信していく事かなと、素人ながらに思ってます。

更年期で生活の質が落ちて苦しい時、いろんな人にいろんな症状に合う薬やサプリ、更年期外来などがあって、それぞれで自分に合った治療方法を選択できる状況であってほしいと思う。

更年期障害は神経質な人に来るものではない。
皆んな体質が違うんだから更年期障害の症状や辛さは皆んな違う。
軽い人もいれば重い人もいる。
更年期障害はホルモンが急に落ちた人は重くなりやすい。
また、ホルモンが落ちた時に、環境で辛い事があると重くなりやすいそうだ。
メンタルも影響するのでしょうね。
もし重かったら、更年期時代をストレス溜めずにゆったり気分でやり過ごすなんて無理だ。
精神論だけで片付けるのはやめようよ。

だから、自分に経験がなくても想像力を持とうよ。



私の更年期障害GSMは私に色々な事を教えてくれた。
そいう意味では感謝🥲



この後も数年、私の更年期障害はまだまだ続きます。

拙い文章をここまでお読みいただきありがとうございました♪
ぜひ、次回も読んでいただけたら嬉しいです✨

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