フルタイムで働きつつ,独学・勉強時間300時間で簿財に一発合格した体験談
本記事を書いた理由
300時間という比較的短い勉強時間で簿財を合格出来たので,独学で受けようか迷っている方等の参考になるかと思い書きました.
※ 特別な勉強方法等はなく,どうにか詰め込んで運良く受かったという内容ですm(_ _)m
経歴
理系
税理士試験に関わる知識
簿記2級のみ
受けた動機
基本的に仕事が在宅かつ定時に終わるため暇だったため
特に専門性がなく,何か資格が欲しかったため
独学で受験可能なため
勉強方法
利用した教材
簿記論
TACみんなが欲しかったシリーズ
TAC個別計算問題集
TAC総合計算問題集(基礎)
TAC総合計算問題集(応用)
過去問
財務諸表論
TACみんなが欲しかったシリーズ
TAC総合計算問題集(応用)
TAC理論問題集(基礎)
過去問
スケジュール
概要
簿記論200時間,財務諸表論100時間の合計300時間
簿記論の基礎を固めてから,簿記論にはない財務諸表固有の範囲(理論や表示科目など)の知識を詰め込んだ
詳細
1月
勉強を始めたはいいものの,どう勉強していいものかわからない..
2月
どう勉強していいか分からずほぼ何も勉強せず..
3月
引き続きどう勉強していいか分からずほぼ何も勉強せず.
4月
テキストを割くことを覚えて,一気に勉強がやりやすくなった
みんなが欲しかったシリーズの,教科書部分と問題部分が分けられずめんどくさかった(2024年度版から変わったらしい)
継続的に勉強するようになった
5月
焦りを感じ,勉強を本格的にスタート
6月の模試に向けて簿記論のテキスト2周目終了
6月
模試で全然できず驚く.
簿記論は22点
財務諸表論は受けずに帰り,帰ってから解いたが全然出来ず.
模試を受けて課題を認識
簿記論
外貨建て取引など,簿記2級になかった論点が弱いこと
圧倒的に解くスピードが足らないこと
財務諸表論
表示科目を覚える必要があること
理論の勉強を始めないと流石に間に合わなそうなこと
7・8月
簿記論
苦手論点の基礎問題を解いて,苦手論点をなくしていく
総合問題を習慣的に解く
過去問を週1でとく
財務諸表論
理論を詰め込む
総合問題を解いて,表示科目などを覚えていく
過去問を週1でとく
結果
2科目とも合格
受けた感触では,簿記論は手応えがあまりなく(合格確率体感30%),財務諸表論は受かったかもくらい(合格確率体感50%)
税理士試験の受験を終えての感想
直前でも,過去問を解いて合格ギリギリか不合格かの点数しか取れていなかったので,合格自体は運が良かった
ただ独学でも対応は可能な試験という印象
理解が難しいという部分は少ないので,授業を聞く形式が苦手な人には独学が効率的だと思う
ただ,下記のように時間との勝負な試験のため,点数の確保の方法などの受験テクニックは教えてもらえたら楽だったと思う
簿記論と財務諸表論は絶対に一緒に受けた方がいい
勉強する内容はほぼ一緒.
簿記論をやっておけば,表示科目を覚えるだけで財務諸表論の計算問題は対応可能.
残りは理論を詰め込むだけ(簿記論で計算方法は理解できているので頭に入りやすい)
試験としてあまりいいものではない印象(特に簿記論)
問題数に対して,圧倒的に時間が足りないため全問を解くことはまず不可能.解ける問題を解く必要があるため,会計の知識の差ではなく,点数を取る上手さで合格不合格が決まる試験という印象
税理士の仕事に即していない気がするし,知識が深い人でも落ちうる試験というのはどうかと思う
しかし逆にいうと,知識がそこまで深くなくても受かる可能性のある試験のため,自分のように勉強時間が少なめでもチャンスはある
参考になった方,購入していただけるとありがたいです!
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