公益財団法人 京都市文化観光資源保護財団

公益財団法人 京都市文化観光資源保護財団が運営する公式noteです。1969年設立。京…

公益財団法人 京都市文化観光資源保護財団

公益財団法人 京都市文化観光資源保護財団が運営する公式noteです。1969年設立。京都で受け継がれる民俗芸能やお祭、様々な文化財の魅力をお届けしていきます。公式サイト:https://www.kyobunka.or.jp/

最近の記事

京都のいまとむかし―「京都の歴史と文化映像ライブラリー」のご紹介―

こんにちは。京都市文化観光資源保護財団です。 今回は、ウェブサイトで公開中の「京都の歴史と文化映像ライブラリー」という記録映像ライブラリーについてご紹介します! 「京都の歴史と文化映像ライブラリー」は、昭和40年代以降に制作した記録映像や舞台公演の記録などを、当財団のウェブサイトと公式YouTubeで手軽にみて頂くことができるようにしたものです。 数十年前の祭の様子や、はたまた50年前のニュース映像など、その時代を生きた人々の息遣いを感じる映像がたくさん。 ぜひいろんな人

    • 5月の京都~大念仏狂言三昧の日~

      ゴールデンウイークも終わり、夏の気配が近づいてきました。 明日は葵祭路頭の儀がおこなわれ、緑が鮮やかな季節です。 今回は5月2日、京都に伝わる2つの大念仏狂言を見てきた様子をお伝えします。 京都には、三大念仏狂言と呼ばれる「壬生大念仏狂言」「嵯峨大念仏狂言」「千本ゑんま堂大念仏狂言」が伝えられています。壬生狂言は4月29日~5月5日まで、千本ゑんま堂狂言は5月1日~4日までが公演期間なので、5月の初めはそれらを“はしご”できる良い機会です。 大念仏狂言とは 「大念

      • 《生き続ける文化財》『上賀茂やすらい花』と世界遺産『上賀茂神社』

        文・写真:京都市文化観光資源保護財団アドバイザー 松田彰 平安時代に起源をもつと伝えられる「やすらい花」。いまも京都市内の4地区で伝承されており、2022年11月には「風流踊」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。また、鞍馬火祭、太秦牛祭(現在休止中)とともに京都の三大奇祭に数えられています。 今回ご紹介する『上賀茂やすらい花』は葵祭と同じ毎年5月15日に行われていますが、他の3つ(今宮やすらい花、川上やすらい花、玄武やすらい花)は4月第2日曜に行われています

        • 神様にお食事を献上する秋の神事~北白川高盛御供~

          左京区の京都大学から東へすすむと、北白川という地域があります。周辺は京都大学や京都芸術大学などの学校や銀閣寺があり、山々が見える落ち着いた地域です。 今回は、北白川にある「北白川天神宮」の神事、「北白川御供」(きたしらかわたかもりごく)という神様へお食事をお供えする(これを献饌といいます)神事をご紹介します。 秋の始まりの神事ですので、今から数か月巻き戻してみていきましょう。 いったいどんな神事なのでしょうか。 「北白川天神宮」は創建が平安遷都以前にさかのぼると考え

        京都のいまとむかし―「京都の歴史と文化映像ライブラリー」のご紹介―

          京都市文化観光資源保護財団 noteをはじめました

          はじめまして、京都市文化観光資源保護財団と申します。 私たちは、京都市の文化財を守り伝える活動をおこなっている団体です。 いきなりですが、、京都の文化財というとなにが思い浮かぶでしょうか? むかし訪れた有名なお寺や神社、多くの人でにぎわうお祭り… 皆さんそれぞれ頭に浮かぶものがあったかもしれません。 他にも小さなお寺で行われる地域の伝統行事や、長い間受け継がれてきた技術など、今まで知らなかったけどおもしろい、行ってみたいと思うような文化財が、実はたくさんあります。京

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