いけばな歳時記 シャクナゲ
シャクナゲは、北半球中心の寒帯~熱帯まで、広範に分布するツツジ属の常緑花樹。春~初夏、枝先に赤・ピンク・白・黄の大きな五~七裂の合弁花を総状に咲かせます。
ツツジ同様ねばりは無く、水揚げは水切り・枝に割りを入れる・表皮をむく・叩き潰すなど。
作例は、主材を向き合わせにして客材を包み込むようにいける「主材の方向性(向心)」の見本花です。 →広瀬テキスト48p
上左 ウンリュウヤナギを上下に、ニューサイランを左横流しに置いて、それぞれにゼラニウム・シャクナゲを配した複合的構成→広瀬テキスト50p
上右 シャクナゲを横長に置いた一種いけ→広瀬テキスト71・45p
上左 横長上下にシャクナゲ・コデマリによる対比→広瀬テキスト53p
上右 モッコウバラのバネを使って枠組みしシャクナゲを加えています。
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