作文指導(QNKS)
国語科の授業では、毎時間と言ってもいいくらいにQNKSを回している。
物語文でも説明文でも小単元でも、最後に作文などの成果物を作るからだ。
作文は児童にとって難しいようで、何を書けば良いのか分からずにひたすら悩む姿が見られる。
そこで、QNKSを使ってノートに書かせる。
まずは作文(問われていること、テーマ)を「Q(問い)」と置き、それについてひたすらノートに「N(抜き出す)」をしていく。
「N(抜き出す)」ときには、とにかく思いついたことから次々に箇条書きで書いていくように言う。(まずは量。)
例えば、将来の夢についての作文であれば、これはいいな、なってみたい、やってみたいと思うことをひたすら書いていく。
次に、話型を使って「K(構造化)」をする。
例えば、
①「私の将来の夢は二つあります」
↓
②「一つ目は〇〇です」
↓
③「〇〇のときに、〇〇だったのでなりたいと思いました」
↓
④「二つ目は〇〇です」
↓
⑤「〇〇のときに、〇〇だったのでなりたいと思いました」」
のように話型を使って、説明する順番を決める。
このとき、話型はいくつか示しておき、使いやすいものを選ばせるようにする。(もちろん自分で考えさせてもよい)
また、この段階ではまだ「メモ」なため、書き加えたいことなどを周りに肉付けしていくようにも伝える。
この「K(構造化)」については、できる子は飛ばしても良いが、あると書きやすいため、全員に書くように勧めている。
最後に「S(整理・説明する)」である。
作文を書くための材料を増やし、明確にして、それらをもとに順番を考えたり肉付けをしたりしたため、あとは成果物という形に仕上げる段階だ。
この段階にこられたら作文は書けるし、「書き方」まで学べているだろう。
このように、作文は毎時間の国語の授業で鍛えており、書けるようになってきている。
書き方がわかれば、あとは「けテぶれ」をするのみだ。
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