粘り強さについて。

主体的に学習に取り組む態度を「自己調整力」と「粘り強さ」の2軸でマトリクス図で表す。

今の学級は、自己調整力は身についてきつつあるが、粘り強さが足りない。

テストの点での伸びが見られないことで、途中で意欲を失ったり、勉強のやり方について不安や迷いが出てくる。

「本当にこれで良いの?」

と。

そして、

宿題を出して欲しい。

と、また受け身になっていく。



粘り強さは、周りの大人や友達からの励まし(フィードバック)によって、育てていく。

例えば、本人が気がついていない成長に気づき、それを言語化してフィードバックする。

「毎日頑張れるの、すごいね!」

「分析の文章が長くなって、より具体的に言語化できるようになってきたね!」

「マトリクス図を使いこなしているね!」

「勉強時間が昨日よりも長くなってるね!」


伸び悩んでいる子は、頑張っているので、しっかりと周りがフィードバックをして励まし続けることで、自分の頑張りをメタ認知できるようになり、迷わずに進んでいけるようになる。

また、児童間でのフィードバックも、他者評価からの自己評価につながり、

「自分は頑張れている」

「これで良い」

と思えるようになるだろう。

また、勉強のやり方が間違っている(効果が薄い)場合も、同様にフィードバックにより本人が気づきを得て、前に進もうとする原動力となるだろう。


粘り強さは、成功体験からも得られるため、初めは周りのサポート(粘り強いフィードバック)により粘らせていき、

「粘ったことにより成功できた」

といった成功体験から、先を見通す力がつき、

「ここを我慢すれば、粘れば、もっと成長できる」

と自分で思えるようになるから、次回からも、別の機会でも、粘り強く取り組み続けられるようになる。

そんな仕組みづくりや、教師の態度をぜひ。

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