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自立した学習者の育成を目指して、公立の小学校で奮闘しています😊 ぼちぼち更新します✨

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最近の記事

勉強ってどうやるの?

この質問に答えられる小学生がどれだけいるだろうか。 おそらく、漢字の勉強や算数の勉強なら言えるかもしれない。 そもそも、質問が抽象的であるため、答えも抽象化しなければならない。 だから、「けテぶれ」なのである。 どうすればできるようになるのか、その方法を抽象的に短い言葉でまとめたものが、「けテぶれ」なのである。 だから、 勉強って、どうやるの? という質問に対しては、 けテぶれします でいいのだ。 ここで、最近「けテぶれ」について考えていることを少しだけ言

    • 素直さ。

      四年生を久しぶりに受け持つと、その「素直さ」に驚きます。 また、勉強が苦手な子も、全く諦めてやらないのではなく、まだある程度粘り強さが残っているなと感じます。 では、どこでその糸が切れてしまうのでしょうか。 五年生の社会科では世界の地理についてやります。 教科としては、家庭科が増えます。 委員会活動が始まる学校もあるでしょう。 通学団があれば、班長をやる子もいそうですね。 五年生は、大きな変化を迎える時期なのだと、再確認しました。 五年生は、かなり忙しい。

      • 本なら。

        息子や娘によく、 「欲しい本があったらいくらでも買ってあげるよ」 と言っています。 今回のおねだりは、MAPS。 税込価格、4,180円。 小学校の図書館によくあるやつ。 息子がとても好きで、家にも欲しいとのことだったので買いました。 …少し、躊躇するような価格ですよね。 でも約束は約束。 買ってみたら、さっそく家で読み始めました。 息子は小学2年生なのですが、5年生の社会で習うようなことを次々に声を出して読んでいき、 「南アメリカ大陸とアフリカ大陸の形

        • 問題発見能力

          けテぶれ的な問題発見のサイクルでいうと、 テストをして丸つけ直しをし、分析をすることで自分の「できること」と「できないこと」が見えてくる。 そこで自分の問題発見をすることができる。 QNKS的な問題発見のサイクルでいうと、 例えば生活なら生活、学習なら学習の問題は何だろうという「問い(Q)」を立てる。 そうすることで、箇条書きだったりブレインストーミング的に自分の頭から情報を「抜き出す(N)」。 それらを「組み立て(K)」て「整理(S)」する。 そうすることで問

        勉強ってどうやるの?

          問題発見・解決能力について。

          問題発見・解決能力については、各教科等において、物事の中から問題を見いだし、その問題を定義し解決の方向性を決定し、解決方法を探して計画を立て、結果を予測しながら実行し、振り返って次の問題発見・解決につなげていく過程を重視した深い学びの実現を図ることを通じて、各教科等のそれぞれの分野における問題の発見・解決に必要な力を身に付けられるようにするとともに、総合的な学習(探究)の時間における横断的・総合的な探究課題や、特別活動における集団や自己の生活上の課題に取り組むことなどを通じて

          問題発見・解決能力について。

          作文指導(QNKS)

          国語科の授業では、毎時間と言ってもいいくらいにQNKSを回している。 物語文でも説明文でも小単元でも、最後に作文などの成果物を作るからだ。 作文は児童にとって難しいようで、何を書けば良いのか分からずにひたすら悩む姿が見られる。 そこで、QNKSを使ってノートに書かせる。 まずは作文(問われていること、テーマ)を「Q(問い)」と置き、それについてひたすらノートに「N(抜き出す)」をしていく。 「N(抜き出す)」ときには、とにかく思いついたことから次々に箇条書きで書いて

          作文指導(QNKS)

          自立。

          娘(5歳)が自分でお風呂に入れるようになりました。 少しずつ訓練してきていて、自信がついたようだったので、やらせてみたらできました。 生まれてから今日まで、必ず妻か私のどちらかと入浴してきましたが、これからは兄(7歳)と一緒に入るそう。 寂しさもありますが、たまには一緒に入りたいと思います。(嫌がられない限りですが…笑) 自立の段階として、 知る→やってみる→できる の次に「任せる(任される)」があると思います。 任されている期間中は「できるけどやらない」という

          自立。

          連休明けの指導

          始業式の日に児童にした話を、もう一度する。 「あなたはあなたでいたら、100点だよ」 「今日は百何点を目指す?」 いつも、最低限の明示と上限の解放を意識して話をする。 連休明け、学校に来れても来れなくても、あなたらしくいられたら100点。 それが、最低限の明示。 そう示した上で、何をどう頑張っても加点なので、全員褒めることができる。 甘やかすのではなくスモールステップ。 どう足掻いても、児童はその子の居る「現在地」からしかスタートできない。 どんな精神状態で

          連休明けの指導

          SSTについて。

          ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは、人が社会でほかの人と関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練のこと、だそうです。 SSTは、通級指導だけでなく学校全体で取り組む価値があると感じています。 つまり、全員が同じようにこのスキルを身につけることで、より良い人間関係の築き方や過ごし方が分かるようになるのではないか、ということです。 問題行動や不適応に対するアプローチとして、これほど易しく、全員が取り組めて、楽しい実践はないのではないかと思います。

          SSTについて。

          人が主体的になるとき。

          娘が生まれて、妻が入院中である。 今まで妻に頼りきりだった生活から一変したが、いざやってみると、自分のペースで色々なことを進められて、楽しい。 こんなにも主体的な自分に驚く。(恥ずかしながら、家の中ではそうではなかったので…) もちろん、疲れはある。 しかし、とても充実している。 そして、これだけのタスクを妻に任せきりだったことを反省した。(三度目なのだが…) 感謝の気持ちが、より芽生えた。 子供たちには、正直に妻への気持ちを伝えている。 お母ちゃんはすごいん

          人が主体的になるとき。

          子供の様子で、応える。

          説明は尽くす。 どんな思いで、どんな意図でこの実践をしているのかを、資料を用いて、分かるように、説明を尽くす。 しかし、それでも意見や要望は止まない。(当然のことだが) 管理職がこれに耐えきれず、そのまま教師に指導し改善を求め、その指導を受け、自分のやり方を曲げてきた先生方は多いのではなかろうか。 はっきり言えば、保護者の意見や要望にはキリがないため、話を聞くだけにとどめるべきだ。(変えられるかつ、影響のでないものは変更可、だが) 私も保護者だが、息子の担任の先生の

          子供の様子で、応える。

          保護者。

          小学生の保護者になって2年目。 親目線で、色々と教育活動を見るようになってきた今日この頃。 息子が持ち帰ってくる、様々な書類に目を通します。 そこで思うのは、 「分かりやすさ」 って、とっても大事なことなのだということです。 どれくらい大事かというと、 分からない→不信感を抱く くらい。 どれくらい大事かというと、 とっても分かりやすい→子どもにも分かりやすく教えてくれそう→いい先生 と、なる。 その先生が難しい実践をやっていても、分かりやすく保護者に

          保護者。

          余白。

          忙しい日々が始まりましたね。 いつも思うのですが、子供たちに「余白」があるかどうかを気にしています。 いつも課題に追われて忙しく、小学生らしい過ごし方をさせてあげられていないとき、心が痛みますし、もう少し精選すべきだったなと反省します。 その子のパフォーマンスも、忙しくていっぱいいっぱいだと、発揮させてあげられないですよね。 年度はじめの先生に「余白」などないのかもしれませんが…。 仕事は終わらないけど、意図的に時間を作って 好きな飲み物を飲み 全体を俯瞰して見

          余白。

          春休み。

          仕事もひと段落し、家族との貴重な時間を過ごしている方も多いはず。 4月1日からまた新年度が始まる。 年度当初に、あれこれ考えている暇はないので、今のうちにある程度計画を立てて、終わらせておきたいもの。 特に、家のこと。 家の掃除なんかは、余裕がある今にある程度やっておきたい。 子供たちの勉強もある程度見ておきたい。 息子も娘も、先々の勉強を楽しんで進めており、本来の姿だなと感じている。 やる気がすごいので、こちらも本気になって先々の勉強の内容を教えている。 今

          春休み。

          年度初めに。

          色々と決まってきたらやることを、記していきます。 ①自分の仕事の把握 →学年分掌、教務・校務分掌など決まったら、昨年度のフォルダを見て全体を把握します。 年度初めの提案文書もあるので、昨年度のものを参考にして、名前を入れ替えてサッと作ります。(作るのは後でよい。把握が先) ②テストや副教材の選定 →この辺は順番が前後しますが、早めに決めると良いです。私はひとつの会社にしぼって決めてしまいます。(各社、だいたい一緒なので、迷わず決めた方が別のことに時間を割くことができます)

          年度初めに。

          一年の終わりに。

          その学年の子たちを来年度も受け持つにしろ、そうじゃないにしろ、私は必ず「お別れ」をしている。 区切りとして、必ずやっていることは、 ①卒業レポートを書かせる →四ツ切り画用紙一枚に、1年間で学んだこと、思い出、これからどうするかを絵や写真を交えながら書かせている。次に進むために、気持ちに区切りをつけさせるためにやらせている。 ②全員に同じ内容の手紙を印刷して、百均の封筒に入れて渡す →言いたいことは同じなので、全員に同じ内容を渡す。百均の封筒もseriaならオシャレなも

          一年の終わりに。