ベルばらに魅せられて!【ペット愛を語ったおじさん!《愛しさとせつなさと心強さと》】
おはようございます!少し春めいてきましたが、まだ朝晩は冷えるので服の調整が難しいですね。今日はにゃんこではなくわんちゃんのお話です!
ある時ガレージを掃除していたら、白髪交じりのおじさんが犬を連れて通りがかりました。おじさんと目が合ったので会釈をすると、笑顔で返してくれました。
よくペットは飼い主に似るとか言いますけど、耳がたれたおとなしそうなわんちゃんとおじさんはどこか似ていました。昔近所のおばさんに、「私とこの子そっくりや!って言われるんやけど似てるか?」と聞かれたことがあって、愛くるしいパグ犬とあまりにも似ているので返答に困ったことがありました。
そうこうしていると、一台の車がおじさんの横スレスレに走り抜けていきました。するとおじさんはわんちゃんを抱きかかえ、「こら!待たんかい!!!」と言って追いかけていったのです。
車はすぐに停車して、作業服を着た若い男性が降りてきました。
男性「すんません!けど、当たってませんよね!」
おじさん「もうちょっとで当たるとこやったやろ!どんな運転してるんや!」
男性「いや、おっちゃん!ケガもないですよね!」
おじさん「あのな!俺はかまへん!俺はかまへんねん!せやけどこの子にもしもの事があったら、許さへんからな!!!」
男性「はい!はい!僕!急いでるんで!!!」
おじさん「俺はな~この子がおるから生きてられんねん!分かるか!!!」
男性「もう分かったって!おっさん!俺!急ぐねん!」
暫く言い争っていましたが、男性はぶつぶつ言いながら車に乗り込み走り去っていきました。
私は犬を抱いた哀愁漂うおじさんの背中を見ながら、『おじさん!分かるよ!ペットは家族やもんね!』とつぶやいていました。
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