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療育と息子と、ラベンダーと。

今年もこの時期が来た。道中のラベンダーの香りで、3年前にタイムスリップする。療育通い始めたのも、ちょうどこのラベンダーが咲き始めた時期。色々思い出すなぁ。発達障害の可能性を知り、絶望感にあった頃。歩かない息子にラベンダーで気を引きながらベビーカーを押して歩く。もちろん今も悩みは消えない。けど、今は自分の足で歩いてる。リュックも背負って自らの意思で歩いてる。その細やかな成長が嬉しくて。この子のペースで確実に前進んでる。あの頃、身辺自立目指して躍起になってたけど、「着替えができること」「靴が履けること」目的になってしまってた。靴が履けたら世界が変わる?幸せになる?目的と手段を履き違えてる自分にようやく気づいた。子育てで大事なことは、できる人になるんじゃなく、やりたくなる人を目指す。「自分で着替える子」を目指すんじゃなく「自分で着替えたい子」を目指す。似てる様で全然違う。目的と手段を間違えると、いずれ拗れてしまうことも知ったこの3年間。発達検査も数値としても変化があった。脳は伸ばせる。そして、改めて、我が子と一番長い時間を過ごす母としての心の持ちかたや関わりが大事と気づいた。

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