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認知症の母:遠隔介護 契約は要注意。高齢者は「自動更新」も「サブスク」もダメな件



以下、当時のFBから

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2022年4月7日

昨日、母の家で書類の整理をした。
大半は請求書だが、その中の1つがとても変だった。

『ご利用先:ニユーザアンシン 3212円』

クレジットカード会社からで、よく見ると母が所有してるカードと番号が違う。
さらに記載の引き落としの銀行口座はすでに閉じている。
なんでこんな請求が来るのか全然わからない。
金額は小さいがモヤモヤする。無視できない。
しばらくうんうん唸りながら考えて、銀行とクレジット会社それぞれに電話で問い合わせることにした。

確認すると、確かに銀行口座も閉じているし、クレジットカードは1年以上前に解約していた。じゃあなんで請求書が来るのかと聞くと、

「請求があるからです」

へ?
何それ。よくわからない。
じゃあその請求元はどこかと質問すると、Y電機だという。

すぐにY電機のフリーダイヤルに電話。「安心サポートサービス」の年契約をしているという。すぐに解約したい旨を伝えたが、
「年契約なので来年の1月までサポートされます」と言われ、
「何も使ってないのに!」と母は憤慨していた。

母はメールも使うしネットで買い物もするのでパソコンは必需品。Y電気で新しく買い替えたときに「それくらいなら」とサポート契約をしたのかもしれない。自動更新だったために請求が立ち、すでに解約したクレジットカード経由で請求書が届いたという訳。

「自動更新」は便利だけど注意する必要がある。
世の中のいろんな「サポートサービス」は実は高齢者を狙ってるのかしら?

何はともあれ謎が解けてスッキリした。
でもこの問題を解決するのに2時間近くかかった。電話の自動応答サービスは人間と話すためにめちゃくちゃ待たされるのが原因。
解決して良かったけどあといくつこんなものが見つかるのか怖い。

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この2年間の介護でわかったことだが、高齢者を狙っているのか?と思しきビジネスは実はとても多い。

繰り返しテレビで流れ続けるショッピング番組も、高齢者がターゲットだと思う。

2022年7月頃、母の家を訪問すると「フリーズドライ」のお味噌汁と雑炊が山のように積み上がっていた。それまでも1箱に10袋入りの味噌汁を食べていたのは確かだが、急に12箱あって驚いた。

こんなにどうするの?って量。母は笑っていた

問い合わせると、2週間に1回、段ボール1箱にあれこれ入って届く契約に変更したという。当然だが母は全く覚えていない。すぐに中止したが、消費するのにまあまあ時間がかかった。
他にも、青汁やコラーゲンの大きなパッケージが急に母の家にあったこともある。

ただ、感心したのは、各事業者のフリーダイヤルに問い合わせると、
「今後、営業の電話をしない方がいいですか」と質問されたこと。
そうしてくださいと返答したが、他にもたくさんうちと同じような問い合わせがあるんだろうな。


後で分かることだが、Y電気もS食品のように電話一つで辞められるものはまだいい。

この1年後の2023年3月に、3つの『保険』を解約し、
そのまた1年後の2024年3月に、母の家の『通信会社』の契約を終了させた。

これらは本当にタチが悪い。
電話をかけるだけでは辞められない。
契約は簡単だが、解約はものすごく大変だ。

親がまだあれこれわかるうちに、いろんな契約を最小化することを強くお勧めしたい。

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