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貧嬢っちゃま

実はワタクシ…お嬢様ですのっ。(通常のではない)
「おぼっちゃまくん」という漫画がございますが
(実はよく知らない)
何を隠そう…ワタクシは貧嬢っちゃま〜オホホ〜
箱入り娘ですの(今は昔)〜オホホ〜
(さすがに亀には乗らない、乗ってはいけない)

箱は箱でもアナタの入っている箱は桐の箱ではなく
ダンボールだね!と
職場のおっねえ⤴️様に言われましたが、
ダンボールはダンボールでも無印良品のダンボールですのよ。

街中で、収納はダンボールがいい
プリントされたTシャツをお召しになっている方をお見かけしたことがございます。
ダンボールを侮ってはなりませんのよ。(使い勝手が良いのです)

実はワタクシの父上はお三味線の師匠でございまして、父上のお弟子様から様々な貢ぎ物、ではなく
頂き物が多い家でございました。ですから、正しく申し上げますと、
ワタクシの家がお金持ちなのでは決してなく、
お金持ちの方々に囲まれておりましたの。
ワタクシの家は貧乏だけれど、自分のお金では買わない、買えないような高級な食べ物がやたらにあった。というわけでございます。それゆえに、
貧嬢っちゃまなのでございますね。
なんて幸せ者なのでしょう〜。
父上、恐悦至極に存じます。

ワタクシのおやつといえば、
神戸風月堂のゴーフル
ワタクシがゴーフルを食べる。と知ったお弟子様方がこぞって、ゴーフルをくださるの。
(なぜか、白のバニラ味しか食べなくて、次から次と
袋を開けるので母上によく叱られたものです)

他、おやつといえば、
とらやの羊羹
いつぞや、デパートでご婦人お二人のお話が聞こえてきたのでございますが、
「とらやの羊羹は和菓子好きな知っている方でないとねぇ」と。
確かに、そうですわよね。とお声をかけそうになったことがございます。

羊羹といえば、金沢の森八でございますよ。
こちらはお茶の先生から教えて頂いたのですが、
白羊羹が美味しいこと、美味しいこと(おませさん)
お茶の先生がたててくださったお抹茶と羊羹を頂いておりましたのよ。
(この〜貧嬢っちゃま!)

とはいえ、元々は質実剛健、慎ましやかに生きることを旨とする家柄でございますので(つまり家柄なんてない!)
貢ぎ物、ではなく頂き物がなければ、
グリコ!のお菓子も好きでしたのよ。
(母上、贅沢品も、安くても十分美味しいものも教えて頂き恐悦至極に存じます)

は〜そういえば思い出したことがあります。
(お嬢様語は字数が多いので戻ります)
父がお寿司屋さんでの忘年会に行った日のことです。電車で出かけたのですが、なかなか帰ってこない。きっと飲みすぎて、タクシーで帰ってくるつもりなんでしょう〜と母と私は先に寝てしまいました。
翌朝、起きた私が玄関に出たところ、
……なんか落ちてる……
……玄関にポツンと1折詰……
こ、これはもしやもしやのもしや!(もやしもやし…)
父がお土産に買ってきてくれたお寿司!
(忘年会をやったそのお寿司屋さんのお寿司は旨くて、密かにお土産を期待していたのです!)

私 おかぁさーん、玄関におすしが落っこちてるよ!
たぶん、おすし!食べられるかな?

母 だし、玄関なら丁度いい温度じゃない?
しっかり包装されてるしね。大丈夫でしょ。

二日酔いで寝てしまっていた父はほっといて、
母と私でしっかり朝からお寿司を頂いたのでした。
そのお寿司は特上…と思われました。
父よ、奮発してくれてサンキュー。
玄関にお寿司が落ちてたのがおかしくて、おかしくて、随分昔のことだけど忘れられない思い出です。

ところでお寿司のネタは、
好きなネタから食べる派?
最後に食べる派?
私は最後に食べる派です。最後に好きなネタの味で
終わりたいからです。
だけど……
と最近は思います。
人生何が起こるかわからないので、
先に好きなものを食べるのもアリだなーと。
どうせ全部食べるんだし。

あー久しぶりに桂枝雀さんの落語
貧乏神」聴きたくなったー。
貧乏神すら逃げていくほど神様さえこき使う!
面白いお話ですわよ!
貧ちゃーん!笑笑笑笑笑

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