【米国株】AI活用でプロに迫る。高品質・多面的な分析の提供を宣言します!
日本の米国株投資家の皆様へ宣言します。
このnoteアカウントでは、以下の3点を柱として、質の高い投資情報を発信していきます。
タイムリーで全体像が掴みやすい投資テーマのまとめ
投資テーマに関連する有望企業の抽出
個別株に関する、他にはない多面的な投資判断材料の提供
そして、投資判断に「本当に使える情報」をお届けしたいと考えています。
なぜ今こんなことを言うのか。
それは、生成AIとプログラミングの活用により、投資判断のための分析として出来ることのレベルが、飛躍的に向上していると実感しているからです。
現在、プロ品質の投資情報を入手可能なプラットフォームが存在し、プロ投資家と同じ最新のChatGPT-4oやClaude 3 Opusが使える状況下では、情報格差は大きくないはずです。
つまり、個人でもプロ水準の分析が可能だと確信しています。そして、成果物を自分ひとりで使うのは勿体ない。ぜひ、皆様にも活用していただきたいと考えています。
たとえ、多くはない日本の米国個別株投資家の皆様のレベルが格段に上がったとしても、私自身の投資成績にマイナスの影響を与えるとは考えていません。むしろ、そこまでの影響力を持てたなら、これ以上ない喜びです。
皆様と共に、より高度な投資の世界を切り拓いていけることを楽しみにしています。
サポートへのお礼と、今後の発信内容
2024年初にアカウントを開設し、おかげさまでnoteのフォロワー数が1,000名間近、Xでは2,000名を超えるまでになりました。スタート直後の弱小アカウントが発する記事の推薦、拡散、フォローして頂いた皆様には、心より御礼申し上げます。
改めて、今後皆様にどのような情報をお届けしていくのかをご説明させていただければと思います。
私が情報発信を始めた目的は、以前から自身の投資判断のために行ってきた分析を共有することで、プレッシャーを持ちたいという思いがあったからです。
内容には改善の余地が多くありますが、情報発信を行うことで、結論を導き出す、もう一歩踏み込んだ考察を加える、論理の矛盾がないか確認する、タイムリーに情報を届ける、といったプレッシャーを持つことができ、自分の投資成績にもプラスの影響がありました。
改めて、今後このnoteアカウントでは、以下の3点を柱として、質の高い投資情報を発信していきます。
タイムリーで全体像が掴みやすい投資テーマのまとめ
投資テーマに関連する有望企業の抽出
個別株に関する、他にはない多面的な投資判断材料の提供
そして、ここを見て頂く理由として、下の2点を他メディアとの差別化の要素とできるよう努力します。
投資テーマのタイムリーかつ全体像を掴みやすいまとめ(図解やグラフを多く活用)
個別株に関する、投資判断に役立つ多面的な材料の提供(PER、DCF、アナリスト目標株価、株主・投資ファンドの動向、テクニカル分析など)
1点目については、例えばこの記事のようなまとめを提供して行きたいと思います。
2点目について解説します。
投資アプローチの3つの「流派」
投資の世界では、主に3つの「流派」があると言われています。①マクロ、➁ファンダメンタル、③テクニカルです。もちろん、この枠に収まらない独自の手法や直観で利益を上げる天才もいます。
投資の名著とがどこに位置しているのか、ざっくりと分けてみました。
投資へのアプローチは流派によって大きく異なりますが、それぞれの流派が大きく成功した投資家を有しています。また、複数の流派をまたぐような投資家・本も見られます。
これらの手法の目的は、投資家がエッジ(優位性)を得ることです。エッジとは、上下2方向しかない値動きにおいて、勝つ確率を1/2より上げるための技術のことです。
成功した投資家の多くはエッジを得る手法を持っており、また、自分のエッジを信じていることから自信を持った売買ができます。エッジは、3つの流派のどれか、またはその組み合わせがベースになっていることが多いのです。
3つの「流派」とは。
マクロ
経済全体の動向に着目
景気循環、金利、インフレ、地政学的リスクなど
大きな構造変化に注目
技術革新、規制変更、人口動態シフトなど
これらの分析から投資テーマを抽出
例:AI、EV、再生可能エネルギー、高齢化社会関連銘柄など
長所:大局観を持ってポートフォリオを構築できる
短所:タイミングが難しく、市場に織り込まれるまでに時間がかかることが多い
著名な投資家:レイ・ダリオ、ジョージ・ソロス、スタンレー・ドラッケンミラー
ファンダメンタル
企業の財務状況や競争力などの基本的な要因を分析
収益性や成長性のみならず、経営陣の質など、企業の様々な要素(ファンダメンタルズ)を全て加味して本源的価値を算出し、株価との差に着目
割安な銘柄を見つけ出すことに注力
長所:長期的に企業の実力を反映した投資ができる
短所:本源的価値と株価の差が長期間埋まらない場合がある
著名な投資家:ウォーレン・バフェット、ピーター・リンチ、ベンジャミン・グレアム
テクニカル
トレンドやトレンド転換をチャートから読み取る
移動平均線、サポート/レジスタンスラインやRSIなどの指標を用いて売買のタイミングを計る
長所:値動きの節目が明確なため、エントリーとエグジットのルールを作りやすい
短所:なぜそのような動きになっているのかは無視してしまう
著名な投資家:ジョン・マーフィー、ラリー・ウィリアムズ、マーク・ミネルビニ
ある流派を重視する人は、他の流派を無視し、他の流派の投資家を馬鹿にすることも多いようです。
驚異的な投資成績を持つ投資家へのインタビューをまとめた書籍「マーケットの魔術師」では、以下のような2人の意見の対立が紹介されています。
ジム・ロジャーズ(著名なマクロ投資家):
チャートは全くあてにならない。ほぼ見ない。
金持ちなテクニカルトレーダーは見たことがない。
マーク・ショルツ(テクニカルトレーダー):
「金持ちなテクニカルトレーダーは見たことない」と言っている人を見ると笑ってしまう。
現に私は、9年間ファンダメンタルズに依拠して投資してきたが、手法をテクニカルに変えたことで金持ちになった。
私としては、マクロ、ファンダメンタルズ、テクニカルという3つの投資アプローチが、それぞれ独自に長い期間をかけて洗練され、それぞれが独立した視点から投資機会を提供するのであれば、どれか一つに絞るのではなく、3つの投資シグナルが同時に灯った時こそ、最もエッジの効いた投資機会が得られると考えます。
プロの投資家の多くは、ある程度これら3つの視点を持って市場を見ていると思われますが、制約が少なく、一人で投資判断を行うことができる個人投資家こそ、3つの視点を統合して投資に活かしやすいのではないでしょうか。
大型ファンドは、大口のポジションを取ると市場に大きな影響を与えてしまうため、また、社内のプロセスなどの手続きに時間を要することから、素早い売買が困難。テクニカル分析に基づく機動的なトレードが難しい可能性がある。
大型ファンドは、社内に分業体制がある。(エコノミストがマクロ分析に基づいてセクター配分を推薦、セクターの中での投資企業をアナリストが推薦、ポートフォリオ・マネジャーが最終的な投資判断する。)そのため、情報伝達のロスが生じたり、ボトムアップ型(個別企業の分析から投資アイデアを発掘する手法)のアプローチが取りづらいなどの可能性がある。
提供する個別株に関する投資判断の材料の例
個別株に関する情報の例として、エヌビディアとテスラを取り上げます。
エヌビディア
マクロ:
生成AIがインターネット以来の革命を起こすと期待されている
下記のように投資テーマを深掘りします。
ファンダメンタル:
PER(株価収益率)は38倍だが、高い成長性を考慮すれば市場全体と比較して妥当な水準
DCF(ディスカウンテッド・キャッシュフロー)分析では、17%のアップサイド(株価上昇余地)があると示唆される
アナリスト評価でも9%程度のアップサイド
株主動向からの確認
ファンダメンタルを重視する大株主が持分を減少させている。株価の急速な上昇で一部から期待を織り込み済みと見られている可能性。
テクニカル:
カップ・ウィズ・ハンドル(上昇トレンドを示唆するチャートパターン)が形成されつつある
近いうちにブレイクアウトして「買い」シグナルが灯る可能性がある
エヌビディアへの新規投資に関する結論
マクロ:「生成AI」の投資テーマ ✅
ファンダメンタル:株価は正当化可能。アップサイドあり ✅
テクニカル:3月末高値より上昇で「買い」シグナルが灯る 👀
このように、3つの投資手法を組み合わせて分析することで、より確度の高い投資判断ができるのではないでしょうか。ただし、3つの手法が同じシグナルを出すのは稀なことです。
テスラ
例えば、テスラは、EVシフトというマクロのトレンドに乗っていますが、ファンダメンタルズ指標の割高感は否めず、テクニカルは強気とは言えません。
マクロ:
EVシフトが進む。消費者のグリーン嗜好と政策による
生成AIを活用した自動運転、ロボタクシー、人型ロボットでもリードする可能性
ただし、中国産EVの技術進歩、過剰生産は懸念
ファンダメンタル:
PERは、高い成長性を加味しても市場全体と比較して割高
DCF分析では、アップサイドは無い
アナリスト目標株価へのアップサイドも限定的
株主動向からの確認
ファンダメンタルを重視する大株主が持分を減少させている
テクニカル:
株価は下向きの移動平均より下にあり、大きなトレンドは弱気
サポートラインで反発、上昇
上のレジスタンスラインを上回れば下降トレンド終了(トレンド転換ではない)と言えるが、遠い
テスラへの新規投資に関する結論
マクロ:「EVシフト」の投資テーマ ✅
ファンダメンタル:株価は割高 ❌
テクニカル:大きなトレンドは弱気 ❌
今、あえて新規でテスラへの投資を行う魅力は薄い、という結論になります。
まとめ
当noteアカウントでは、高品質かつ、他にはない「本当に使える情報」を提供できるよう努力します。
「絶対儲かる」投資機会の紹介はできませんが、当noteの内容を出発点として更に必要なリサーチを加えて投資判断を行う、読者の皆さんが既に持っている投資手法に新たな視点として加える、投資アイディアを発掘するなど、ご活用いただければ幸いです。
投資に唯一無二の正解はありませんが、多角的に分析することで、勝率を高めていくことができると考えています。
是非、一緒に学びを深めていきましょう。
おまけ:課金中のサービス
下記の課金ユーザーです。これらをフル活用して情報提供を行います。
生成AI
Claude 3
ChatGPT
Perplexity
Midjourney
Github Copilot
投資情報
Koyfin
Whale Wisdom
TradingView
Yahoo! Finance US
メディア
CNBC Pro
Bloomberg
WSJ
日経
各分析手法の留意点
DCF分析の前提
3年間目までの売上成長、利益率はアナリスト予想
売上成長は15年目に3%まで低下。永久成長率3%
設備投資はアナリスト予想。対売上で同水準継続
減価償却は短期はアナリスト予想。15年目で対売上で設備投資と同水準に
純運転資本(対売上)は過去5年間平均
エクイティー・リスク・プレミアム:1.5%
マイノリティ・ディスカウント:15%
PERグラフの見方
グラフは、主要な米国企業上場企業を、X軸に売上成長率、Y軸にPERを取ってプロットしたものです。大きく、「成長率が高いほどPERが高い」という関係が見られます。白い線が市場の平均的な成長率とPERの関係を示したもので、この線より上であれば成長率の割にPERが高く割高、この線より下であれば成長率の割にPERが低く割安、と見ることができます。
株主動向
投資ファンドは四半期ごとに、米国証券取引委員会(SEC)に対してポジションを報告する義務がある。
本データは、各ファンドによるSECへの届け出(13F)から、各企業のファンド保有状況をまとめたデータベースを基に作成されている。
ファンドのカテゴリについては、独自の調査に基づいて以下のように分類されている。
ロングオンリー:株式の買い持ちのみを行うファンド。
ヘッジファンド(HF)ファンダメンタルズ重視:企業の基本的な財務状況や競争力などのファンダメンタルズを重視して投資を行うヘッジファンド。
ヘッジファンド(HF)テクニカル重視:株価のチャート分析などのテクニカル面を重視して投資を行うヘッジファンド。
データは企業単位での届け出に基づいているため、一つの企業が複数のカテゴリのファンドを保有している場合、各ファンドの持ち分は不明である。
ここでのカテゴリは、その企業を代表すると思われるファンドのカテゴリを示している。
特に、ロングオンリーファンドとファンダメンタルズ重視のヘッジファンドの動向が重要である。これらのファンドは、企業の長期的な成長性やバリュエーションを重視する傾向があるため、その動向はプロの投資家がその株についてどう見ているか、に関して重要なシグナルとなる。
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