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ゲーミング味噌汁

朝。同居人が
「ゲーミング味噌汁!ゲーミング味噌汁!」
と騒いでいた。何事かと思いキッチンに向かうと「ゲーミング味噌汁」ではなく「減塩味噌汁」のことだった。豆腐やわかめが虹色に光る味噌汁がある訳ではなかった。
「なんだ、減塩味噌汁のことか」と残念に思い寝室に戻ったが、今思えば一人キッチンで「減塩味噌汁!」と騒いでいた理由は未解明のままだ。踏み込んではいけない問題のような気がしたので、もう忘れることにする。


今日見た夢の話をする。
私は高校2年生で、教室に座っていた。どうやら今は学級レクリエーションの時間らしく、教壇に立っている先生らしき男性がゲームのルールを説明していた。
ルールはこうだ。
一人一枚、トランプくらいの大きさの何も書かれていない紙が配られる。1~31の数字の中から偶数を一つ選び、その数を2倍した数を紙の右上に書き込む。この1~31という数字は日付を表しているらしい。書き込んだ後は数字が見えないように紙を折り曲げ、先生に提出する。
私以外のクラスメイト全員が「あー、あのゲームね」とピンときていた。何もピンときていない私が「28」と書き込むと、後ろの席の男子が「うわー、やっちゃったね」と話しかけてきた。どうやら28を選択するのはこのゲームのセオリーではないらしい。というか勝手に覗くなよ。
先生のルール説明は続く。どうやらこのゲームは、「平穏な4人家族の謎に迫る」という設定らしい。意味が分からない。分からないが、夢の中の私は真剣にルール説明を聞いていた。「4人の他には大型犬のジョフがいて〜」という話のくだりの途中で、目が覚めた。

ルール説明の途中で目が覚めてしまったので、なんだか釈然としない。そもそも数字を書いた紙を集めたところで、どうやって4人家族の謎に迫るというのか。もしかして数字が日付を示すことに意味があるのか?

いつもなら訳の分からない夢を見たな、で片付けられるのだが、今回の夢ははっきりと記憶に残っていて、いつもとは違うテイストを感じた。
もしかして本当に実在するゲームなのか?紙を集めるくだりまで実践してみたら、何か思い出すのか?

同じ夢を見た人がいたりして。ルール説明だけで終わる夢って、何かが始まりそうで興奮する。なんかこんな映画あったな。この後同じ夢を見た人全員が集められて、「ゲーム」の続きをするやつじゃん。ルールを全部聞けなかったから不利かもしれない。まずい。


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