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鯉幟(こいのぼり)リメイクの御朱印帳

 五月晴れの空に鯉幟が舞う風景は、春から初夏に向かう時期の風物詩です。
 5月5日、男の子の端午の節句を祝って、親戚縁者から贈られた鯉幟を屋敷内に高く掲げ、天高く泳ぐ鯉の姿は、それはそれは勇壮です。
 全国各地からも鯉幟のニュースが流れていました。しかし、近頃、町中にはその風景がめっきり少なくなりました。先ず住宅事情の変化によって、鯉幟を立てる場所がない、それ以前に初男子の誕生祝いに、鯉幟を贈るという習慣が稀薄になってきた、子供の数も減ってきた、こういう事情によるのでしょう。
 そういう中にも、市内・伊藤家という屋敷には一際大きい鯉が泳ぎ、幟も林立していました。同家の男の子、家族に見守られ、元気に成長していかれる事でしょう。


 我が家にも、昭和57年に長男が生まれた時には、多くの方々から鯉幟と幟を頂戴し、屋敷の入口には数十本の鯉と幟が林立しました。数年間は揚げていましたが、その内にお蔵入り。
 その鯉幟が40年振りに復活し、富松神社御朱印帳の表紙布としてレメイクされました。発案し朱印帳を奉製しているのは、40数年前に幟を貰った当の本人、今、富松神社の禰宜(ねぎ)の神職です。鯉幟を採寸して使いますから、柄はまちまち、いろいろ、一品限りの御朱印帳が出来上がります。
 今、境内は新緑の真最中、是非、お参り下さい。手作りの御朱印帳もどうぞ。

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