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カメの気持ち…寒い日の午後に呟く

私は何のために生きているのか。

ついぞ、そんなことは考えない。

でも妄想は許してくれ。

年齢は自分でも意識したことがないのだが
二十歳は超えているはずだ。

いま成人のご主人様が3歳の時に海辺で拾われてきた。

その時すでに今のサイズだっから、この世に生を受けたのは
今世紀の初めころだろう。

日ごろの生活といえば、衣装ケースを水槽がわりに使った
僕の家のなかで、甲羅干ししたり縁に向かって泳いだり
1日1回の餌をもらったりと、変化も何もないのだ。

たまの水替えのときに、庭を散歩することはあるけれど
それとて数分のものだ。

作業が終わるとサッと戻されてしまう。

今の季節は水が冷たく、最初はとんでもやり切れないよ。

でも、私がいることで日中不在な家の中に灯りがあって
番カメくらいにはなっているだろう。

そんな人(カメ)生どう思いますか?

まずは呟いてみることにしました。

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