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「物欲nothing」マン

「どうかしてるぜ」


って、どこかの誰かさんみたいに言わないでくださいね。



あと一月半で50歳の誕生日を迎えるんですけど、ママに「何が欲しい?」って聞かれても全然思い浮かばないんですよ。


私の1ヶ月のお小遣いは2万円。


先日職場の先輩に「よくそんな少ない金額でやれますね」なんて言われたんですけど、実際、全然余裕で大丈夫なんですよね。


ママがお昼の愛妻弁当を作ってくれることもあるし、それがない場合は炊飯器からご飯をよそって弁当箱に詰めて、冷蔵庫にある何らかのおかずをその横に添えたら即席弁当の出来上がりです。


あとは出勤途中に飲み物や仕事中に小腹が空いたらお菓子を買うくらいなので、1日あたり400円もあれば大丈夫。


で、たまに気分転換にちょっとだけ遠出してプチ贅沢の『カフェランチ』なんかしちゃっても全然余るわけです。


かといって、「先輩もああ言ってるし、もらったものは使い切るかな」なんて気持ちも全然湧いてはきません。


「俺って、実は物欲ないんだあ」


と、今さらながらに気付きました。



もったいないことしましたよねえ。本当に「デタラメな」生活をしていましたから。


労働組合書記時代はいただいた給料をその週の土日の競馬で使い果たしたり、医療事務時代も似たような流れから一人暮らしのアパートのガスを止められてしまったりもありました。


それも真冬に。


入りましたよねえ。水風呂に。


そして、3日で克服しましたよ。 


4日目には「まあイケるっしょ」って、普通に入浴していました。


今振り返ってみると「ネジが3本はずれた」人間ってのは、つくづく恐ろしいですね。


「こんな究極の状況に置かれて右往左往してる自分。なんだか可愛くない?」みたいなこじれにこじれた『自己愛』が、私に妙な力を与えていたんだと思います。


それこそ、


「どうかしてるぜ」


ですよね。



その後ママを中心とした周りの人たちのおかげで、ようやくまともな感覚が戻ってきました。


「あの時」のままだったら、確実に私は今ここにいることはなかったでしょう。


せっかくそうやって生かされた身ですから、これからは『命』・『時間』・『お金』を大切に使っていこうと思っています。


そうしていれば、そのうち自然と「自分が本当に欲しいもの」が見つかる気がするんですよ。


それまでは、余ったお小遣いは家族へのプレゼントに使おうと考えています。


実はもう予約が入っていて、ママの誕生プレゼントが可愛い一本下駄。息子たちのクリスマスプレゼントがNintendo Switchのソフトです。


3人の喜ぶ顔を想像していれば、余裕でお金も残りそう。


また「ネジが外れる」ことのないように。


負けるな、俺!


ゆけ、物欲nothingマン!

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