ライト読書家

読書は好きだ。
とはいえ月に10冊以上読んだりといった本格的な読書家というわけではなく、せいぜい週に1~3冊、1カ月で5冊いくかいかないかぐらいだろう。
(図書館で読む雑誌を含めるならもう少し読んでいることになるが)

昔から読書っ子だったということは全くなく、子どもの頃は国語の授業こそ好きだったものの、自主的に本を買ったり借りて読むといったことはほとんどしなかったと思う。

時間的制約もあり、最近は長編小説よりも短編小説を読むことが多く、専門書も再読が多い。

というか阿刀田高と筒井康隆と米澤穂信ばっかり読んでいる。

上記の三人の小説家はぼくの好きな小説家TOP3でもあるのだが、
「毎回驚きがある」「引き込まれる文章」「文章が丁寧で読みやすい」
という部分が共通しているように思う。

物書きでありライト読書家でありながらも、ぼくは長編小説を読むのが少し苦手だ。しかし上記の三人の小説家は長編でも短編でも続きが気になってスラスラ読んでしまう。

そのうえ内容が面白く、読んだあとに「いやぁ……よかった」と、
実に月並みな表現が零れると共に心地よい読後感を得られる。

読書家の方にとってはベタなチョイスと思われるかもしれないが、好きな小説家がいるというのは、慢性的に憂鬱なぼくの心をほぐしてくれる素晴らしいツールだ。

新たに好きな小説家を探すのも楽しいが、いつもそこにいてくれる好きな小説家の本を何度も読み込むのも、本の楽しみ方の一つだと思う。

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