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3分で読める本日の注目ニュース(2024年2月16日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・[東京 15日 ロイター] - 新藤義孝経済財政相は15日、2023年10─12月期の実質国内総生産(GDP)が2期連続のマイナス成長となったことを受け記者会見で、日銀の金融政策は個人消費や先行きリスクを含め総合判断され、その具体的手法は日銀に委ねられる、との見解を示した。そのうえで「政府としては密接な連携のなかで賃金上昇を伴う物価目標の達成に向け適切な金融政策運営を期待する」と述べた。

2023年暦年の名目GDPがドイツを下回り世界4位に転落したことに関し、「日本として更なる構造改革が一刻も早く必要」と強調した。同時に、「為替円安やドイツの高い物価上昇率も影響した」とも述べ、日本の国際的な地位について「このことのみで心配する必要はない」とも述べた。

新藤経済財政相は10-12月期GDPに関する談話も発表し、内需について、個人消費はサービス消費の回復一服に加え、物価上昇や暖冬の影響もあり3四半期連続のマイナスとなったと指摘した。

設備投資は、供給制約もあって、建設投資が減少し3四半期連続のマイナスとした。

「賃金上昇が物価上昇に追いついていない中、個人消費は力強さを欠いており、設備投資は堅調な計画が実際の投資として実現することに時間がかかっている」と表現した。

政府としては総合経済対策等を速やかに実行するほか、「あらゆる政策を総動員して、賃上げの取り組みを強力に後押しする」と強調。「給付金や定額減税によって、所得の伸びが物価上昇を上回る状況を確実に作り出し、消費の拡大につなげる」とした。

芸能ニュース

・昨年7月期にTBSで放送された日曜劇場『VIVANT』が、島根県とともに「第14回ロケーションジャパン大賞」(主催:ロケーションジャパン編集部)準グランプリを受賞した。

 同作は『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズ、『陸王』『ドラゴン桜』などを手掛けた福澤克雄氏が、演出だけでなく原作も手掛けた完全オリジナルストーリー。福澤監督と共に日曜劇場を作ってきた制作スタッフが集結し、主演の堺雅人のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、二宮和也ら豪華キャストが共演し、超スケールの中に散りばめられた緻密な伏線の展開に、ハマる人が続出した。

 「福澤克雄監督・ドラムと行く!VIVANTロケ地ツアー」やトークショーが話題となり、ロケ地である「鬼の舌震(したぶるい)」の観光客は10倍、奥出雲町観光協会ホームページのアクセス数が約100倍となるなど、ロケ地を盛り上げたことが評価された。

 15日に都内で開催された授賞式では、福澤監督が登壇し「まさかもらえるとは思っていませんでした。正直言って、島根県はちょっとしか映っていないんです。ほとんどモンゴルと東京が舞台。主人公の実家ということで5話と9話の一部だけ」と恐縮。「島根県は東京人からすると行きにくいですが、本当にいいところ。櫻井家のお屋敷(=主人公の実家ロケ地)も300年以上経っているのですが、本物の映像が(視聴者の)心を打ったんだと思っています」と語った。

 また、島根県副知事の松尾紳次氏は「放送以来、本当にたくさんの方に来県いただいております」と感謝しつつ、「できれば続編ではもうちょっと映していただければと思います」とお願い。「小さな県ではございますが、神話や歴史の舞台となるスポットが残っております。一番自慢してるのは住んでいる方々のおもてなし、助け合いの心だと思っております。本日のこの賞を励みにしてすばらしさを全国・世界に発信できるように頑張っていきたいと思います」と力を込めた。

 松尾氏の話に苦笑いを浮かべていた福澤監督は「今のだと続編がありそうな感じですが、続編は決まってませんし、僕には決められないんです」と忠告。「なぜかと言うと、大赤字です。はっきり言って偉そうに立っているのは当たったから」と赤裸々に語り「続編は決まっておりません」と改めて強調した。

スポーツニュース

・国際サッカー連盟(FIFA)は2月15日、最新のFIFAランキングを発表した。アジアカップで8強止まりだった日本は、17位から1ランクダウンの18位に。大会連覇を飾ったカタールは58位から37位へ大幅アップとなっている。

 日本はアジアカップ前に国際Aマッチで9連勝を飾ったが、優勝候補の本命とされた同杯の準々決勝でイランに1-2と敗れ、8強で敗退。最新のFIFAランキングではアジア最高位をキープも、12月発表時の17位から18位へ下降した。

 同じアジア勢では、イラン(20位/1ランクアップ)、韓国(22位/1ランクアップ)、オーストラリア(23位/2ランクアップ)と続き、大会2連覇のカタールがアジア内で5位となる37位(21ランクアップ)に急浮上している。

 FIFAランキング上位の顔ぶれは変わらず、トップ3はアルゼンチン、フランス、イングランドとなった。

話題のニュース

・【ニューヨーク時事】米ニューヨーク市は14日、中国系の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」などのSNSが若者のメンタルヘルスを悪化させているとして、運営各社を提訴した。

 アダムズ市長は「多くのSNSは依存症を引き起こし、(若者の)危険な行動を助長している」と非難した。

 対象のSNSはティックトックのほか、インスタグラム、フェイスブック、スナップチャット、ユーチューブの五つ。ニューヨーク市は運営する米メタや米グーグルなどを相手取り、カリフォルニア州の裁判所に訴状を提出した。ネット上でのいじめや、プライバシー侵害の原因となっていると主張している。

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