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3分で読める本日の注目ニュース(2024年5月18日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・テーマパークを探検し、レゴブロックは使いたい放題――。子どもたち垂ぜんのプログラムが並ぶのは、「レゴランド・ジャパン」(名古屋市港区)が企業内で始めた学童保育だ。学校の長期休暇に合わせて開き、子育て中の社員をサポートする。社員たちも知恵を出し合った。

 学童保育は、共働きやひとり親家庭の小学生を放課後に預かる。年々需要が高まる一方、待機児童の対策は、保育所より遅れているのが現状だ。

 親が特に頭を悩ませるのは、夏休みや年末年始、大型連休など。

 レゴランドは昨年5月、パートを含む社員約1500人のうち、フルタイム勤務と、それに近い600人にアンケートを実施した。子育て中やその予定のある96人が回答。利用したいサービスや、会社に支援してほしいこととして多かったのが、「長期休暇中に預かってくれるところがほしい」「子連れ出勤させてほしい」だった。

 テーマパークは子どもの学校の休みがまさに繁忙期。会社としてもシフトに入る従業員を確保したい。ところが、「子どもの預け先がないから」と断る人がこれまでも少なくなかった。すぐに、社内で預かる方針が決まった。

 プロジェクトリーダーになった伊藤智子さんは、開設に向け愛知県の子育て支援員研修を受講。保育士の知人から話を聞き、県内のファミリーサポート事業の現場も視察した。

 どんな学童にするか、社員を集め構想を練った。「長椅子が欲しい」「壁は自由に絵が描けるようホワイトボードにして」「やっぱりレゴブロックで遊びたい」。社員のパパ・ママたちとブレーンストーミングを重ねると、アイデアが次々に浮かんだ。

 そして今春完成したのが、オフィスの一角にある約100平方メートルの学童ルーム。明るい室内のあちこちに、レゴブロックが置かれている。運営は外部に委託し、保育士など専門スタッフが常駐する。伊藤さんも見守る。

 預かるのは午前8時~午後7時で、定員15人。利用者は子どもと共に出勤し、昼休みも一緒に過ごせる。

 長期休暇中の企業内学童は、大手企業を中心に広がりつつある。伊藤忠商事は昨年夏、社員と近隣の小学生を対象に5日間、開設し、注目を集めた。今年も開催する方向で検討している。

 レゴランドの特徴は利用を無料にした点。対象者が限られるため、福利厚生として公平性の面から議論もあった。伊藤さんたちは予算も考慮し、利用者の一部負担を提案した。しかし会社側は「私たちは子どものテーマパークを運営する会社だから」と無償を決めた。

 報道発表すると、SNS(ネット交流サービス)に「転職したいレベル」「こんな会社入りたい」などのコメントが投稿された。伊藤さんは「働きやすさで魅力を感じてくれる人がいるのはうれしい」と話す。

 3月のテスト実施では、「子どもがそばにいて安心して働ける」「子どもが『ゲームをしないで過ごせた』『友達ができた』と喜んでいた」「『ここで働いていてくれてありがとう』と言われた」などと好評だった。

 大型連休に本格スタートし、夏休みは40日間開く予定だ。子どもたちを飽きさせないプログラム作りなど、取り組む課題は多い。通常の週末・祝日や、未就学児の保育のニーズもある。伊藤さんたちは今後、多様な社員の働き方にどこまで沿えるか、さらに検討を進めていく。

芸能ニュース

・滝沢秀明氏(42)が代表取締役を務める株式会社TOBEは17日、TRAINEE(研修生)の新グループ「DeePals」(ディーパルズ)を結成したと発表した。

 同事務所の公式サイトで「TRAINEEより新たなグループとして『DeePals』(ディーパルズ)が結成されました!」と報告。

 公開されたアーティスト写真には帽子で顔を隠した6人の姿が写っているが、メンバーの名前、年齢などの説明はなく“シークレット”となっている。

 DeePalsは、IMP.が6月13、14日に東京・有明アリーナで開催する公演、北山宏光の同15、16日の有明アリーナ公演、三宅健の同22、23日の有明アリーナ公演に出演することも併せて発表された。

 TOBEの研修生グループは、今年3月に結成が発表された5人組「wink first」に続いて2組目となる。

 ファンからは「帽子の下のお顔が見たい」「有明でのお披露目が楽しみ」「綺麗な立ち姿と雰囲気のある6人 楽しみです」「結成おめでとうございます。どんな子たちかなぁ~」「お顔見えないところが更にワクワクしちゃう」などの声が上がっている。

スポーツニュース

・■ロッテ 1ー1 日本ハム(17日・ZOZOマリン)

 ロッテの佐々木朗希投手が17日、ZOZOマリンで行われた日本ハム戦に先発。今季最長となる8回106球を投げ3安打1失点12奪三振で、今季自身最速の162キロをマークする好投も、4勝目とはならなかった。試合は延長12回を戦い1-1で引き分けた。

 佐々木は初回から2三振を奪うなど3者凡退。2回2死から万波に投じた4球目、力のある球はファウルとなり、これが今季自身最速の162キロを計測した。4回は先頭の松本剛に内野安打され、二盗と三盗を許したが後続を断ち、本塁を踏ませなかった。

 しかし1-0の7回だった。先頭の郡司の中前打、マルティネスの左翼線二塁打で二、三塁のピンチを招くと、細川の左犠飛で同点とされた。浅めの飛球だったが代走で出ていた三塁走者・五十幡の足が勝った。降板後は「リードを守ることはできなかったですけど、とにかく勝ち越しを許さず投げられたのでよかったです」と振り返った。

 1週間前も同じカードで、10日にエスコンフィールドで対戦した際には5回2/3を8安打5失点で2敗目を喫していた。この日は一変して快投を披露したが、打線の援護に恵まれなかった。

話題のニュース

・「+94」から始まる番号から電話が掛かってきたことはありませんか。今、スリランカから発信されたとみられる謎の国際電話が相次いでいます。

■スリランカから?未明に国際電話

 スタッフの携帯電話に掛かってきたスリランカからの着信。身に覚えのない番号です。その電話のおよそ15時間前にも、大阪で…。

大阪在住 30代の人
「夜中2時くらいに電話掛かってきて。寝ている時間帯じゃないですか、迷惑ですよね。全く知人とかがいるわけじゃないので。スリランカに」

 着信履歴にスリランカからの発信を示す「+94」の表示が。どちらも不審に思い、電話には出なかったそうです。 

 ここ数日、SNSではスリランカからの“謎の着信”を報告する声が相次いでいます。

 インド洋に浮かぶ小さな島国スリランカ。近年は深刻な経済危機から、デモ隊が大統領の公邸を占拠するなど、混乱が広がっていました。

 なぜスリランカから着信が相次いでいるのでしょうか。ITジャーナリストの三上洋さんに聞きました。

ITジャーナリスト 三上洋氏
「これは『国際ワン切り詐欺』と呼ばれる詐欺です。推測できることは国際電話料金の一部が犯罪グループに渡る仕組みがあるということです」

■“国際ワン切り”詐欺の手口とは?

 “国際ワン切り詐欺”は、電話をワンコールで切る“ワン切り”で着信履歴を残し、国際電話料金を掛け直させる手口のこと。折り返して通話をすることで、日本の電話会社に対し、多額の通話料金が発生。そこから「接続料」が現地の国際電話会社に入り、その一部がキックバックされる仕組みだといいます。

三上洋氏 
「国際的な犯罪グループが関与していると思われます。電話が掛かっている国に(詐欺グループが)いるわけではありません。ほとんどの電話はIP電話、インターネット経由で接続されている。(折り返して)切らずに放置をしてしまったがために、1カ月の請求が数万円を超えたという報告もあります」

 取材では「ニカラグア」など、小さな国からの着信も確認できましたが、詐欺対策のサービスを提供する「トビラシステムズ」の調査では、発信元として2番目に多かったのが「スリランカ」からの着信でした。

 一方で、1番多かったのは「+1」から始まるアメリカやカナダからの着信です。その「+1」からの国際電話に16日、つい出てしまったという男性に話を聞くと…。

「+1」から始まる国際電話に出た人
「電話に出たら韓国語か中国語の女性の声が聞こえました」

 男性はこの番号、身に覚えがありません。通話時間は25秒。

「+1」から始まる国際電話に出た人
「生の電話というよりは音声アナウンスみたいな、まるで録音していたのを流している感じでした」

 番組が、それとは別に入手した「+1」からの留守電音声にも…。

「+1」から始まる不審な国際電話音
「ニーハオ(こんにちは)コウセイロウドウショウ…」 

 アメリカやカナダからの電話のはずが、第一声、流れてきたのは“中国語”でした。

 身に覚えのない国際電話からの“謎の着信”。なかでも特に多いのがアメリカやカナダなど「+1」から始まる国際電話です。

■ニーハオ!“ニセモノ厚労省”も登場

 詐欺対策のサービスを提供する「トビラシステムズ」の調査でも、同じ「+1」から始まる国際電話が留守電に残した、こんな“不審な音声”が確認されています。

「+1」から始まる不審な国際電話
「ニーハオ(こんにちは)コウセイロウドウショウ…」

 およそ10秒間、中国語が聞こえた直後…。

「+1」から始まる不審な国際電話
「厚生労働省とこんにちは。ここに重要な書類があります。お問い合わせの場合は『9』を押して下さい。担当者が対応します…」

 中国語と日本語、両方の自動音声で厚労省を名乗り、ダイヤル操作を促してきました。

 厚労省に確認したところ、この音声は偽物で「国際電話を使用した電話をすることはない」とのことでした。

■“架空請求”新たな手口 対策は?

 これは、実在する企業などを装って、架空の未納料金などの支払いを求める「架空請求詐欺」の一つとみられます。

 実は、今年に入ってから携帯電話へ着信する詐欺電話が急増。その大半を占めていたのが国際電話です。

三上洋氏
「なぜ国際電話を使っているか。総務省と警察庁が詐欺電話に携帯電話やIP電話が利用されている実態があるため、規制を行った。詐欺グループは日本国内の携帯電話番号やIP電話番号が使えなくなってきている」

 私たちは国際電話からの“謎の着信”にどう対処すれば良いのでしょうか。

三上洋氏
「大切なのは『+』から始まる(身に覚えがない)国際電話の着信、これは無視しましょうということ。受けない・掛けない・折り返さないことが大切だと思う」

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