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夏木マリ 60 ロクマル LIVE 2012.5.2

「真夏の夜のジャズ」のアニタ・オデイ以来、女性ボーカルのライブ映像を見て衝撃を受けた。

 歌がうまい、声がいい、艶がある、表情がいい、存在の重さを感じる、芝居もうまい、強い、 芯がある、エネルギッシュ、味わいがすごい、中身が詰まってる、何につけ濃い、でも押し付けがましくない、しなやかである、自由を感じる、当たり前だが本当の大人である、しかし老け込んでいない、老け込むつもりもない、可愛らしい、香水のいい匂いがしそう、赤が似合う、いい感じ。自分にとっては、アニタ・オデイでもあり、ジャニス・ジョプリンでもあり、最近知ったところではニーナ・シモンのようでもある。シャンソン、ブルース、ロック、ジャンルの垣根の中にはいない。特に冒頭、無言の一人芝居から続く1曲目、2曲目は、底の深い魅力・魔力のようなものにこちらが引きずり込まれていく。ステージ演出も素晴らしい。本物です。


セットリスト

 パダム パダム
 愛の讃歌
 鎮静剤
 私のすべて
 スワサントンブルース
 ささくれ
 Make Me Wanna Die (山田優)
 From A Distance(土屋アンナ)
 キャディラック
 conne
 Cry Baby
(テレビ放映分のみ)

ミュージシャン

 guitar:   福原 将宜
 base:     櫻井 哲夫
 drums:  山内 陽一朗
 trumpet:  中野 勇介
 sax:     竹上 良成 
 trombone:   河合 わかば
 keyboard:   重美 徹
 keyboard:   白井 アキト
 percussion:斉藤 ノヴ
 chorus:  村石 有香
 chorus:  大嶋 吾郎

ゲスト

 山田 優
 土屋 アンナ

於:新国立劇場 (2013.1.28  BSフジにて放送)

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