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試験本番で提出した午後Ⅱ論文を取り寄せする方法【プロジェクトマネージャー試験等】

はじめに

プロジェクトマネージャー試験をはじめ各種試験は答案用紙の取寄せが可能です。特に論文試験は内容を再現するのも難しいため取寄せが効果的です。今回は取寄せ方法を詳しく解説します。

この記事が役に立つ方

✔︎合格記念に論文を取寄せたい。
✔︎論文の振返りをしっかりおこない次に繋げたい。

取寄せ概要・必要な費用

なぜ取寄せが可能なのか?それは午後Ⅱ論文の回答は個人情報に該当するためです。そのため個人情報の保護に関する法律に基づき、保有個人情報の開示請求が可能です。

開示請求にかかる費用は事務手数料・郵送費のみで総額500円程度です。

具体的な手順

具体的な流れはIPAのサイトに掲載されていますので参考にしてください。

大まかには、以下の流れになります。
 ① 保有個人情報開示請求書を送る。
 ② ①に対する回答が届く。
 ③ 開示実施請求書を送る。
 ④ 論文の写しが届く。

①はリンク先の各種請求書の入手から保有個人情報開示請求書をダウンロードし、必要な項目を記入してIPAに郵送すると手続きが始まります。

わかり難い点として、保有個人情報開示請求書の「開示を請求する保有個人情報(具体的に特定してください。)」欄に何を記載すればよいか迷うと思います。
該当欄には「令和x年度 x期 情報処理技術者試験のうちプロジェクトマネージャー試験において提出した午後Ⅱの答案用紙(受験番号PMxxx-xxxx)」と記入すれば問題ありません。
この時、手数料として300円の納付が必要です。

その後、自宅に開示決定通知書が届きます。
これは答案用紙ではなく文字通り「開示できることが決まりました」という通知文書です。

同封されている開示実施申請書に必要情報を記入し、IPAに返送すると午後Ⅱの答案用紙の写しが郵送されてきます。なお、写しの送付にかかる費用は請求者の自己負担のため150〜200円程度の切手が必要です。

おわりに

この手続きをおこなうことで、試験時に解答を覚えずとも答案内容の入手が可能です。
安価で正確な内容が確認できることから、不合格時の見直しにとても有効です。冷静に読み直すことで気づけることも多いです。

また、合格論文も記憶から再現する必要なく、完全再現ができますので、活用の幅は広いです。
注意点として、総務省の答申書から採点結果の開示は出来ないと思われます。ご留意ください。

参考(総務省答申書):https://www.soumu.go.jp/main_content/000576428.pdf

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