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食生活のお話

#50代 #女性 #食生活 #食生活を考える #ダイエット


私が調理を始めた時


私が炊事を本格的に始めたのは小学4年生の頃からでした。
我が家は母と二人の母子家庭でした。
それまでは家事の手伝いとして洗い物やご飯を炊くとき、一部分だけを手伝う感じでした。
元々母は食事を作ることが非常に苦手な人でした。


母の転勤に伴い引っ越しをしました。
それまでは仕事が遅くなり食事を作るのが面倒になると外食になる事が多かったのです。
そして普段の食生活は、ご飯とお味噌汁は作るけれどもおかずは買ってくるのが普通でした。


しかし引っ越し先は漁村と言える場所で、地域全体が親戚というような地域でした。
スーパーはありますがお惣菜は売ってなかったように記憶します。
すぐ食べられるものは干物くらいだったように思います。


そして母は非常に偏食な人でした。
嫌いな物を言えば、色の濃い野菜が嫌いで肉魚類も嫌いで本当に何を食べて生きているのか?と言いたくなる感じでした。
好きな物は甘い卵焼きと甘い煮豆でした。


その母が病気で入院しました。
調子が悪かったのは私が小学校4年生の5月頃からだったと思います。
そして職場の定期健診で胃潰瘍と診断されます。
(私はこのように聞いていましたが他界する直前、胃がんという話もありました。
ただがん治療を積極的に行わずに所定の期間生きましたので、がんは誤診でやはり胃潰瘍だったようです。)


母一人子一人の母子家庭でしたので私の食生活が問題となりました。
母の入院期間は1か月でした。
結果として最初の1週間は病院から学校へ通いました。
そしてその間の食事は、朝は菓子パン、お昼は給食、夕食は外食でした。


そして2週間目、私が外食に耐えられなくなり家へ帰り一人暮らしを始めます。
もともと地域全体が親戚のような場所だったので、隣近所の方がご飯を食べさせてくれることもありました。
そして3週間目、伯母が1週間家へ来てくれていろいろやってくれました。
4週間目は伯母の説得もあり、そしてあと1週間の辛抱だからと病院へ戻りました。
そしてこの時から炊事は私の仕事となりました。


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自然食のお話


母が1か月の入院生活の後、母の古い知り合いの方が自然食のお店を開きました。
そして食生活に関するいろいろな事を学ぶ結果になりました。
この方も人に教えるほどではなかったようなので、私が勧められたのは多くの本を読む事でした。
お店には何冊かの食生活に関する本が置いてあり、ほぼ全部を買って貰ったような気がします。


お店の方は母を教育するつもりだったようですが、もともと炊事が嫌いな母だったので合わなかったようです。
あのお店に行くと食べる物が無くなると言って、母は嫌うようになりました。
そして行かなくなりました。


自然食も1つの宗教だと私は思うのです。
私が言う宗教とは、かなり広い意味で言っています。
生き方とか、思想とか図書館の本の分類でいう、思想宗教のカテゴリ全てが宗教と思っています。
そういう意味では、私は小学校5年生の時に自然食という思想に影響を受けたと言えるでしょう。


3食きちんと食べる


もともと家では3食きちんと食べるのが普通だったのですが、母は体調を崩すと全く食事が取れなくなる人でした。
そして私が体調を崩したとき、幼いころから食事が抜きになることが多かったのです。
そして高校卒業後、和裁の専門学校へ行きます。
この学校が全寮制4年間という学校でしたが、食事は良くなかったです。
そして学校のカリキュラムも厳しく、忙しいのも手伝って食事抜きでという事も多かったです。
結果として半年でこの学校をやめて家へ帰ってきました。


家から通える和裁の学校へ行きなおします。
そしてアルバイトも始めます。
私がアルバイトを始めたら、母は母で仕事を辞める結果になりました。
アルバイト先で社会保険に入れてくれたので、自分の保険証を持つ事が出来ました。
これで安心して自由に病院へ行けると思ったのがとても嬉しく感じました。


食生活はあまり人に言えるような内容ではなかったです。
この頃オルビスから1食置き換えダイエット用の食品がいろいろ発売されました。
鉄分補給用のイチゴキャンディなどはよく舐めていました。
ダイエットスープ類も栄養バランスを整えるために使っていました。


そしてある時一人の看護師さんにお説教されることになりました。
この看護師さんには非常に感謝しています。


調子が悪くてもきちんと食べて寝る努力をしなさい。
それが出来ないと治る物も治らないから。
もし食べれなかったらクッキー1枚とお茶だけでも良いからとにかく食事の時間には食べなさい。
寝る事は最大の薬なの。
だからとにかく寝なさい。


この看護師さんからはこのように言われました。
言われた当時はまだ若かったので、若干の反発もあったのですが50歳を過ぎた今、あの時言われたことは間違いなかったと思っています。


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栄養のお話


初めて栄養に関する勉強をしたのは中学校の家庭科の時間でした。
この時の課題は6つの食品群のすべてをバランスよく網羅して献立を作ることでした。
そして努力目標として1日30品目以上を選ぶこととも言われました。


6つの食品群とは以下の物です。
1群:魚、肉、卵、大豆、大豆製品
2群:牛乳、乳製品、海藻、小魚類
3群:緑黄色野菜
4群:淡色野菜、果物
5群:穀類、イモ類、砂糖
6群:油脂類、脂肪の多い食品


この課題で非常に苦労したのが緑黄色野菜でした。
当時の基準では可食部100g当たりカロテン含量が1000µg(マイクログラム)以上の野菜だったので緑の野菜と思っても600µgとか800µgで基準に満たず大変でした。
今の基準は600µgになっているようですね。


この時の経験から緑黄色野菜を意識して取れば自分の好みなどから概ね何とかなると知りました。
あとは意識しなければいけないのはイモ類と海藻、小魚です。
こちらもついつい忘れそうになる食品です。


しかしこの経験から、職業として栄養士を選ぶのはやめておこうと思いました。
授業の課題だからなんとか献立を作りましたが、毎日このような事を考えるのはまっぴらごめんと思ったのです。


栄養士さんのお話


妊娠し出産や子育てを経験すると、その間に何回か栄養士さんから栄養指導というのを受ける事があります。
大勢の中の一人として栄養指導を受ける場合は全体論として聞いていますが、ある時個別指導を受ける必要がありました。
1週間の間に食べた物を全て書いて出しなさいという事前指導がありました。


私としては細かく栄養に関して言われれば、完ぺきとは言えない内容なことは理解しています。
しかし今よりもっと加工食品は極力使わずに手作りのご飯を心がけて居た時でした。
周囲の方たちが、まめに家でご飯を食べていても熱を加えるだけの冷凍品で済ませている事を知っていました。
その為、栄養士さんがどうみるのかとても気になっていました。


そして個別指導の日、栄養士さんからのお話がありました。
最初、通り一遍の説明がありました。
加工食品を減らしなさい、というような内容だったと思います。


思わず言ってしまいました。
(私)あのぉ~、調味料以外ほとんど家で手作りしているのですが・・・
ところで栄養士さんのお宅のお食事はどのような物でしょうか?
参考までに聞かせて頂けると大変勉強になると思うのですけれども。


(栄養士さん)あ”~~
私、家では凄く適当よ。
よそのお宅と一緒だから心配しないで。
子供達には私の職業、絶対に言っちゃダメって言ってるのだから。


(私)それを聞いてとても安心しました。
と言いましたら
(栄養士さん)とりあえず私もこれを言うのが仕事だから、言うだけ言わせて。


という事で栄養指導は無事終わったのです。
もちろん全ての栄養士さんがこういう調子ではなく、きちんと実践されている方もいらっしゃると思いますが、私は残念ながらお会いしたことがありません。


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ダイエットや健康法のお話


以前どこかで聞いた話ですが、女性誌は皇室またはダイエットを記事にすれば売れるとか。
それを聞いてある意味納得しました。
つまりダイエットにも流行りすたりがありますが、仕掛ける人が居るという事です。


私が昔聞いたダイエットでそれなりに納得できたのが「鈴木その子」さんのダイエットです。
当時このダイエット法を書いた本があっという間にベストセラーになりました。
内容に関して細かい数字などは覚えていないのですが、栄養士さんの視点でバランスよく食べるように書いてあったように記憶しています。
調べてみたら電子書籍で読めるようですし、ネット検索するといろいろな方が本の内容について書いているようです。


いろいろなダイエット法が生まれては消えを繰り返していますが、なぜ太るのか?というと食べた物に対して消費カロリーが少ないから太るのです。
野生動物を初めとして動物は皆、飢餓に対応するために太りやすくできていると言われて納得するのは私だけでしょうか?
今でこそお金さえあれば、食べる物に不自由しない時代になりました。
しかしほんの100年ほど前は飢饉なども当たり前に発生していました。


日本人の基本の食事を考えた時、ご飯とお味噌汁だと思うのです。
一汁一菜が基本で、そこに余裕があればおかずが入ります。
基本のご飯があって、そのうえで何をどう食べるのか?というお話になります。
ここから大きく外れた食事を推奨するようなダイエット方法や健康法は避けたほうが良いと思います。


鈴木その子さんのダイエット法と糖質制限のダイエット法を比較している方がいらっしゃいました。
確かに真逆な部分もあるようです。
ただ試してみてどちらがハッピーか?これに尽きると思うのです。
変な話、体重を落とすのがその人の為になるのか?それとも健康になるのが良いのか?
そういう問題だと思うのです。
そしてその食生活をほぼ永遠に続けられますか?というお話になります。


体質によって合う合わないもあるでしょう。
ただ健康やダイエットのお話をするには、自分が何を食べて体重がどうなのか?
はっきり数値で知ることが最初の一歩だと思います。


一般論で言いますと、二十歳前後の体重がベストと言われています。
私の場合はこの時期、全寮制の学校での食生活が悲惨だったのでかなり危ない体重でした。
高校時代は45キロから47キロでした。
身長155センチで、現在の体重は65キロほどです。
これを考えると少しダイエットしたほうが良いと思っています。


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理想の食生活


ダイエット法などを見ますと、多くの物がそれをずっと続けるのは無理という内容になっています。
食生活は命の終わりが来るまで続けなければいけません。
つまり所定の期間行い、そこで終わりではないのです。


何かがきっかけで食生活を変えた時、そのまま維持モードで進み続ける事ができないと続けられません。
ダイエット期間中は良いけど、維持モードに入ったらリバウンドではよくないと思うのです。
私が考えるダイエットとは、ダイエット期間中は今までの食生活からの移行期と考えています。
この時期に理想の食生活を学び、若干カロリーダウンの食生活になりますが維持モードに入ってもしっかり継続できるような食生活が良いと考えます。


アプリの活用


私が利用しているのは、あすけんというアプリです。
最初このアプリを知った時はご飯の写真で何を食べたか判定とあり、ちょっと疑っていました。
しかし思っていたよりは優秀でびっくりしました。


AI栄養士さんがアドバイスをくれますし、自分に不足の栄養素を指摘してくれてお勧めの食材を教えてくれます。
学生時代に大嫌いだった栄養素の計算を全てAIがやってくれるのでとても便利です。
バランスよく食べる手助けをしてくれるのでとても良いです。


私の先日までの食生活


ご飯主体でおかずが1品か2品という内容でした。
しかしこのような食べ方をすると、どうしても足りない栄養素が出てきます。
これを解消するためにご飯を減らしてもう1品追加する事を目標にしました。


理論上はこれでうまくいくかと思ったのですが、これがなかなか難しいです。
作る手間に関しては、作り置きおかずを増やすことで対応できます。
しかし胃袋は言う事を聞きません。
体積が多くなるのでそんなに入らないのです。


バランスよく食べる


私が今目標にしているのは、バランスよく食べる事です。
正直難しいです。
今はカロリーはまったく気にしていません。
なぜなら私が自由気ままに食べた時、カロリーは少なめになってしまうからです。


カロリーは主食、タンパク質、油脂で取るのが良いと言われています。
このバランスが私は難しいです。
所定の栄養素を上手に網羅するためには、主食を減らすことで胃袋とのバランスを取ります。
結果として糖質控えめになります。

最後まで読んで頂きありがとうございます。


読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。