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手まり上級講座、前期

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#192 手まり「花籠」と「3色花籠」の作り方

#192 手まり「花籠」と「3色花籠」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #花手まり #花籠

手まり「花籠」今回は「花籠」と「3色花籠」の2つの手まりの作り方を解説します。

この手毬は、#104 の「籠目模様」の変化形になります。 #104 の「籠目模様」を経験してから作る事をお勧めします。

もっと早く解説したかったのですが、スケジュールの都合で遅くなってしまいました。
難易度としては初級クラスでも作れる模様だと思います。

この模様は

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#191 手まり「30羽の蝶」の作り方

#191 手まり「30羽の蝶」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #花手まり #蝶

手まり「30羽の蝶」の思い出
蝶は特に私の好きなデザインです。

母が生前言ったのは「8等分の蝶も10等分の蝶も同じだよ」と言う言葉でした。
8等分が作れれば10等分も簡単に作れるというのです。
8等分の蝶とは以下の作品になります。

私はこの言葉を真に受け、8等分の蝶を作った後すぐに今回解説する10等分の蝶を作ろうとしました。
しかし当時はまだ経験

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#190 手まり「ねじり桜」の作り方

#190 手まり「ねじり桜」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #花手まり #桜

手まり「ねじり桜」
桜を作ると六角形の空間ができます。
その空間に籠目模様を作る手まりを作りました。
#76  の桜を経験してから作る事をお勧めします。

「ねじり桜」の作り方

手まりのサイズは直径12㎝です。
地割は10等分の組み合わせを使用します。

使用する糸の量は以下の通りです。
花の色は7色用意します。
空間の籠目の糸は2本用意します。

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#189 手まり「32面の桜」の作り方

#189 手まり「32面の桜」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #花手まり #桜

手まり「32面の桜」
桜の名前を持つ手まりはとても多くの種類があります。
この手毬は花を作るために、糸を織物のようにくぐらせて模様を作ります。
#187 こちらの桜をレッスンしてから作ることをお勧めします。

「32面の桜」の作り方
手まりのサイズは直径14㎝、円周42㎝です。
もみ殻を200㏄カップで7杯使います。
地割は32面分割を使用します。

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#188 手まり「星籠桜」の作り方

#188 手まり「星籠桜」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #花手まり #桜

手まり「星籠桜」
この模様は、手まりを作る人たちの間では「面倒なの」とか「ややこしいの」などと言われています。

ややこしいポイントが2つあることです。
1つは「二重星かがり」で糸の運びの難しさです。
そしてもう1つのポイントは籠編になります。
どこをくぐらせれば籠編になるのか?
そして籠編のややこしさは間違えやすさになります。

そこで最初に「星桜

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#187 手まり「さくら」の作り方

#187 手まり「さくら」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #花手まり #桜

手まり「さくら」

さくらをモチーフにした手毬は数多くあります。
私も今まで、いくつかの手まりを紹介してきました。
私自身も個人的に好きなモチーフです。

桜の手まりには大きく分けて2種類のデザインがあります。
前回紹介した「桜橘」のように手まりの土台を背景にする作品と今回紹介する、手まりの表面を全て模様の糸で覆ってしまうデザインです。

桜の花の特

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#186 手まり「桜橘」の作り方

#186 手まり「桜橘」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #花手まり #桜 #橘

手まり「桜橘」
この手まりは母が好んだ模様の1つです。

作品の難易度としては、基礎作品を一通り経験していれば作れる模様です。
糸の始まりと終わりが、模様で隠れるように作るのがポイントです。

「桜橘」の作り方
手まりのサイズは直径10㎝です。
地割は10等分の組み合わせです。
糸は3本どりで作ります。

橘は三つ羽根亀甲で作りますので、以下を

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#185 手まり「桃の花」の作り方

#185 手まり「桃の花」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #花手まり #桃

手まり「桃の花」
ひな祭りの事を桃の節句と呼びました。
その為、桃の花の手まりも何種類かあります。
梅や桜と並んで手まりで好まれたモチーフです。

「桃の花」の作り方
地割は10等分の組み合わせです。

手まりのサイズは直径10㎝です。
糸は2本どりです。

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#184 手まり「千鳥五弁と紡錘型」の作り方

#184 手まり「千鳥五弁と紡錘型」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #花手まり #桜

手まり「千鳥五弁と紡錘型」
この手まりはかなり以前に写真で見たものを複製しました。

初めて見たときは作り方に悩み、60個の花を作り紡錘型(緑の葉の部分)でまとめる方法で作りました。
今回作るのにテキストではどのような方法をとっているのか調べてみました。
しかしテキストでは作り方を見つけることが出来ませんでした。
今回は60個の花を作らずに、もう1つ

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#183 手まり「三菱合わせ・菖蒲」の作り方

#183 手まり「三菱合わせ・菖蒲」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #三菱 #三菱模様 #麻の葉 #花手まり #菖蒲

手まり「三菱合わせ・菖蒲」
この手まりも#181「三色の三菱合わせ」の色違いになります。

三菱の部分が菖蒲の花になるように色合わせをします。
順序が違うと花にならないので注意してください。

ピンの打ち方は#181と同じですので以下をレッスンしてからチャレンジしてください。 #181を制作済みと言う前提で解説していま

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#182 手まり「11色麻の葉」の作り方

#182 手まり「11色麻の葉」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #三菱 #三菱模様 #麻の葉

手まり「11色麻の葉」
この手まりは#181「三色の三菱合わせ」の色違いになります。

隣あった辺をすべて違う色で作ります。
ピンの打ち方は#181と同じですので以下をレッスンしてからチャレンジしてください。 #181を制作済みと言う前提で解説しています

麻の葉模様は古来より魔よけの模様として親しまれてきました。
詳しくは以下の記事を

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#181 手まり「三色の三菱合わせ」の作り方

#181 手まり「三色の三菱合わせ」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #三菱 #三菱模様

手まり「三色の三菱合わせ」
手まりで菱模様、特に三菱模様はよく作られる模様になります。
この手まりはそのような模様の1つになります。

なぜ菱模様や三菱模様が好まれたのか?
今でこそ様々な場面で使われるようになった手まりですが、古くはお雛様の飾り物に使われました。
お雛様のお供え物の1つに菱餅があります。

四角の模様はお米を計る升の象徴でした。

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#180 手まり「12の三角桜」の作り方

#180 手まり「12の三角桜」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #花手まり #桜

手まり「12の三角桜」
三角にかがった後、三菱を作ることで桜の花を表現しています。
#125の 「6つの桜」では8等分の組み合わせで作りました。

今回は10等分の組み合わせで作るバージョンになります。

「12の三角桜」の作り方
手まりのサイズは直径9cmです。
地割は五角形と三角形の32面分割です。

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#179 手まり「毘沙門亀甲」の作り方

#179 手まり「毘沙門亀甲」の作り方

#手まり #手まりの作り方 #毘沙門亀甲

手まり「毘沙門亀甲」
毘沙門亀甲とは六角形を3つ繋いだ形を言います。

この作品の中では土台の地が見える場所になります。
配色を工夫して作品を作ってください。

「毘沙門亀甲」の作り方
手まりのサイズは直径10㎝です。
地割は10等分の組み合わせです。

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