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ENTPと各性格タイプの恋愛相性①(総論)

 各タイプとの相性を考察した結果をまとめてみます。
 改めて、他人が言う相性は全て偏見なので、こんなことを言ってる人がいる、っていう話し半分で願います。

  相性考察に際しては、以下のようなことを材料にしている。

  • 自分の経験

  • 各タイプの類型からの想像

  • 実体験談

  • 心理機能からの考察

  • その他今までの記事で考えてたこと


タイプ別の類型

×SF型

 基本的にSF型とは相性は微妙だ。ENTPは変人で普通じゃないことを自認しているのだが、SF型は社会での多数派なため、「普通」で「正しい」。友達をしている分にはその違いついて特になにも思わないのだが、恋人関係であれば、変人である事を代名詞とするENTPは、やはり苦しい。
 結婚とは社会契約であり、「普通」の通念に従うべき相手である以上、「ENTPらしさ」とはどこかで折り合いをつける必要が出てくるからだ。

 普通でないENTPに対して、大人で優しいSF型は「譲歩」してくれるだろう。そのため、短期的にはお互い優しい感じで上手くやっていける。でもSF型視点では、いつも自分が譲歩させられる不平等感を感じるし、ENTP視点では素の状態でいるだけなのに譲歩されて、何故か貸しが作られていく事にやるせなさを感じる。
 SF型は不満を抱き、ENTPは不協和と罪悪感で心がそわそわするだろう。割り切りが必要な関係性。(結婚とは割り切りの世界だというのも、一面の真実なのだろうが)

×ST型

 ST型は、STPとSTJで様相が大きく違う。
 STPとは、相性は悪くない。お互いに、同類の悪友のような印象を抱いているだろう。活動的なSTPと、好奇心旺盛なENTPは、お互いに面白いことが好きで、「普通」に喧嘩を打っていく心構えを共有し、ユーモアコードも近い。NとSで感じ方が違くて方向性が逆だが、変に干渉したり変えさせようとする事はなく、それなりに素の状態で暮らしていける。

 一方でSTJとは相性が悪い。STJにとって、規則を守らないENTPは理解しがたい。ENTPの良い面が悪い面に映るだろう。STJはENTPに「通念的正しさ」により矯正し、ENTP側はそれに対して「論理的正しさ」によって反発する。ENTPとSTJはどちらかが我慢するか、喧嘩をする関係となるだろう。

×NF型

 ENTPとNF型は相性が良い。特に、ENTPが男性の場合は最も相性が良い。
 NF型の感情は「普通」の気持ちに基づいたものではなく、彼らが考え、悩み、花開かせてきた高度な情緒の結晶だ。ENTPからすると、これらは自分に欠けていて学ぶ価値のあるものとして映り、強い興味の対象である。そして、Fに最も近いT型としても、NF型の言い分には普通に共感し、心を通わすことができる。
 あわせて、NF型はENTPの魂を「変な奴」というような予断ではなく、興味をもって正面から見据えてくれる。そのため、ENTPは素直に自分を見つめ、素の自己開示ができるようになる。これにより、お互いに有意義な情緒的コミュニケーションができるだろう。

 ただし、前提としてENTP側が相手の情緒に想像力を通わせる習慣を身に着ける必要がある。優しさに甘えたり、マウントをとったりしていると、普通に嫌われるだろう。

×NT型

 NT型とENTPは当然の如く相性が良い。特に、ENTPが女性の場合は最も相性が良い。
 お互いに普通の世界からは弾き出されたもの同士、余計なフィルターなしに、自分たちの意見を言い合える関係になるだろう。NF型のように情緒面の成熟が必要ということもなく、自然に同族意識を抱け、共感できる。

 本質的な問題はないのだが、恋愛としての課題は、お互いに感情的アプローチが苦手なことだ。なんというか、恋愛が感情であるが故の不合理、みたいなのにENTPには憧れがあるのだが、理屈一辺倒にされるとそこに物足りなさを感じてしまうだろう。
 これはタイプというより個人差なのだろうが、しばしば理屈を無視して『バカに』なれる、そしてそのタイミングの息が合う相手だと、最高なのだろう。

関係性による分類

1.ナイト関係→INFJ、INFP、ENFP

 ENTPが追う関係。相手が自分に持っていないものを持っていて、それに高い価値と美しさを感じる。興味関心から共感に自然に至れて、違和感なくENTPがGiver側に回れる。最も恋愛向きの関係性。

2.戦友関係→ENFJ、ESFJ、ISFJ

 対等で共闘する関係。どちらかが追いかけるというより隣に立つ感じ。お互いに価値観が共有しつつも得意分野が違うため、カバーし合える。感謝と尊敬を交換するタイプで、家族としてバランスが良い。

3.プリンセス関係→INTJ、ENTJ、ESTJ

 ENTPが追われる関係。ENTPの持つ価値観について、愛着を感じられて庇護される関係となる。ENTP側が相手を尊敬でき、愛情表現に満足できると良い関係になる。安心できる関係性。

4.幼馴染関係→INTP、ESTP、ENTP

 自分にそっくりな関係。気を使わなくてよい自然な間柄で、コミュニケーションに不自由がない。他方で相手の中に自分に欠けたものを見出しづらい事と、愛情的アプローチがお互い下手な事から、友達・ライバル的な関係になる。

5.すれ違い関係→ISTP、ISFP、ISTJ、ESFP

 すれ違う関係。基本的には考え方が違うため、かみ合わずに違和感を感じる。相互理解に努力が必要で、ENTPが十分な自己開示をしつつ、相手からも積極的に想像と共感をしてもらえる事で、関係が成立する。

男女差による視点の違い

 色々な人の体験を読んでいると、どうしても男女差はあるように見えてしまう。端的に、男性は相手にF型を、女性は相手にT型を求めているように見えるのだ。
 男性の場合は単純に感情的ケアを求める&男子の方が第三機能Fの成長が遅い分、F型にあこがれを抱く。女性の場合は自分が頭が回るため、パートナーである男性が比較対象である自分よりも頭が悪いと思ってしまうと、やはり頼りなさを感じる気がする。また、女子コミュニティのなかで育っているため、Fの面倒臭さがわかり一周してそう。そのため、パートナーにT型の論理性を求めるのではないだろうか。
 ENTPはTとFの中間地点な分、立ち位置や求めるものが揺らぎやすく、それが男女差に現れる気がする。

 前提としている考え方は下の記事です。


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