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【#4】【脳】姿勢の善し悪しは誰が決める?【身体】

当店は姿勢改善を専門としていますが、
はっきりいいますと

全てのお客様を満足させることは出来ません!

…や、やる気が無いわけでも自信が無いから保険をかけている訳でもありませんよ笑😅

どんなに痛みが無くなっても、

どれだけ骨格が整っても、
 
満足してもらえないことってあるんですよ!
そして、無理して満足してもらわない方がいいこともあるんです🤯
不思議だと思いませんか?

そんな事を少し説明してみますね📝


姿勢が良いと言うこと

背筋がすらりと伸びている人に対して、
「姿勢が良いね!」
という感想が出てくると思います。

普段見聞きする「良い姿勢」というのは、多くの場合においてその形体の美しさに対しての評価でしょう。

しかしご存じの通り、姿勢の良しあしが健康に直結するものであることから、美しければ必ず健康かというと、そうでもありません。

そこで、良い悪いを「身体」「脳」の2つの視点に分けて考えてみたいと思います。

身体視点で良い姿勢

力学的に釣り合いが取れている
    →前後左右にバランスが取れている状態、というとイメージしやすいですね!

構造物としての安定性が高い
    →頑張らなくても、外から力が加わっても動じない状態!

そもそも
姿勢の崩れを戻そうとしたり、釣り合いが取れていない状態が続くことによって筋肉などの組織に負荷が掛かることで肩が凝ったり腰痛になるというのはよくみるパターンです🤕

上記ポイントが、骨なのか筋肉なのか靭帯なのか、はたまた全部なのかという細かいことはおいておき、少なくとも物理的に理にかなった状態であることが大前提になります。

理にかなっているのですから、本来「楽だ」「立ちやすい」などの感覚が生まれるのが普通と考えても問題は無いでしょう。


脳視点で良い姿勢

主観的に、これまで「良い」と言われてきた所作をしている状態
   
→自身の経験、見聞きした事から「脚は真っ直ぐ揃える」「胸を張る」などの形を取っている人は沢山いますね!経験上、「美しい」という基準がセットになっていることが多いです。

客観的に、「良い姿勢の基準」と言われるポイントなどに合致している時。
   
→ピラティスのニュートラルポジションの様に「骨盤の前方トライアングルが床と垂直」とか「耳垂、肩峰、大転子、膝蓋骨後面、外果の前方が一直線上にある」などの基準があります。簡単なものでいうと、壁に背中を付けた時に4点が付くなど。


少し分かりにくいかもしれませんが、脳が良いと言っているものは必ずしも身体に良いとは限りません。
経験値や教育などによって「良い」とされていたから「良い」と思っているだけのものって意外といっぱいあるんですよね。

バランスが整っていたり、安定性が高いことが結果的に
「美しい」
という風に捉えられるかもしれませんが、 
「美しい」
の主観がブレブレな事を考慮すると、それを基準に考えるのは危険かもしれませんね🤔

また、ピラティスのニュートラルポジションや壁に背中を付けるという
「基準に合致しているか否か」系
という括りは(まとめてしまってすみません)、確かに理にかなっている場合もあるのですがあくまで参考程度にしておくのが無難です。

なぜかというと、骨格という限られた条件でみた場合の「理にかなっている」なので、そこに筋肉や靭帯、関節やその他軟部組織などあらゆる変数が考慮されていないことから、
「ニュートラルポジション!うん、安心だね!」
とはとうてい言い切ることは出来ないのです🤔🤔


姿勢が悪いと言うこと

身体視点で悪い姿勢

力学的に釣り合いが取れていない
構造物としての安定性が低い

まずは良い姿勢の時の真逆だと考えていただいて構いません。

良い姿勢の条件に当てはまらなければ、それは全て悪い姿勢といえます。

回りくどい言い方をすると、
「良い姿勢ではない状態」
ですね。

釣り合っていなければ、必ずどこかに負荷がかかっており
安定性が低ければ、突けば崩れる状態なのです。


脳視点で悪い姿勢

主観的に、これまで「良い」と言われてきた所作を''していない状態''
客観的に、「良い姿勢の基準」と言われるポイントなどに''合致していない''時。

これがまたややこしくて、実際の身体の状態がどうであれ、頭の中にある基準に合っていなければ「悪い姿勢」だと認識します。

実際の指導でも良くあるのですが、「良い姿勢とはこういうものだ!!!」という思い込みが強すぎて、身体的に良い姿勢になったとしても「これは私の中では悪い姿勢な気がする!」というような拒否反応が出てくるのです😭

身体的に良い姿勢になったとしても、脳的には悪い姿勢だとジャッジされてしまうなんてこと、あるの?!
とお思いでしょう・・・?

あるんです!それがまた50%位の確率で!
(だからこそ悩んでいて、パーソナルトレーニングを受けに来られるのかもしれません)


全ての方を満足させられない理由

ここまでお読みいただいて何となく分かった方もいらっしゃるかもしれませんが、

身体優位タイプ

脳優位タイプ

このどちらかによって、

出てきた結果の善し悪し

その人の評価の善し悪し

は、まるっきり変わるんですよ!

私の指導では、基本的には身体としての姿勢が良くなるように仕上げていくのですが、中には「これだけでは満足して頂けなさそうだ」という時もあります。

そういう時には
「ビフォーアフターの写真」
を撮ったり
「その人の知識の中にある基準」
に合わせてみたり(もちろん悪くなりすぎないように妥協できる基準のみ選んで…)
いろいろ工夫はします。

それでも!!!
どうしても
「胸を張るのが良い姿勢なのよ!!」
「肩甲骨は寄せなきゃ!!」
「これが出来なきゃいけないの!(という基準が明らかに悪い動作)」
と押し切られてしまうこともあります🥺

そうなってしまったらどうしようもありません。。
私も1人の専門家ですから、その間違った基準に合わせて身体を悪くするわけにはいきません。

「じゃあこの記事を読んでもらって説明すればいいのでは?」
そう思われるでしょう?

しかしそう簡単にことは進まないのです!

「身体的に良いほうが良いんだ」と脳で判断しているうちはまだ脳優位。
頭で理解しなくても「あ、良い!」となる人になるには、相応の時間と習熟が必要なので、姿勢改善と並行して、身体優位になるまでの時間と訓練が必要になるのです。

(少なくとも今の私の手持ちの技術では)


姿勢の善し悪しは誰が決める?


身体です。

脳ではなく身体です。
ただし、身体が正しく判断できているかはこれまたわかりませんから、診られる人に診てもらうか、はたまた取り組んでいるスポーツやカルチャーでのパフォーマンスを比較するなど工夫が必要です。

いよいよややこしい話になってきましたね(笑)


パーソナルトレーニングではずばり

身体優位タイプになってもらう

事を前提にしてパーソナルトレーニングを進めていくのが私のやり方であり、通常はそうあるべきだと思います。

ネットや他のジムで脳優位タイプに仕上げられてしまった人は、どんなに身体に対して良いことをしても、痛みが無くなっても力持ちになっても、それを否定するようになっています。
(現在進行形で、それがどんどん多くなっていて困っているんです😣)


専門家ではない限り、そのすべてを理解する必要はないと思いますが、少なくとも
「良い姿勢になっているはずなのになぜ身体の悩みが解消されないのだろう?」
とお悩みの方は、一度違う視点で身体を確認してみて下さいね😄


↓の記事も参考にどうぞ!

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姿勢改善専門スタジオ「ていねいフィットネス」

横浜市営地下鉄ブルー/グリーンライン
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