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【spin a yarn】

いつでも幻のような存在だけれど、夏は殊更そのように思う。妖精を目の端では認めるけれど、しっかりと像を捉えることが少なくなる。羽ばたくものを見る時、大概、蝶か蛾の姿だ。或いはそれらが見せる幻を見ているのかもしれない。そんな時は星のかけらを取り出す。

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