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ダブルブレイズ環境のメタゲーム【3月第3週編】

   こんにちは。
「TEAM TOKIWA」の「“会長”」です。

 ダブルブレイズ発売から2週間が経とうとしていますが、皆様は新しいカードを使って楽しんでいますか。
【レシラム&リザードンGX】、【溶接工】、【炎の結晶】等で強化された炎タイプのデッキを始めとして他のカード達も可能性のあるカードが多く非常に良いパックだと思います。

公式大会の方は現在「シティリーグシーズン3」が各地で開催中ですね。
今回の記事では、ダブルブレイズ発売からのシティリーグの結果を簡単にまとめてみました。

記事は以下の通りです。

目次
1. シティリーグ札幌(3/3開催)
1.1.シティリーグ札幌ベスト8デッキ
2.シティリーグ大阪①(3/3開催)
2.1.シティリーグ大阪①デッキ分布
2.2.シティリーグ大阪①ベスト16デッキ分布
3.シティリーグ大阪②(3/10開催)
3.1.シティリーグ大阪②デッキ分布
3.2.シティリーグ大阪②ベスト16デッキ分布
4.まとめ
4.1.デッキ分布まとめ
4.2.決勝トーナメント進出デッキまとめ
5.おわりに


1.シティリーグ札幌(3/3開催)
 地元札幌でのシティリーグは私も参加しました。


想定したメタゲーム等については下記をご覧ください。

“シティリーグシーズン3札幌大会予選全勝構築!レシラム&リザードンGX/ブースターGXデッキ解説!(有料記事)”
https://note.mu/teamtokiwa/n/n9992fca0a180


また、デッキ分布等は「楓選手」の観戦記事を参考にしてください。

“札幌シティリーグ観戦レポート”
https://note.mu/kaedepoke/n/n456f458b788e


1.1シティリーグ札幌ベスト8デッキ

優勝:「レシラム&リザードンGX」
準優勝:「ルガルガンGX/ゾロアークGX」
ベスト4:「ピカチュウ&ゼクロムGX」
ベスト4:「ツンデツンデ/ムウマージ」
ベスト8:「レシラム&リザードンGX」
ベスト8:「レシラム&リザードンGX」
ベスト8:「ヌオー/アーゴヨン/フリーザー」
ベスト8:「ドンカラスGX」

 ダブルブレイズの看板ポケモン「レシラム&リザードンGX」を筆頭に様々なデッキが勝ち上がっていました。
環境に合わせてデッキをカスタマイズ出来る拡張性の高い「ルガルガンGX/ゾロアークGX」や、闘タイプの強化はあったものの依然としてパワーの高い「ピカチュウ&ゼクロムGX」、【ムウマージ】の登場で【ビーストリング】を使うタイミングをコントロールする事で生まれた新しいデッキタイプ「ツンデツンデ/ムウマージ」、ダブルブレイズで強化された炎タイプの弱点をつける「ヌオー/アーゴヨン/フリーザー」、特殊エネルギー主体のデッキに強力な縛りを与える「ドンカラスGX」と様々なデッキタイプが勝ち上がっていました。

2. シティリーグ大阪①(3/3開催)
 札幌と同日開催された「シティリーグ大阪大会」100人規模の大会ではどんなメタゲームだったのかを見ていきましょう。

※デッキ分布や大会の結果に関しては「ドラゴンスター日本橋2号店」様のTwitterより引用させていただきました。

2.1. シティリーグ大阪①デッキ分布

レシラム&リザードンGX 24 
ウルトラネクロズマGX 15 
ジラーチ/サンダー 11 
ピカチュウ&ゼクロムGX 7 
ルガルガンGX/ゾロアークGX 7 
サーナイト&ニンフィアGX 6 
ズガドーンGX/アーゴヨン 5 
バンギラス 4 
ブースターGX 4 
デスカーン/ギラティナ 3 
ロストマーチ 3 
エルフーン 3 
リザードン 3 
超バレット 2 
WTB 2 
フェローチェ&マッシブーンGX 2 
シルヴァディGX 2 
ベトベトン&アローラベトベトンGX 2 
ランドロス 2 
ゲッコウガ&ゾロアークGX 2 
その他 19 
合計 128 

 同日開催の札幌大会同様、分かりやすく強いデッキ「レシラム&リザードンGX」を筆頭に「チャンピオンズリーグ2019千葉大会」で活躍したデッキ達がシェアの多くを占めています。
「バンギラス」や「デスカーン/ギラティナ」等のこれまでの環境でそこまで使用率の高くなかったデッキやXYシリーズで活躍していた「WTB」のようなデッキタイプ、ダブルブレイズで強化された闘タイプの「ランドロス」を軸にしたデッキも出てきています。

2.2. シティリーグ大阪①ベスト16デッキ分布

レシラム&リザードンGX 2
ウルトラネクロズマGX 2
ブースターGX 2
ランドロス 1
ボルケニオン 1
アローラサンドパン/エンニュート 1
ニダンギル 1
バンギラス 1
ジラーチ/サンダー 1
デスカーン/ギラティナ 1
シルヴァディGX 1
カメックス 1
WTB 1
合計 16

優勝:「ジラーチ/サンダー」
準優勝:「レシラム&リザードンGX」
ベスト4:「カメックス」
ベスト4:「ウルトラネクロズマGX」

 「ルガルガンGX/ゾロアークGX」同様に拡張性が高く、優秀な非GXのたねポケモンでサイドレースを有利に進められる「ジラーチ/サンダー」デッキが優勝し、大阪でもトップシェアの「レシラム&リザードンGX」が順当に上位入賞をしています。
ベスト4には、「レシラム&リザードンGX」に対して正面から立ち向かえる2つのデッキ「カメックス」、「ウルトラネクロズマGX」が入賞しています。

3.シティリーグ大阪②(3/10開催)
 2週続けて100人規模で開催の大阪大会。第1週目と比べメタゲームがどう動いたのかを見ていきましょう。

3.1.シティリーグ大阪②デッキ分布

ジラーチ/サンダー 17 
ウルトラネクロズマGX 14 
超バレット(一部ウルネク含む) 11
レシラム&リザードンGX 13 
ピカチュウ&ゼクロムGX 4 
ギャラドス 4 
カメックス 4 
デスカーン/ギラティナ 3 
ルガルガンGX/ゾロアークGX 3 
ズガドーンGX 2 
ズガドーン 2 
リザードン 2 
ブースターGX 2 
ボルケニオン/バクガメス 1 
その他炎タイプ 5 
フリーザー 2 
ラフレシア 2 
ロストマーチ 2 
シルヴァディGX 2 
カプ・コケコカウンター 2 
化石 2 
その他 29 
合計 128 

 先週の大会の覇者「ジラーチ/サンダー」がシェア率トップを占め、その次に結果を出している超タイプのデッキ派生が続きます。
また、先週に比べると「レシラム&リザードンGX」はややシェア率を落としています。
その他のデッキの割合が非常に高いことから先週の大会以上に様々なデッキタイプがいたようです。

3.2.シティリーグ大阪②ベスト16デッキ分布

ジラーチ/サンダー 1
ジラーチ/サンダー(UB軸) 1
サンダースGX 1
ウルトラネクロズマGX 2
超バレット 2
ピカチュウ&ゼクロムGX 2
デスカーン/ギラティナ 2
ボルケニオン/ブースターGX 1
レジギガス/フーパ/カイリュー/HAND 1
ねこびより 1
レシラム&リザードンGX 1
ズガドーン 1
合計 16

 ベスト16のデッキに関しては先週と比べると炎タイプのデッキの派生がやや減り超タイプのデッキの派生が勝ち上がってきています。
また、「レジギガス/フーパ/カイリュー/HAND」、「ねこびより」のような新しい勢力も出てきています。
先週の覇者「ジラーチ/サンダー」も予選からシェア率が上がっている分決勝トーナメントの進出率も高くなっております。

そんな中、決勝トーナメントの結果は

優勝:「ズガドーン」
準優勝:「デスカーン/ギラティナ」
ベスト4:「ジラーチ/サンダー(UR軸)」
ベスト4:「ウルトラネクロズマGX」

 優勝は現環境の非GXで最高峰のダメージが出せる「ズガドーン」を中心とした炎デッキでした。安定性は同じ炎デッキの「レシラム&リザードンGX」に劣るものの、非GXポケモンを中心としたサイドレースの有利さと一撃の爆発力が強みのデッキです。
準優勝は「デスカーン/ギラティナ」でした。徐々にシェアを増やしていったこのデッキがようやく入賞しました。
また、今大会でシェア率の高かった「ジラーチ/サンダー(UR軸)」はベスト4でした。決勝戦に進んだ2つのデッキに対してはやや相性不利なので構築に工夫が必要そうです。
残りのベスト4は「ウルトラネクロズマGX」、先週と同じく安定した結果を残しております。

4.まとめ
 ここからは前述した3回のシティリーグについて簡単にまとめさせていただきます。

4.1.デッキ分布まとめ

レシラム&リザードンGX 52 
ウルトラネクロズマGX 39 
ジラーチ/サンダー 32 
ピカチュウ&ゼクロムGX 18 
ルガルガンGX/ゾロアークGX 16 
超バレット(一部ウルネク含む) 13 
デスカーン/ギラティナ 9 
サーナイト&ニンフィアGX 8 
ズガドーンGX 7 
カメックス 6 
ブースターGX 6 
ズガドーン 5 
リザードン 5 
ロストマーチ 5 
ギャラドス 4 
シルヴァディGX 4 
バンギラス 4 
エルフーン 3 
ゲンガー&ミミッキュGX/オムスター 2 
エンニュート/HAND 2 
フリーザー 2 
ラフレシア 2 
カプ・コケコカウンター 2 
化石 2 
WTB 2 
フェローチェ&マッシブーンGX 2 
ベトベトン&アローラベトベトンGX 2 
ランドロス 2 
ゲッコウガ&ゾロアークGX 2 
ボルケニオン/バクガメス 1 
その他炎デッキ 5 
その他 64 
合計 328 

 ダブルブレイズ環境ということもあり、全体として「レシラム&リザードンGX」を筆頭に炎タイプのデッキが多くのシェアを占めております。
次点で「ウルトラネクロズマGX」等の超デッキの派生が続きます。ダブルブレイズで特段強化されたデッキタイプではありませんが、環境内での立ち位置が良く苦手なデッキタイプが少ないのが特徴です。
次に多いのは「ジラーチ/サンダー」です。非GX主体のデッキタイプである為、サイドレースに強く、構築の拡張性が高い為、環境の変化に柔軟に対応出来る強みがあります。「ジラーチ/サンダー」と同じ雷タイプ軸の「ピカチュウ&ゼクロムGX」、同じように拡張性の高い「ルガルガンGX/ゾロアークGX」がそれに続きます。

4.2.決勝トーナメント進出デッキまとめ

レシラムGX&リザードンGX 6
ウルトラネクロズマGX 4
ピカチュウ&ゼクロムGX 3
デスカーン/ギラティナ 3
ジラーチ/サンダー 2
超バレット 2
ブースターGX 2
ジラーチ/サンダー(UB軸) 1
サンダースGX 1
ボルケニオン/ブースターGX 1
レジギガス/フーパ/カイリュー/HAND 1
ねこびより 1
ズガドーン 1
ランドロス 1
ボルケニオン 1
アローラサンドパン/エンニュート 1
ニダンギル 1
ルガルガンGX/ゾロアークGX 1
ツンデツンデ/ムウマージ 1
ヌオー/アーゴヨン/フリーザー 1
ドンカラスGX 1
バンギラス 1
シルヴァディGX 1
カメックス 1
WTB 1
合計 40

 おおよそデッキ分布=決勝トーナメントの分布になっているのですが、ここで特筆すべきなのは、「デスカーン/ギラティナ」の使用人数当たりの決勝トーナメント進出率の高さでしょうか。
全体の使用者9人の内決勝トーナメント進出者は3人(決勝トーナメント進出率33.3%)この数字については、このデッキより決勝トーナメント進出数が多いデッキに比べても非常に高く、トップシェアを誇る「レシラム&リザードン」は予選突破率11.5%、次点の「ウルトラネクロズマGX」は予選突破率10.2%、同じ決勝トーナメント進出数の「ピカチュウ&ゼクロムGX」の決勝トーナメント進出率16.6%に比べても非常に高い数字となっています。

5.おわりに
 ダブルブレイズ環境の「シティリーグ」の結果を簡単にまとめさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。
データを集めるのはやや地味な作業になりますが、自分がどのデッキを大会に持っていくかを選択する際にはメタゲームを考えることも大切で、メタゲームの変化を予想して考察するのもポケモンカードの楽しさの一つだと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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