あまりにも絆杯 決勝トーナメントカバレージ 第3回 チームコイキング🐟(マトマト)vsポケカ老害(ヤマダ)

ついに決勝。第2回で紹介した実力派プレイヤーチーム「ポケカ老害」と対戦するのは、琵琶湖からやって来たイキのいい軍団「チームコイキング🐟」だ。

ポケカ老害のヤマダはルガゾロキュウコン。CL公認大会千葉でもルガゾロキュウコンを使い、見事best32に入賞。そんな強力なプレイヤーに挑むチームコイキング🐟のマトマトの操るデッキは、現環境で猛威を奮うピカゼクだ。

二人とも満面の笑みで握手を交わした。

(左)マトマト vs (右)ヤマダ

先行マトマトは《カプ・コケコ◇》、ヤマダは《リオル》でスタート。

マトマトは《電磁レーダー》で《雷エネルギー》を2枚切り、《デデンネGX》と《ゼラオラGX》をサーチ。《カプ・コケコ◇》に《雷エネルギー》を付けて、逃げて《ゼラオラGX》を前に。《カプ・コケコ◇》のエネルギーを無駄にはしまいと《エネルギーつけかえ》で《ゼラオラGX》に付け替えて、《こだわりハチマキ》も貼り、「デデチェンジ」
サポートには触れられなかったが、《ピカチュウ&ゼクロムGX》を2体引き込むことに成功。「せんじんのまい」で加速して、ターンを返す。

後攻1ターン目ヤマダは《ハイパーボール》をプレイ。山札を時間をかけてしっかり確認してから《メタモン◇》を選択。そして、2枚目《ハイパーボール》。《カプ・テテフGX》をサーチし、「ワンダータッチ」で《リーリエ》を持ってきた。《ユニットエネルギー闘悪妖》を《メタモン◇》に貼り、《リーリエ》で8枚ドロー。《ネストボール》で《ゾロア》も置けるいい初ターンとなった。

このターン、《リオル》やエネルギーがついた《メタモン◇》を倒したいマトマトは少し考えた後、《電磁レーダー》で不要なカードをトラッシュし、《カプ・テテフGX》で《リーリエ》をサーチした。
逃がして《ピカチュウ&ゼクロムGX》を前に出した後、《マルチつけかえ》でエネルギーを貯めた。その後、《リーリエ》で5枚ドローした。
しっかりと3枚目となる《雷エネルギー》を付けたマトマトの手から、更に繰り出されたカードはなんと、《マーシャドー》

これにはヤマダも苦笑いを隠せなかった。

お互い、悪くない手札を願いながら、4枚ドロー。マトマトはそのまま「フルドライブ」で《リオル》を倒し、ベンチの《ピカチュウ&ゼクロムGX》を計4エネにした。

トップドローを引いたヤマダ。
一体どんな手札なんだろう?

このまま《ピカチュウ&ゼクロムGX》に暴れられては試合が一方的に終わってしまうと感じたヤマダは《ユニットエネルギー闘悪妖》がついた《メタモン◇》を前に。

トップに全てをかけてドローするも、何も引くことはできず、《ゾロア》と《アブソル》を追加し、逃がして前に出した。
再度、《メタモン◇》に《ユニットエネルギー闘悪妖》を付け直し、《ともだちてちょう》で《リーリエ》と、1ターン目に《ハイパーボール》で捨てていた《エリカのおもてなし》を戻し、次のターンへと託した。

手札は1枚。ピンチである。

マトマトは次のターン、《雷エネルギー》を貼り、《エリカのおもてなし》で大量ドローを重ねるも、場が完成しているため、大きなアクションは無く、「フルドライブ」で《アブソル》を倒し、《ゼラオラGX》にエネルギーを蓄えた。 6-4
これでマトマトの場は完全に完成した。

もう後はないヤマダであったが祈って引いたドローは《ゾロアークGX》! 即座に進化させ、考えることなく残り1枚の手札を捨てて「とりひき」を宣言。次に繋げるサポートをどうしても引きたいヤマダの渾身のとりひき。捨てられたカードが《ダブル無色エネルギー》であっても彼にはそれしかできないのだ。
「とりひき」で引いたカードは《カウンターゲイン》と2枚目の《ゾロアークGX》! 切りたくないカードとセットで来てしまう運の悪さを噛み締めながら、2回目の「とりひき」を行った。
ヤマダはやっとの思いでサポートにたどり着く。《シロナ》をプレイしたヤマダは6枚の手札を見るが、また渋い顔をした。
《イワンコ》をベンチに置き、したくないといわんばかりの顔で《メタモン◇》の特性で《ルカリオGX》を出した。そのまま「はどうげき」をする。《ピカチュウ&ゼクロムGX》を一撃で倒すための「はどうげき」も虚しくも60ダメージ。だが、この60ダメージが試合を白熱させる1手となる。

メタモン◇から進化したため60しか与えられない

返しのターン、マトマトは《雷エネルギー》を貼り《ハイパーボール》などで手札を減らし、《リーリエ》を使いドロー。《ジャッジマンホイッスル》を使いドローを重ねるが、手札には《エレキパワー》はない。
《エネルギーつけかえ》を使い6エネルギーにした《ピカチュウ&ゼクロムGX》を前に出し、「タッグボルトGX」をベンチ「イワンコ」を宣言しGXマーカーを裏返した。 6-3
ヤマダがダメカンを置く仕草をすると、マトマトは『あ、しまった!』と思わず声に出してしまうほど後悔し、天井を見上げた。

一撃を耐えた《ルカリオGX》は何者をも一撃で粉砕する最強のポケモンになったのだ。

チャンスが訪れたヤマダ。しかし、この《ピカチュウ&ゼクロムGX》を倒しても、ベンチの60ダメージを受けた《ピカチュウ&ゼクロムGX》を倒すのに、《ルガルガンGX》では殴れない。このターン、エネルギーをもう1枚《ルカリオGX》に付けなければならないからだ。勝つ為には、《ルカリオGX》が倒されなかった時に《アセロラ》を打てるか、もう一つは《こだわりハチマキ》《喰いつくされた原野》そして《ククイ博士》を使ったフルパワーの「ライオットビート」

ヤマダは《エリカのおもてなし》でドローすると、ヤマダは納得のいくドローができたのか、一度頷いた。
《レスキュータンカ》で《リオル》《イワンコ》を戻すと、《ネストボール》《ポケモン通信》を使い、それらをベンチに置いた。
更に「とりひき」を2度使うと、きちんと《ユニットエネルギー闘悪妖》を引き込み、《ルカリオGX》に貼り、「クロスビートGX」を宣言。驚異の1200ダメージだ。 3-3

手前から引いたヤマダのサイドカードの中にはなんとサイド落ちしていた《ククイ博士》...!勝利の女神はヤマダに微笑むのか?フルパワーの「ライオットビート」までもう少しだ。

しかし、マトマトは次のターンに手札からこの流れを断ち切るカードをプレイする。
そう、《ジャッジマン》...。
序盤に《マーシャドー》で手札を荒らされた記憶が甦る。
このターンで、マトマトは勝つことはできない。全てはヤマダのドローにかかっているのだ。

《ジャッジマン》で引いた4枚から、《サンダーマウンテン◇》と《雷エネルギー》を出したマトマトは、「バチバチ」で《ルカリオGX》を倒す。 3-1

ヤマダは《ゾロアークGX》を前に出し、「とりひき」を使う。しかし、勝利の女神も《ジャッジマン》の前では無力。このターン、サイドを取りきることはできなかった。

マトマトは手札から《エレキパワー》を見せ、《こだわりハチマキ》のついた《ゼラオラGX》で《ゾロアークGX》を倒したのであった。

マトマト win

最後までどちらが勝つかわからない、激戦であった。とてもいい戦いを見せてくれた二人を讃えたい。


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ここまでポケカバレージを見ていただき、ありがとうございました。今回で「あまりにも絆杯」ポケカバレージは終わりです。

次回の更新は、優勝チームにインタビュー。フルメタルウォール環境を有終の美で納めたチームコイキング🐟のレシピを紹介します。

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