1990年10月7日のプロ野球(職業野球新聞)

職業野球新聞

1990.10.7/巨6-5中/巨人先発斎藤雅樹投手が2年連続20勝到達。中日宇野勝中堅手に27号本塁打を浴びる等 8回5失点と内容は今一つだったものの、四番原辰徳左翼手、中尾孝義捕手らの援護に助けられた格好。中日は左肩手術からの復活を目指す近藤真一投手が先発するも最終戦で敗戦し、今季中の復活白星は果たせず。

この試合では、中日宇野勝選手がスタメン「中堅手」として出場しています。

身体能力が高いことで知られる同選手ですが、守っていたのはもっぱら遊撃で、この1990年シーズンは立浪和義遊撃手の台頭もあって左翼手に回ることもしばしばありました。

しかしながらこの試合では中堅手としてスタメン出場。慣れないポジションでさぞ打撃にも悪影響が出たかと思いきや、3打数3安打2打点1四球と大暴れしました。

身体能力を活かせるポジションだけに、グラウンドを縦横無尽に走らせて活かすべく中堅へのコンバートを若い頃にしていたら、高いレベルでこなしていたかもしれませんね。


また、本編でも触れている通り、中日の先発は初登板初先発ノーヒットノーランを1987年に達成した近藤真一投手でした。

この試合では、そのノーヒッターを達成した巨人を相手に完投しています(敗戦投手にはなってしまいましたが)。近藤投手の完投はこれがプロ生活で最後となってしまいました(白星も以降は挙げることができず)。

現在では復活する確率が上がったとはいえ、やはり肩の故障からの復活というものは容易ならざるもののようです。


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