1990年11月9日のプロ野球2(職業野球新聞)

職業野球新聞

1990.11.9/日本ハム島田誠外野手とダイエー坂口千仙内野手のトレードが両球団から発表。今オフのダイエーはトレードを矢継ぎ早にまとめており、最下位に甘んじたチームの大改造を進めている。島田選手は14年間で通算1502安打351盗塁。坂口選手は内野を満遍なく守れる有用性を武器に出場増を狙いたい。

島田誠選手は1976年にドラフト外で日本ハムに入団。1年目から貴重な戦力として一軍帯同し、2年目となる1978年からはレギュラーに定着。

長打もある俊足好守のアベレージヒッターとして走攻守でチームを牽引し、1981年のリーグ優勝、1982年のリーグ後期優勝に貢献しました。

ベストナイン2回、ゴールデングラブ賞6回、通算1502安打、351盗塁という輝かしい成績を残しましたが、1988年には故障もあって成績も出場試合数も減少。1989年に復活の兆しもあったものの、この1990年オフにトレードの運びとなりました。

新天地ダイエーでも復活とはならず、翌1991年限りで引退することになります。


今回のトレードの交換相手である坂口千仙選手とは、九州産業大学の先輩後輩という間柄であり、共に互いを知る関係でした(島田選手の方が8学年先輩にあたります)。

坂口選手は1984年ドラフト6位でダイエーに入団。攻守に渡って期待された内野手で、1986年10月16日の一軍初打席では代打で安打を放ち、消化試合ではありながら台頭を感じさせました。

翌1987年には46試合に出場するも、打撃力で一軍の壁に阻まれ、一軍と二軍を行ったり来たりするシーズンが続きました。

1991年は開幕から一軍に帯同。キャリアハイとなる数字を残します。


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