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【支援事例Vol.1】"採用するべき人材"の壁打ちをしてくれた初めてのパートナー

【企業概要】
企業名:株式会社高橋岳三商店
業種:専門商社
従業員数:10名
ご利用サービス:キャリアコンサルティング面談・1on1代行・転職サイト・転職フェア
成果:約4カ月間で営業1名・総務1名の採用

2024年に創業70年を迎え、地域密着型の梱包資材・工業用副資材の商社として静岡県中部地域の製造業を支えてきた株式会社高橋岳三商店。チームフォワードが支援し、組織改善に取り組んできた高橋代表に、チームフォワードの支援で得られた成果や率直な感想を伺った。

社員の為に何かしたいと思っていた。でも、社員が何を喜んでくれるのかが分からなった

ーチームフォワードに依頼する前は、どのような課題をお持ちだったのでしょうか。

高橋:従業員に楽しく働いて欲しいという気持ちはずっと持っていました、当たり前かもしれないですけど。オフィスでの日常を見ているとメンバー同士仲良くやっているし、このままで良いのかな、と思うこともありましたが、言葉に出来ない“違和感”のようなものを感じることもあり、モヤモヤする日々が続いていました。何が課題なのかが見えない、という課題だったような気がします。

竹田:はい、当時、「知りたい」という言葉が何度も出てきたのを覚えています。

高橋:社長として出来ることを考えたかったんですよね。出来ることがあるならしてあげたいけど、どうして欲しいのかが分からないから動けなった。だから、何が社員のモチベーションになるのかを知りたかったんだと思います。

ーチームフォワードに依頼を決めたのは、なぜだったのでしょうか。

高橋:竹田さんから、社員へのキャリアコンサルティング面談の提案をして頂いたのがきっかけでした。やはり社内には話しにくいこともあると思います。「キャリアコンサルティング」というのは、何となく聞いたことがあるくらいでしたが、社員が外部の人に吐き出せることがあるなら本人にとってきっと良いことだと思いますし、竹田さんが全員の面談を通して感じた組織課題についてもフィードバックしてもらえるということだったので、「社員のモチベーションを知りたい」という私が気になっていたことにマッチするかな、と思いました。お試しで一回やってみるか、と。

竹田:確か、ご提案させて頂いてから導入決定までは数日程度だったと記憶しています。高橋代表の意思の強さを感じました。実施して頂いた感想はいかがでしたか?

高橋:そうですね、私の知らなかった部分が出てきたなと。最も記憶に残っているのは、残業に対する認識です。私は経営者なので、もちろん残業ありきではありませんが、常に利益優先でものごとを考えます。でも、社員は違ったんですよね。定時が原則で、残業はその名のとおり「時間外」労働。今になって考えると恥ずかしながら…ですが、当時は定時後に打合せをするようなこともありました。利益を大切にするのは当然ですし、必要があれば時間外の業務をお願いすることはあります。ただ、社員は時間ではなく「当たり前のように残業をさせられる」ことが嫌だったんだろうなと思いますね。当時も残業時間は月に10~15時間程度でしたから。

竹田:そうですね、その残業時間なら、世の中一般と比較しても決して多くないですね。

高橋:はい、もちろん私は経営者としてのミッションがある訳ですが、経営者視点に偏りすぎていたなと。「楽しく働いてもらいたい」と考えれば、社員視点も併せ持って判断をしたり、伝え方を考えるのが大切なんだと気づきましたね。

何が求められているのかはわかった、それなら、やると決めた

キャリアコンサルティング面談後、毎月各社員の方と月1回面談をする1on1のご依頼を頂き、定期的に社員の方にお話を伺い、組織改善の進捗や普段の社員の方の様子などについて高橋代表と面談をさせて頂く日々が半年ほど続きました

ーチームフォワードがご支援させて頂いたあと、何か変わったことはありますか?

高橋:大きなところでは、休日を増やしたことでしょうか。これまでは土曜日は月に何日か出勤日になっていましたが、改めて業務を見直し、残務処理などに使っていることが多いと分かったので、一部だけ残してほとんどお休みにしました。社員満足ももちろんですが、採用活動も積極的に行っていて、竹田さんから「年間休日120日以上」が採用に強い企業の特長だと聞いて、今年からは年間休日120日にしました。会社としては結構思い切ったことをしたのですが、社員からのリアクションが無くて寂しいですが(笑)

竹田:安心してください、私の耳にはちゃんと感謝の声が届いてます!(笑)
こういうことって、気恥ずかしさもあってなかなか直接お礼って言いにくいんですよね。年間休日数の件は私から提案させて頂いたものの、ご決断されるまでのスピードが速くて驚きました。「社員の為に出来ることはしてあげたい」ってこういうことだったんだなと。

高橋:経営者の想いを伝えるのはなかなか難しいものですが、どうして欲しいのかが分かっているなら、なるべく前向きに検討するようにしています。ほかに変えたこととしては、緊急時以外は定時後の打合せをやめたり、なるべく社員の執務スペースで同じ時間を過ごすようになりました。

竹田:はい、1on1を行う中でも「最近は社長が近くにいることが多いので相談しやすい」というお話が出ていました。「コミュニケーションは量より頻度が大切」と言われていて、一言、二言のやりとりでも頻繁に出来ると、大事な相談もしやすくなるんですよね。

チームフォワードは“採用するべき人材”の壁打ち相手になってくれる

ー休日などの制度を整え、いよいよ採用活動もスタートされました。チームフォワードと一緒に採用活動をしてよかったこと、記憶に残っていることはありますか?

高橋:一番は、社員や社風を分かった上でアドバイスをしてくれることでしょうか。これまで面談を通して組織のことを理解してくれているので、例えば採用するかどうか迷った時には、都度相談していました。「採用したい」という気持ちが強くなると、面接していても良いところばかり見えてしまうんですよね。能力やスキルも大事ですが、うちは社員どうしの仲が良く、困ったときは助け合うという雰囲気がありますので、やはりスタンドプレーをしてしまうような方だと困ります。

竹田:仰るとおり、私も貴社の採用においては、価値観が合うことが一番大事だと思います。私が社外の人間で、面接にも入っていないから、客観的にお伝えできるということはあるかもしれません。結局、営業と総務の方が1名ずつ採用になってるんですよね?

高橋:はい、二人とも既に入社してくれていますが、働きぶりを見ていると、いろいろ迷ったものの、一番良い形に落ち着いたんじゃないかという感じがします。まだ入社したばかりですので、これからの活躍に期待しています。

竹田:高橋代表の期待がひしひしと伝わってきます。お二人が順調にご活躍され、更なる拡大に向けた採用のお話を頂けるのを楽しみにしています。
本日は、貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。


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