「やっぱり20年選手は伊達じゃない」NEWS EXPOに参戦して沼落ちした話

備忘録です。


WEST.とNEWSを掛け持ちしている友人から誘われて、2023年10月9日のNEWS EXPO横浜アリーナ公演に参戦した。

私にとってはWEST.以外で初めての男性グループのコンサート。
私にとってNEWSというグループは、高校からの友人が手越担だった影響で「さくらガール」や「チャンカパーナ」「weeeek」などといった有名な曲は聞き覚えがあるレベルだった。(友人が毎回歌うのでMVのセリフパートで悲鳴を上げる、マイクを果実に見立てる、といったおなじみの流れも存在した)

そんな私のNEWSのイメージといえば、手越さん脱退後、歌の面でも人気でもとにかく増田さんの一強というイメージだった。
小山さんと加藤さんに関しては、シンメで長く一緒にやってきている、というのは知っていたものの、正直良い印象があったとは言い難かった。
ちょうどその時、私は訳あって「いろいろなコンサート、舞台に行って知見を広げたい!」と考えていて、友人の楽しそうに話す姿をみて「ぜひ」と参戦を決めた。

結果、めちゃくちゃ最高だったし号泣した。

やっぱり20年選手は伊達じゃない…とすごく感じたし、NEWSのイメージがガラッと変わった。
この感動を思い出せる限り、備忘録として書いていきたいと思う。

※主観強い
※鬼みたいに長い
※セトリバレバレ
※主観強すぎるし人によっては嫌かも


正直コンサートに参戦するまで小山さんと加藤さんに対し、歌の印象がなかった。
小山さんは高学歴で情報番組でのキャスターやコメンテーターのイメージがあったし、加藤さんは作家業で成功しているイメージがあり、自分の得意分野を各々の場で活かしている印象があったからだ。
もともと女性アイドルグループのファンであった私にとって「アイドル」、言わば「マルチタレント」である彼ら彼女は「全員が全員同じものを突き詰めるのではなく、ダンスやトーク、歌、ある程度のレベルはクリアしていても、各々の得意不得意があり、それが個性なのだからそれでいい」と思っていたし、特に20年続けてきて一定の固定客のいる彼らにとって各々の自分が活躍出来る場があり、かつ確立しているのはすごいと思っていた。
「歌」はその中でも増田さんがより活かせる場だと思っていたので、正直歌割も増田さん主体で、なんなら八割くらい増田さんなのでは?と勝手に思っていた。(ド失礼)

そんな考えでいたNEWS EXPO。
まずそんな考えが1曲目から覆された。

もともと「NEWSのコンサートは世界観がしっかりしている」という話は聞いていたので、ニュースキャスターが万博について語るオープニング映像はなるほどな〜と感心していた。
私たちはあくまでもNEWSの万博に訪れた来訪客なんだ、と思うとその世界観のひとつになれたようでとても嬉しく感じた。
かつ、「NEWS」というグループ名で情報番組(ニュース)から始まる演出も秀逸だなと感じていたら、1曲目の曲が流れ始める。
その時に生バンドでかつコーラスもいることに気づき、とても驚いた。
1曲目のエンターテインメントのAメロがはじまり、私は思った以上に歌割りが3人に振り分けられていて、かつ小山さんと加藤さんが思っていた以上に歌が上手いことに驚きと感動を隠せなかった。(FIRST 泣きポイント)
小山さんはまだ私がWEST.にもハマる前に、歌番組のコラボコーナーの意地悪な切り抜きをYouTubeで見たことがあって、その印象が強かったため心の中でめちゃくちゃに謝罪したし、加藤さんについてはいつもBメロなど比較的低いパートを振り分けられている印象があり、こんなにも高音が似合うだなんて聞いてないぞ!と思った。
恐らくとても努力したんだと思う。
人気も安定していて、固定ファンもいてそのままの彼らでも十分アイドルとしての輝きがあるのに、さらに高みを目指そうとしているように感じて涙が出た。

そこから怒涛のA Real ManからのKMK the boys rock you all!。
この2曲は事前にYouTubeでライブ映像をみていたが、生、というよりも”今”のパフォーマンスの方が良いと感じさせられるものだった。
また、この2曲の生バンドとコーラス、そしてダンサーが映える。
こんな楽曲を生歌で歌唱しているなんて凄すぎるし、気づけばホールでのオーケストラを聴いているような気持ちになっていたし、たぶんあの瞬間東京オペラシティコンサートホールにいた気がする。

と思ったらガラッと雰囲気が変わり、夜よ踊れが始まる。
30代の大人の魅力とダンスナンバーが映えていた。
こう思うと本当に三者三様で、色々あったグループだがこうやって三人が残ったのは必然だったようにも感じる。
(ハロオタ的にはセリフパート多め加藤さんがわかる〜!となる)
先程まであんなに「陽!」みたいな楽曲を見せつけられた後にこんな大人ナンバーを見せられて、気分はすでに少女漫画のヒーローのギャップにやられている主人公のように「なんなの〜!?」と頭に星が舞っていた。

そして、weeeek。
またさらにガラッと印象が変わり、NEWSの楽曲の幅に「もう分かったってば〜!」となる。
weeeekといえば中学校の給食の時間に放送委員の女子生徒によって敢行されたエンドレスweeeek放送に男子がキレていたのを思い出される。
ただ当時の楽曲の印象は「1週間の歌」というものしかなかったが、そんな私も20代後半。
大人になってこんなに刺さる曲だと思わなかった。
学生の頃はもっと1日1日が長くて大切だったのに、大人になれば本当に「日々生き抜いて、心は曇り僕達は過ぎ去っていく」まさに歌詞の通りだ。
このNEWS EXPOの後にみたメトロックでも、増田さん自身がこの曲について語っていたが本当に歳を重ねるごとに印象が変わる曲だと思う。
当時まだ10代〜20代だった彼らも今や「35歳を過ぎた頃」になっていて、「かっこいい大人になれてるの?」と歌っているのが本当に心にくるものがあり、「なれてるよ〜!!!!」と叫びそうになったし多分声に出てしまっていたと思う。
もうこの時点でまた泣いていた。(SECOND 泣きポイント)

その流れで「生きろ」が流れ始める。
この楽曲も事前にYouTubeでみていたが、現場の生のあまりの熱さに気づいたら涙がでていた。(𓏸回目泣きポイント)
必死になって歌う増田さんの姿に、本当に心打たれるものがあるし、なんだかとても説得力があった。
彼らはずっと一緒に活動しているが、その結びつきは偶然であったはずだ。
そんな彼らの歌う「仲間」の歌にこんなにも勇気づけられるなんて、本当に凄いと思う。

そして、そこから移動式のステージによる代表曲ターンが始まる。
きっとこれは20周年ならではの演出で、普段の彼らのコンサートではこういったものはないんだろうなと思うと珍しいものをみれた高揚感と、普段の彼らの描く世界観をみてみたい気持ちになった。
また、とてもシンプルなステージにも関わらず、満足度が非常にでかい。
それも素直にすごいと感じた。
個人的には思い入れのある「さくらガール」を生で見れたことがとても嬉しかったし、増田さんのおちゃめなとこも見れてとても良かった。
増田さん可愛い。

1曲1曲にこんなに心乱されてるなんて自分でも驚いた。
知らない曲ももちろんあったが、退屈な時間など一切なく、全ての時間がエモーショナルで彼らの軌跡や歴史を感じられる構成だっだと思う。

一人一人のソロは本当にさすがという感じで、特に加藤さんの人情心中は演出が2次元の世界からそのまま現れたかのようで、かつ加藤さんのロックな歌い方がとても決まっていてすごく良かった。
本当にセルフプロデュースが上手いんだと思う。
また、恐らく懐かしいユニットメドレーではテゴマスの青いベンチを増田さんのソロで聴けたのもすごく良かった。
まさか青いベンチを聴けるとは思っていなかったので、とても驚いたし、正直テゴマスはなかったことにされてるのでは…と思っていたので、ちゃんと増田さんの中にしっかりと手越さんの存在があるように感じてグッとくるものがあった。

また、MCがとても面白かったのも驚いた。
ここはやはり20年の経験がものをいうところなのかもしれない。
思った以上に加藤さんが末っ子気質のギャルで、小山さんが本当に知的でしっかりとしたコメントのできるギャルで、増田さんがとっても可愛いということが分かり、手を叩くように喜んでしまった。
増田さんの髪を切ったアピールにメロメロな小山さんがとても微笑ましくて、あっという間のMCだった。
あとここがとても可愛かった。


そこからラストスパートにかけて、新旧入り乱れる楽曲が続く。
個人的にはTick-Tockが楽曲的にもぶっ刺さったのだが、後でアニソンと聞きアニオタの血は抗えないと思った。(ずっと終わってからも「(ライティングが)青いやつがすごい」とロボットのように言っていたら、友人が調べてくれた)
トロッコパートでは、WEST.でいうところのパラパラパートのように「みんなも踊ってー!」と言われたのだが、振りが分からないなぁと思っていたら、トロッコの増田さんがめちゃくちゃちゃんとダンスをしてくれてのでなんとか踊りきることができた。
過去にトロッコがでてくるコンサートには何回か参戦したことがあるが、あんなにしっかりトロッコの上で踊るアーティストは初めて見た。

そして挨拶。
小山さんの「僕達は幸せです。こんな状況下の中で自分の口で皆さんに思いを伝えられる。この中には僕達以外のグループが好きな人もいると思います。そのグループもきっと皆さんにたくさんの想いを伝えたいと思う。その分まで僕達が伝える。(ニュアンス)」という挨拶は、正直「私信か?」と思えるくらい刺さるものがあり、本当にこれでもかというくらい涙が溢れたし、小山さんの人間性が本当に素晴らしいと思った。
なかなかあの場で他のグループのファンのことまで話せる人は居ないと思う。
思いつくのがすごいし、小山さんの言葉で本当に気持ちが軽くなったように思えた。
増田さんもしっかりと気持ちを伝えてくれていたが、その裏でザコシメガネを仕込む加藤さんに目がいってしまった。
前日のレポで、加藤さんがザコシメガネをかけてくる、ということは知っていたので「絶対に笑わないぞ」と思っていたがまさかマスクをつけてくるとは思わず、声を出して笑ってしまった。
小山さんの呆れ口調の優しいツッコミがなんだか面白く、本当に声が出た。
加藤さんも増田さんも小山さんも三人がみんなファンに対して、事務所に対して、事務所に所属しているアーティストに対して愛があるからこその挨拶なんだとすごく感じた。

その流れのU R not Aloneは本当に心にくるものがあり、何度も泣いてしまった。
Aメロの増田さんのパートは毎回増田さんもグッときてしまうと聞いて、私もグッときてしまう。
そして、U R not Aloneのロングオタクパートの声の揃いようにとても感動した。
恐らく何度かやっているのだろうと思うが、コロナ禍を経て、ようやく声出しできるコンサートが増えてきている中でのあの長尺パートは絶対オタクも練習してきたんじゃないかと思えるくらい揃っていて、当たり前だがこの場にいる人全員がNEWSが好きなんだと思うと涙がボロボロでたし、書いている今も思い出して泣いている。
そしてオタクめちゃくちゃ歌が上手い。
「あぁ、どうか力を貸してくれないか」という歌詞がオタクのロングパートのある曲にあるのが本当にエモーショナルで、声を出すことによって歌うことによってNEWSの力になるんだ!という気持ちにすらなり、気づけばわたしも分からないながらに声を出していた。
さしずめ合唱コンに歌詞うろ覚えで参加する生徒みたいなものだったと思う。

増田さんはグループ結成時は、決してセンターでも無ければ主人公でもなかったと思う。
よくあるキャラクター付けでいえば、4番目位の立ち位置にいる可愛いキャラだったと思うし、さくらガールのMVでは勝手にそうだと思っていた。
なのに、U R not Aloneでセンターで歌う増田さんは誰がどうみても主人公でありグループの顔だった。
決してなりたくてそうなった訳では無いだろうし、そうならざる負えなかったのだとは思う。
ただ、U R not Aloneの増田さんは誰よりもセンターであり、増田さんの今までの苦悩や努力を昇華させられているようなそんなパフォーマンスだった。

最後の劇伴は本当にエモーショナルでまたやっぱり泣いてしまった。
先程まで「主人公だ…」と思っていた増田さんから始まるソロパート、それに続く加藤さんと小山さんのパート。
それが1人グループの顔として色々な重圧であったりプレッシャーに耐えてきたでたろう増田さんに、加藤さんと小山さんがお互いに補い合いながら駆け寄っているように感じてとても良かった。
そして、駆け上がるようなソロパートが終わり、サビに差し掛かったとき、「主人公」という歌詞が入ったスクリーンがバックに入り、増田さんが主人公なのではなくNEWS3人が主人公なんだとすごく気付かされた。

当時のツイート

この劇伴は恐らくNEWS EXPOの最後を飾る曲だからこそここまでの感動と説得力を与えてくれるのだろうとすごく思った。

だけど、三人はあくまで「この物語の主人公に告ぐ」と歌っている。

NEWS EXPOに参加しながら、「この曲があった時はこうだった」「この曲は友達がカラオケで歌っていた」と私も自分自身を振り返りながら、自分にNEWSを重ねていた。
自分の今までがひとつのストーリーなのだとしたら、私も彼らのいう「主人公」なのかもしれない。
20年という長い時の中で、私も彼らも色々な経験を経て、今こうしてここに立っている。
そして彼らはまだ見ぬページの先にある笑顔に会いに行こうと言ってくれている。
それがこれからの”21周年”へのファンへの約束に感じて、この場にいるずっとNEWSと共に生きてきたTEAM NEWSがすごく羨ましくなった。
そして、NEWSにもらった愛をしっかりと返しているファンを本当にすごいと思った。

私はその後、友人に見せてもらった四部作+音楽の円盤でも泣き、メトロックでも引くくらい号泣し、FCに入った。
正直、まだ彼らのことはよく知らない部分が多いと思う。
ただ、彼らのこれからがとても楽しみで、彼らがこれからどういう世界を作っていくのかすごく興味がある。
このタイミングでNEWS EXPOに参戦出来てとても良かったし、きっかけをくれたWEST.の神山智洋くんにも感謝だ。
(最推しの神山くんが色んな舞台に行ってるのを知り、わたしも視野を広げたい!と思ったのが参戦のきっかけだった)

これからのNEWSがとても楽しみです!!!
長くて読みづらい文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。

今のNEWS、91年〜96年生まれの人みんな刺さると思う!!

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