0308 Mavic Miniが墜落したと聞いた話

みなさんはMavicMiniというdroneをご存知だろうか。
世界シェアNo.1企業のDJI社製の最新ドローンだ。
重さ199gという脅威の軽さで、今の厳しい日本の航空法の中でも比較的自由に飛ばすことが可能な機体だ。(もちろん飛行禁止区域はあるので法律は守りましょう)

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私がドローンを初めて操縦したのは2014年だった、新しいものに目がないのもあって、四六時中飛ばしていた、中学時代に福岡のゲーセンに入り浸った私はコントロールには謎の自信があった。
実際に撮影を仕事として請け負うこともあり、DJIの機体を何機も購入してきた。

他の機材の中でもドローンは圧倒的に壊れやすいし、事故りやすい。
それはもちろんこちらでコントロールできない外的要因(突風、電波障害、天候変化)やバッテリー管理やコントロールミスなどのヒューマンエラーもある。
だからこそ、無事に撮影し手元に機体が帰ってきた時の安堵の気持ちというのは他の機材には無い感覚だ。

それは次第に愛着となっていき、情がうつっていく、いやいや機械ですから!と思う人もいるかもしれないが、なんと言ったらいいのだろう、こちらの操作に従順に従い(そういうものだから同然だが)自分のカメラの映像をこちらに送り続け(そういうry)空を何百mも飛んだ後手元に戻ってくる。
なんて可愛いやつなんだろう。

高齢者の話し相手にAIを使ったロボットが製品化されているが、これはドローンが喋った日にはもう逆に飛ばせないのではないかと思うぐらいだ。

話が脱線してしまったが、それぐらいドローンは可愛いやつだ。
しかしその関係は長くは続かないドローンが墜落する時がくる。息の根を止めてしまうのだ。他でもなく自らの手で。

このショックたるや、、、、
さらに回収も不可能な場所の場合、撮影データも合わせて回収できなくなる。二重の辛さである。

あんなに元気に空を飛び回っていたのに、もうその姿はない。。。

今日お客さんから私が納品した、MavicMiniが谷川岳で雪庇に突っ込み息絶えたという一部始終を聞いたのでこんなことを書いている。
その担当の人も機材に愛がある方で最大限の努力をしたが救えなかったと伝えてくれた、おっさん二人して凹んだ。

MavicMiniは信じられないくらい高精度の設計により作られたまるで変形ロボのいでたちでありながら、映画で良く出てくる、ちょっと間抜けなAIのようなかわいらしさもある製品としては抜群のセンスと技術の塊だ。
そのMavicMiniさんは最後まで映像を送り続け、谷川岳の強風に争い続けて、最後雪の中で電池がなくなるその瞬間まで飛び立とうとプロペラを動かしていた。

それを思うと辛くなる、書いてて辛くなってきた。
大袈裟に書いているが、心境的にはほぼこんな感じだ。

だからこそ1フライト1フライトを集中し、安全を管理し、メンテナンスを欠かさず飛ばし続けなければいけない。
そして死んだ機体が撮ってきた映像は大切に保管し続けたい。

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